天女に心を奪われた漁師、この美しいお伽噺は多くの人を魅了してきました。
クラシック音楽もまたこの能に心を奪われ、寄り添い、共に舞う・・・
王子ホールから観世能楽堂に場を移し、武田宗典、篠崎史紀、森谷真理が今まで見たこともない『羽衣』の第2弾が、銀座の夜に飛翔します。公演は12月1日 18:30開演!
一流のクリエイターが集結し、創造した「はごろも」~銀座の飛翔 、クラシック音楽と能を融合させるという試み、好評であった2019年の初演を受けて2020年、再演することになった。演出は田尾下哲から田丸一宏にバトンタッチ、出演は武田宗典(能楽師シテ方観世流) 篠崎史紀(ヴァイオリン) 森谷真理(ソプラノ)。初演はクラシックファンなら馴染みのある王子ホールであったが、今回は観世能楽堂。能のホームグランドであるが、ここでクラシック音楽、能。初演とはまた違った趣、楽しみである。
能は言わずと知れた古典芸能であるが、近年、様々なチャレンジが行われており、例えば、人間国宝・能楽師の梅若玄祥が世界最古の劇場「エピダウロス古代円形劇場(世界遺産)」でギリシャ神話を題材にした叙事詩「オデュッセイア」より第11歌「ネキア」をアレンジした新作能「冥府行」を上演。2015年7月には国立能楽堂でも上演されている。また、今年に入って人気アニメ作品「攻殻機動隊」が能にアレンジされて上演、しかも最新テクノロジーVR技術を駆使した作品になっていた。つまり、能自体がそれだけ懐が深い、という証拠でもある。
演目自体はよく知られているが、クラシック音楽との融合によって全く新しい能、「はごろも」になる。まずはこの目で!
<関連記事:初演レポ(2019年7月)>
https://theatertainment.jp/japanese-play/35067/
<公演概要>
【東京】「はごろも」~銀座の飛翔~王子ホール×観世宗家監修
日程:2020年12月1日(日) 18:30~
会場:観世能楽堂 東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階
[出演]シテ(天人):武田宗典/ワキ(漁師白龍) 森常好
地謡:岡久広・山階彌右衛門・浅見重好・松木千俊・角幸二郎・木月宣行・武田文志・坂井音晴
後見:武田宗和・観世芳伸
笛:杉信太朗/小鼓:田邉恭資/大鼓:亀井広忠/太鼓:小寺真佐人
ヴァイオリン:篠崎史紀/ソプラノ: 森谷真理
[演出]田丸一宏
[監修]家田淳
[作曲]加藤昌則
[料金]5000円
※出演陣アフタートークあり
※有料ライブ配信も実施予定、詳細情報参照要
【主催】東京アート&ライブシティ構想実行委員会/文化庁/芸団協
[お問い合わせ]東京アート&ライブシティ構想実行委員会事務局(担当:山岸)
TEL: 芸団協内03-5909-3060(平日10時〜18時)
東京アート&ライブシティ公式HP:https://www.artandlive.net/
公演内容URL:https://www.artandlive.net/projects/hagoromo-2020
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