特別バージョン! 丸美屋食品ミュージカル『アニー』4月24日2公演に!トゥモロー♪ 明日は晴れる!

“明日は幸せ” “夢を諦めない” 今年で36年目、日本で180万人を魅了してきたミュージカル『アニー』、緊急事態宣言を受けて4月24日限りの公演、2チーム、各1回ずつ。

昨年、新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言を受けて、全公演が中止となったミュージカル『アニー』東京公演、今回の公演はシーンを厳選し、内容を凝縮してクオリティと感染症対策を両立させた90分(休憩なし)の特別バージョンで!!2019年秋に実施されたオーディションで選ばれた個性と実力を兼ね備えた2人、荒井美虹(あらいみく)&德山しずく(とくやましずく)が演じ、合わせてオーディションで選ばれた生き生きとした魅力にあふれる孤児役・ダンスキッズ役の子供たちとともに一年越しに夢を叶える!出演者の多くは昨年と同じメンバーで、前回中止となった分、さらなる気合いで臨む、

2017年に『ローマの休日』『ラ・カージュ・オ・フォール』『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』『ヘアスプレー』などミュージカルやストレートプレイとジャンルを超えて幅広く活躍する山田和也が引き続き演出。
今年のアニーは2019年秋に実施されたオーディションで選ばれた荒井美虹(あらいみく)&德山しずく(とくやましずく)が演じ、合わせてオーディションで選ばれた生き生きとした魅力にあふれる孤児役・ダンスキッズ役の子供たちとともに一年越しに夢を叶える。

そして、大人キャストには、2017年公演よりウォーバックス役を務める藤本隆宏に加えて、ハニガン役にはマルシア、グレース役には劇団四季出身の笠松はると、ルースター役には男劇団 青山表参道Xのリーダー、栗山航、リリー役には河西智美と、実力をメンバーが出演。
なお、笠松はる、栗山航、河西智美は『アニー』初出演!

幾つかのエピソードを省略しているが、それでも根本は変わらない。むしろ、展開が早くなり、アップテンポで進んでいく。オーバーチュアーが響けば、それだけでミュージカル『アニー』の世界に。名曲揃いで、楽曲を聞いているだけでも飽きない。また、例年そうだが、オーデションで選ばれたアニー役をはじめ、子供達の芝居、ダンススキルは高く、また、子供らしさ、懸命さが、単純であるが、心に響く。新しいロケットをプレゼントされても古びたペンダントを大切にしているアニーの心情や今まで金持ちになることを目標に邁進してきたウォーバックス、お金では買えないかけがえのないものを見出す瞬間などは何度見ても感動。ヒール役のハニガン、ルースター、リリー、ハニガンの暴れっぷりはマルシアがものすごい形相で!あまりの迫力に思わず笑いが。ルースター、リリーの小者感、せこさ、ここもお笑いポイント。

2017年からの藤本隆宏の髪の毛ふさふさのウォーバックス、背格好が”THE 金持ち”の雰囲気UP。笠松はるの歌声、ショーストッパーな瞬間。セット、ウォーバックスの屋敷がモダンアートでお洒落。ゴールドとブラックを基調にした色使い、金持ちにありがちなものではなく、屋敷の主人の品の良さを感じる。

衣裳や髪型、街の人々、夜のNYの街を歩く人々の中に孤児役の子供達が親に連れられて歩く普通の子供達も演じているシーン、この孤児たちの親がいたなら、本当は…と勝手に想像してしまう。また、ルーズベルト大統領、通常パターンでも登場し、重要な部分を担うが、この特別バージョンでは、より、リリーフ投手のような登場で、粋な印象。
もう、わかりきっている物語、楽曲も全く飽きない、いや、飽きないどころかいつも新しい発見がある。演出の手腕にプラス作品の力、アメリカの超長寿コミックが原作だが、いわゆる2.5次元、その枠を軽々と超える。日本の観客はコミックのファンではなく、シンプルにここにいるアニーのファン。どこまでも続いて欲しいと思う作品である。なお、緊急事態宣言が25日から発令、東京公演は24日のみと発表された。夏の全国ツアーは無事に開催されることを祈りたい。

アニー役:荒井美虹
昨年、公演中止が決まった時はがっかりしましたが、「来年はできるのでは!?」と期待がありました。私が出演する“チーム・バケツ”は明るく、おもしろいチームです。暗い世の中ですが、お客様にはミュージカル『アニー』を観て明るく、元気になってもらいたいです。

アニー役:德山しずく
ドキドキしている反面、公演がとても楽しみです。私が出演している“チーム・モップ”は、負けず嫌いで、努力家なチームです。昨年の分まで前向きに、一生懸命お稽古を頑張ってきました。ミュージカル『アニー』は観ていて楽しくなる舞台です。

ウォーバックス役:藤本隆宏
昨年は、あと数シーンの稽古を残して公演中止の決定。残念な気持ちでいっぱいでしたが、舞台に立てなかったことでわかる「学び」もたくさんありました。そんな思いを込めて、昨年の分まで、精一杯演じてまいります。演出も内容も特別バージョンですが、ミュージカル『アニー』の持っている力は変わりません、ご観劇の皆様と共に、たくさんの夢や希望を共感できるステージになるよう全力で頑張ります。今年しか観ることのできないアニーを是非お楽しみください。

ハニガン役:マルシア
2021年のミュージカル『アニー』はきっと特別な『アニー』になることでしょう。ステージからの私達の思い、そして、意客様の思い、今の時代だからこそ更に響くメッセージがあるに違いないです。アニーの前向きな生き方からも得るものがきっときっとあなたへ…
そしてハニガンは更に暴れるでしょう!宜しくお願い致します!楽しんでね。

グレース役・笠松はる
歴史あるこの作品に参加でき大変光栄です。
お稽古は感染症対策を徹底し、幕を開けたい一心で皆でがんばってきました。
『アニー』という作品には、コロナ禍で不安を抱える今の我々に、より響くメッセージがあると感じます。昨年の公演中止を乗り越えた子供達のパワーと共に、今こそ「明日を生きる希望」をお客様に感じていただけますよう、私も丁寧にグレース役を努めたいと思います。

ルースター役:栗山航
トゥモロー♪トゥモロー♪と気持ちよく、透き通ったアニーの歌声が響き渡る稽古場。それは1年前の稽古でした。それから公演中止が決定し、皆で悔しい時間を過ごしました。そして今年、万全の体制で挑みます!キャストもスタッフも例年より少ないです。しかし、シーンを厳選し、内容を凝縮した特別バージョンということも忘れてしまうくらい、パワフルに、華やかに、賑やかに!!2年分の『アニー』をぶつけていきます!!

リリー役:河西智美
初日を迎えることが当たり前ではないんだ。と痛感したこの1年でしたが、今日という日を無事にカンパニーの皆さんと迎えられたことが何より嬉しいです!Annieで頭がいっぱいの毎日がとても楽しくて幸せで、ずーっと終わって欲しくないですが、やっとお客様にお届けできるんだ!と思うとさらにわくわくしています!今までとは何もかもが違う毎日ですが、明日への希望を持ち続けるAnnieのパワーとエネルギーをたくさん感じて頂けたら幸いです。


ANNIE(C)NTV

<2019年12月製作発表会レポ記事>
https://theatertainment.jp/25dimensional/45191/

<公演概要>
公演名:丸美屋食品ミュージカル「アニー」
公演日程
2021年4月24日@新国立劇場 中劇場     全国公演日程は公式HPを参照。
スタッフ
演出:山田和也
出演
荒井美虹(あらい みく)、德山しずく(とくやま しずく) 、藤本隆宏、マルシア、笠松はる、栗山航、河西智美
主催:日本テレビ
公式HP:https://www.ntv.co.jp/annie/

<ストーリー>
舞台は1933年、世界大恐慌直後の真冬のNY。
街は仕事も住む場所もない人であふれ、誰もが希望を失っていました。
そんな中、どんな時も夢と希望を忘れないひとりの少女がいました。
11歳の赤毛の女の子、アニーです。
11年前に孤児院の前に捨てられていたアニーは、いつか本当の両親が迎えに来ると信じて暮らしています。
ある日、なかなか迎えに来ない両親を自分から探しに行こうと、院長のミス・ハニガンに見つからないよう、こっそり孤児院を脱け出しますが、すぐに警官に捕まって連れ戻されてしまいます。
ふとしたきっかけで、大富豪オリバー・ウォーバックスの秘書グレースと出会ったアニーは、ウォーバックスの自宅で休暇を過ごすことになります。
前向きなアニーに魅かれたウォーバックスは、養女にしたいと考えますが、彼女は本当の両親のことが忘れられません。
けなげなアニーの気持ちに心打たれたウォーバックスは、懸賞金をかけてアニーの両親を探そうとするのですが、お金を目当てに大勢の人々が自分こそアニーの親だと名乗りをあげ、なかにはルースターとリリーという悪巧みをしている人物もいて・・・。
はたして、アニーは本当の両親を探し出すことができるのでしょうか?