「イケメン戦国 THE STAGE」の初の試みである２つのエンディング、４月５日のゲネプロは幸福ルート、情熱ルートもハッピーエンドであったが、こちらはそのハッピーが異なる、という趣向。幸福の方は簡単にいってしまえば“穏やか”な印象。色に例えれば淡いピンク色なイメージであろうか。
物語は共通なのだが、要するに最後の起承転結の【結】が異なる、ということ。どっちのハッピーも【らしい】結末だ。
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ゲネプロ前に囲み会見があった。前日と比べると、少しリラックスしたムード。また秀吉役がWキャストとなっている。しかも通常、Wキャストならば衣裳デザインは同じなのだが、衣裳のデザインが異なるところは注目ポイントだ。策士・毛利元就役の原嶋元久は「幸福っていうのにぴったりな終わり方。違う話ですが、ハッピーエンドの種類が違う」とコメント。舞役の早乃香織は「第３作目が一番恋愛要素が強い」と言う。真田幸村役の荒一陽、急にふられて「アピールですか？……凄いちょっかい出される、信玄様と佐助に！」とコメント。武田信玄役の横山真史は「謙信と一緒に……今川と同世代なのでやりやすかった！親睦も深まっています」と語る。顕如役の鷹松宏一は「信長との試合が〜」と言った途端に他のキャストから「試合なんだ！！」と総ツッコミ。最後に織田信長役の小笠原健は「見ての通り、いいメンバーが揃いました。新しいメンバーもいて、みんなで力を合わせて！２時間、楽しかったと言ってもらえるのが生きる糧です。頑張りますので、応援宜しくお願いいたします！」と締めて会見は終了した。
＜あらすじ＞
「貴様が俺の、心を奪った」
京都への旅行中、『水崎舞』は雷に打たれる。
目を開けるとそこは、本能寺の変の真っ只中で……？
「貴様、天下人の女になる気はないか？」
織田信長の命を救ったことで、『幸運を運ぶ女』と気に入られてしまった舞は、
彼の傍に仕えることに……！？
突如始まった戦国ライフ――豊臣秀吉・徳川家康・伊達政宗・石田三成・明智光秀……
歴史に名を残す武将たちに囲まれて、舞は信長の城・安土城で暮らし始めた。
再びタイムスリップして現代に戻る日の自由を賭け、舞は信長と囲碁勝負をすることになる。
「俺が勝つごとに貴様の身体のどこかをひとつ奪う。触れようが口づけようが、自由にする……」
唯我独尊で邪魔する者には容赦のない信長に、舞は戸惑い、怖れを抱く。
戦を重ね、多くの人間の命を奪ってきた魔王の凍った瞳――
その奥底に秘められた信念とぬくもりに触れたとき、舞の胸に新たな感情が芽生えはじめる。
けれど、宿敵に囲まれた織田軍は戦火の中を突き進み……
かけがえのない人と出逢い、変わりゆく自分を受け入れる意思が未来を切り開く
――『幸福』な恋互いを思う気持ちが奇跡を起こし、戦国時代と現代、五百年の時と運命を乗り越える
――『情熱』の恋
この春、二つの恋の結末が、花開く……
【公演データ】
イケメン戦国 THE STAGE〜織田信長編〜
日程：2018年4月5日（木）～4月9日（月）
会場：シアター1010
原作：CYBIRD「イケメン戦国◆時をかける恋」
原作イラスト：山田シロ
脚本・演出：宮城陽亮
出演：小笠原健、橘龍丸、橋本全一、横山真史、荒一陽、天野眞隆、杉山真宏、早乃香織、星元裕月、竹石悟朗、緑川睦、滝川広大、鷹松宏一、早乙女じょうじ、原嶋元久、米原幸佑 他
主題歌：藤田麻衣子「きっと感じてた」
企画・制作：レジェンドステージ
主催：イケメン戦国 THE STAGE 製作委員会
http://legendstage.jp/ikemen-sengoku/
©CYBIRD/イケメン戦国THE STAGE 製作委員会
©CYBIRD
文：Hiromi Koh
