トニー賞受賞作家によるオフ・ブロードウェイのヒット作『Heisenberg(ハイゼンベルク』小山ゆうな、古川貴義のダブル演出、キービジュ&PV 公開

トニー賞受賞作家によるオフ・ブロードウェイのヒット作を小山ゆうな、古川貴義のダブル演出で日本初上演!「他者との関係性の揺らぎ」を2組の演出家とキャストが描き出す。
その人は誰なのか、揺れ動く関係性の中で、人は人をどう信じるのか

『夜中に犬に起こった奇妙な事件』でトニー賞演劇作品賞を受賞した、脚本家サイモン・スティーヴンスによる2人芝居を日本初上演する。
『Heisenberg』というタイトルが示すように、ドイツの物理学者であるヴェルナー・カール・ハイゼンベルクの「不確定性原理」を下敷きにしたこの作品は、「二つの離れた粒子の運動量や相関関係を正確に測り決定する事は出来ない」という意味を男女の関係性に置き換えて語っている。
こう書くと何やら難しい話に聞こえるが、本公演では、ウィットに富んだコメディタッチの会話の中から「互いの関係性が常に揺れ動き変化するさま」をじんわりと炙り出す。

本公演のみどころは、演出家・キャストが2組に分かれ上演するという点だ。
まず2人の演出家。1人目は、読売演劇大賞優秀演出家賞など数々の受賞経験を持つ小山ゆうな。2人目は、箱庭円舞曲・代表を務め劇団外でも演出や脚本提供など幅広く活動している古川貴義だ。
そして、肉屋の店主である70代の男性・アレックスを演じるのは、菊田一夫演劇賞受賞し多数の名作に出演し続けている上條恒彦(小山ゆうな演出チーム)と、穂の国とよはし芸術劇場PLAT芸術文化アドバイザーを務め、演劇・映画界で数々の受賞経験を持つ平田満(古川貴義演出チーム)。
風変わりな40代の女性・ジョージーを演じるのは、舞台だけでなく映画やCM、モデルなど多彩な場で活躍するりょう(小山ゆうな演出チーム)と、第54回毎日映画コンクール女優助演賞を受賞し多くの作品で存在感を示す小島聖(古川貴義演出チーム)。
2組の演出家・キャストが「互いの関係性が常に揺れ動き変化するさま」をそれぞれどう描いていくのか、期待が高まる。

ストレートプレイを取り上げる「Dialogue in Theaterシリーズ」第2弾。
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別バージョンも後日公開予定!

確かなことは不確かいうことだけ
横長のベンチ、その端と端に座る男女。
軽い挨拶から会話は始まり、天気や食事、町、家族…の話へと取り留めもなかった日常の話は少しずつ深くなっていく。いつしか少しずつ二人の間にあった物理的な距離が縮まり、やがて二人は手を繋ぐ。
他人の距離から他人ではない距離の仲になった二人の間には、果たして確固たる変化や確信があったのだろうか。あったとしたら、それは何なのか。

[あらすじ]
多くの人が行き交うロンドンのセント・パンクラス駅で、ニュージャージー州出身の40代女性・ジョージーは、肉屋を営む70代の男性・アレックスの首の後ろに突然キスをする。突飛な行動を謝るジョージーに対し、アレックスは「気にしてないから」と彼女との会話を終わらせようとするが、ジョージーはまくし立てるように身の上話や恋愛遍歴を語りだす。アレックスは相槌を打ちながら、風変りな彼女の話に耳を傾けた。
その出会いから5日後、アレックスの肉屋にジョージーが訪ねてきた。積極的なジョージーに気後れするアレックスだったが、だんだんと彼女との会話を楽しむようになっていく。数回のデートを重ねたのち、2人は一夜を共にする。その翌朝、ジョージーはアレックスに近付いた本当の目的を告白し――。

CAST
りょう:ジョージー役
1973年生まれ。10代からモデルとして数々の雑誌やファッションショーで活躍。96年ドラマ「ロングバケーション」で女優デビュー。近年の主な出演作品に舞台:「髑髏城の七人season花」(17年)、「偽義経冥界歌」(19~20年)、「両国花錦闘士」(20〜21年)ドラマ:「部長風花凛子の恋」(18年)、「わたし旦那をシェアしてた」(19年)、「黒蜥蜴」(19年)、「DIVER-特殊潜入班-」(20年)、「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」(22年)など。

小島聖(こじま ひじり):ジョージー役
東京都出身。1989年、NHK大河ドラマ『春日局』でデビュー。1999年、映画『あつもの』で第54回毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。近年、コンスタントに映像作品に出演する一方、舞台女優としての評価も高く、話題の演出家の舞台に多数出演し、新たな魅力を発揮している。主な出演作として、ドラマ『ファーストクラス』『FOLLOWERS』、映画『シーサイド・モーテル』、『続・深夜食堂』、舞台『GS近松商店』、『海の風景』、『DISGRACED-恥辱-』、『この熱き私の激情』、『誤解』『往転』『もしも命が描けたら』などがある。

上條恒彦(かみじょう つねひこ):アレックス役
1940年3月7日、長野県朝日村生まれ。高校卒業後、さまざまな職業を転々とした後の69年にNHK歌番組「ステージ101」で歌手デビュー。71年には「出発の歌」で第2回世界歌謡祭グランプリ受賞。00年、菊田一夫演劇賞受賞。主な作品に舞台「ラ・マンチャの男」「マイ・フェア・レディ」「屋根の上のバイオリン弾き」、ドラマ「3年B組金八先生」などがある。

平田満(ひらた みつる):アレックス役
早稲田大学在学中に「つかこうへい事務所」旗揚げに参加。83年、映画『蒲田行進曲』で第6回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を始め、多数の映画賞を受賞。01年に「ART」「こんにちは、母さん」で第9回読売演劇大賞最優秀男優賞、14年に「失望のむこうがわ」「海をゆく者~TheSeafarer~」第49回紀伊國屋演劇賞個人賞、20年「THENETHER」で第27回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。06年に企画プロデュース共同体「アル☆カンパニー」を立ち上げ、精力的に活動中。最近の主な出演作に、<映画>「大河への道」(5月20日公開)、<テレビ>「リコカツ」(TBS)、「青天を衝け」(NHK)等がある。

概要
conSept Dialogue in Theater #2
『Heisenberg(ハイゼンベルク)』
日程・会場:2022年7月29日(金)~8月14日(日) 中野 ザ・ポケット
脚本:サイモン・スティーヴンス
翻訳:小田島創志
演出:小山ゆうな(雷ストレンジャーズ)、古川貴義(箱庭円舞曲)
協力:アルファエージェンシー、ケイセブン中村屋、研音、N・F・B
宣伝:小沢悠未、川辺陽向香
宣伝協力:吉田プロモーション
制作:横田梓水、田中理恵
票券:田中理恵
プロデューサー:宋元燮
企画・製作・主催:conSept
公式HP: https://www.consept-s.com/heisenberg/
ハッシュタグ: #舞台ハイゼン
問合せ:info@consept-s.com
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