劇団ホチキス第43回本公演『月野木グラビティ』2021年6月4日~6月13日吉祥寺シアターにて上演。

米山和仁率いる劇団ホチキス、 2021年6月に、43回目となる劇団本公演「月野木グラビティ」を上演。 脚本演出を手がけるのは、 劇団代表であり、 劇団本公演の全ての脚本演出を手がける米山和仁。 この公演のために書き下ろした新作。

主演に、 舞台『刀剣乱舞』やミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計篇 等に出演、 最近では、 SOLO Performance ENGEKI『HAPPY END』において一人芝居に挑むなど、 今最も注目を集める俳優の一人、 梅津瑞樹が演じ、他に、 前作の劇団本公演「銭に向け叫ぶ2020」にも出演した、 折井あゆみをゲストに迎え、 小玉久仁子、 山崎雅志などの劇団メンバーと熱い演技バトルを繰り広げます。

【COMMENT】
[月野木仁役:梅津瑞樹より]
この度、 お邪魔させていただく梅津瑞樹と申します。
老舗劇団であるホチキスさんに参加させていただく以上、 同じく劇団出の身としては色々と盗ませていただこうと舌なめずりしております。
劇団というものは、 やはりそれぞれ空気感が違く、 また独自に発達した暗黙のメソッドだったりがあったりして、 渡り歩く度にそれを発見するのが実はウメツの密かな楽しみだったりします笑
兎にも角にも、 今作を楽しんでいただくその一助となるため頑張ります。

[月野木嗣夫役:山崎雅志より]
因縁浅からぬ家族、 ましてや親子ともなればそれはもう「面白いの宝庫」じゃないかと思う。 かつて自身は上の存在として親を見てきたが、 それもいまや気付けば逆転してしまいつつある。 然るべくして地元の友人や知り合いなどは、 父親であることの方が多くなっているので、 父親目線で物事を語ることに出会う機会がことの外増えた。
先日、 印象的だったのは暫くぶりに会う事になった知人が子供の事について「苦労はあるけど可愛くてねぇ。 」としみじみ語っていたことだ。 素晴らしい言葉を聴いたと思った。
そして知れば父親役とのこと。
人柄を深く知れば知るほど面白い親と子。
これはもう息子と向き合うしかないだろう。
勿論ホチキス流で。 沢山の感謝と共に劇場でお待ちしています。

[脚本・演出:米山和仁より]
私の父は、 私が10歳の時に他界した。 生前も海外を飛び回っていたため、 父と会話をした記憶があまりない。 今私には、 3歳になる息子がいる。 日々すくすくと成長する我が子を見ながら、 父は何を思っていたのだろうとよく想う。 そんなこんなをぶつけてみようと思った。 かなりのフィクションを交えて。

【あらすじ】
月野木仁(つきのきひとし)は、 若くして事業を立ち上げる起業家であったが、 友人の裏切りで失墜。 多額の借金を抱える事に。 若くして家を飛び出した仁は久しぶりに実家に戻ることに。 実家は「月野木グラビティ」という名の小さな町工場。 気泡緩衝材(いわゆるプチプチ)を作っている。 実は仁は、 実家の仕事をからめた事業を立ち上げ、 銀行から融資をうけ、 己の難局を乗り切ろうと企んでいた。 しかし、 父 月野木嗣夫(つぐお)は聞く耳をもたない、 逆に仁に意外な提案をする…。

【劇団ホチキスとは】
1997年、 愛知県立芸術大学の学生だった米山和仁を中心に旗揚げ。 老若男女が安心して楽しむ事ができるエンターテインメントをめざし、 軽妙で痛快、 観終わった後、 心に温かな余韻が残る作品づくりを目指す。

全本公演の脚本演出を務める米山は近年、 外部プロデュース公演の脚本・演出を多数こなす。 現代劇、 時代劇、 ミュージカル、 アニメ・漫画原作の舞台化など、 さまざまなジャンルを手がける。 特にオリジナル作品を積極的に執筆している。 また、 2020年テレビドラマ「ハンサムセンキョ」で監督デビューも果たす。

【出演】
梅津 瑞樹

小玉久仁子
齋藤陽介
折井あゆみ
山本洋輔
絵理子
内村理沙

山崎雅志

ほか

【脚本・演出】
米山和仁

【タイムテーブル】
6月4日(金)19:00公演
6月5日(土)13:00公演/18:00公演
6月6日(日) 13:00公演/18:00公演
6月7日(月) 19:00公演
6月8日(火)休演日
6月9日(水) 19:00公演
6月10日(木)19:00公演
6月11日(金)14:00公演/19:00公演
6月12日(土)13:00公演/18:00公演
6月13日(日)12:00公演/16:00公演

【チケット料金】
スーパープレミアム:10,000円(税込)
※最前列含む前列エリア・非売品特典付(会場にてお渡し)
一般:6,500円(税込)