音楽朗読劇「ジキル VS ハイド」

 世界的に有名な小説『ジキル博士とハイド氏(原題:The Strange Case of Dr. Jekyll and Mr. Hyde)』、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの代表的な小説、1885年に執筆され、翌年に出版された。二重人格が題材、舞台は19世紀のロンドン。学識・人格ともにすぐれ,人々の尊敬を集めているジキル博士が,自分の発見した薬を飲んで極悪残忍なハイド氏に一変するという,一人の人間の中に宿る善と悪の争いを寓話化した物語。「絶対的な善」と「相対的な悪」、人間の「心」は何が表で、何が裏なのか?我々が信じる「善悪」は、誰が決めたものなのか?そんなことを問いかける哲学的な内容も含む。なお、ハイド(hyde)という名前は、隠れる(hide)に掛けたものである。

 この作品、通称は『ジキルとハイド』、映画、ラジオドラマ、テレビドラマ、ミュージカル、ゲームと多展開されているが、これを初の音楽朗読劇として上演。本舞台での脚本・演出には「金閣寺 (オペラ)」、「三銃士(ミュージカル)」、「ダンガンロンパ THE STAGE 2016(2.5次元)」などを手掛け、オールジャンルでのプロダクションに定評がある田尾下哲、音楽には「ダンガンロンパ(ゲーム・アニメ・舞台、全シリーズ)」、「夢王国と眠れる100人の王子様(ソーシャルゲーム)」など、ゲーム音楽家として数々 のヒット作を次々と世に送り出している高田雅史。

 この音楽朗読劇、声優・俳優陣が豪華、しかも日替わり。20日は『アイドリッシュセブン』『サンリオ男子』等で活躍中の声優、江口拓也、『アイドルマスター SideM』『ヒナまつり』等で人気の中島ヨシキ、アニソン・ ヴォーカル・アイドルユニット「i☆Ris」(アイリス)のメンバーとしても活動中の久保田未夢。21日は舞台「おそ松さん~SIX MEN‘S SHOW TIME2』出演等で話題の俳優、柏木佑介、 『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』出演等で人気の上田堪大、 舞台『ダンガンロンパTHE STAGE』、『アクションヒロインチアフルーツ』等での好演も評価の高い石田晴香。23日にはアニメ『サクラダリセット』、 『境界のRINNE』で主役を務める等注目の声優、石川界人、『学園ベビーシッターズ』『MAJOR 2nd』等で人気を集める 西山宏太朗、『アイドルタイムプリパラ』『終末のイゼッタ』等で活躍している茜屋日海夏が出演する。

 “朗読劇”の新たなる扉をこじ開ける音楽朗読劇、これは期待せずにいられない。

 

 

 

 

 

 

 

【公演データ】

音楽朗読劇「ジキル VS ハイド」

期間:2018年3月20日(火)~24日(土)
会場:東京・ TOKYO FMホール

原作:ロバート・ルイス・スティーヴンソン
演出・脚本:田尾下哲
音楽:高田雅史

 

出演:

3月20日(火)18:30開演回:江口拓也、中島ヨシキ、久保田未夢
3月21日(水・祝)17:00開演回:柏木佑介、上田 堪大、石田晴香
3月23日(金)19:00開演回:石川界人西山宏太朗、茜屋日海夏

※追加出演者などの公演詳細は、後日公式サイトにて発表。

http://musica-reading.jp/