脚本 ラサール石井・演出 流山児祥 江戸糸あやつり人形結城座『瞼の母』上演決定

不朽の名作である長谷川伸原作 「瞼の母」令和版 大エンターテイメント人形芝居演出には人間味あふれるエンターテイメントな舞台創作で定評のある流山児祥を迎え、脚本にはコメディアン・俳優・タレントなど多才に活躍するラサール石井が担う。

あらすじ
幼いころに母親と生き別れた、 番場の忠太郎という渡世のやくざ者。 江戸まで来て、 柳橋の料亭で女将をしている女性が自分の母親だと知る。 しかし浮世の義理から女性は母親だと認めようとしない。 失意のうちに忠太郎は料亭を去る。 目を閉じれば優しい母親の姿が浮かぶ…。

公益財団法人江戸糸あやつり人形結城座とは
結城座は江戸時代の寛永12年(1635年)に初代結城孫三郎が旗揚げいたしました。
それから380年を超える長い年月を経て、 現在 『国記録選択無形民俗文化財』『東京都の無形文化財』に指定されている、 日本唯一の伝統的な「江戸糸あやつり人形」の劇団です。
江戸幕府公認の五座の中では、 歌舞伎三座(市村座、 中村座、 河原崎座)は座元名のみの継承となり、 残る薩摩座も姿を消してしまい、 現在<座>として存続するのは結城座のみとなりました。
1993年5月に十代目結城孫三郎(結城雪斎)の次男・三代目両川船遊が十二代目結城孫三郎を襲名し、 二つ名前で活動を続けて参りましたが、 2021年6月、 結城孫三郎の名跡を長男の結城数馬に譲り、 十三代目結城孫三郎が誕生いたしました。 自身は両川船遊の一つ名前に戻り、 活動を続けています。
結城座の主な活動としては、 歴史ある「古典公演」の他に、 書き下ろしや翻訳による「新作公演」があり、 新作の中では、 役者と人形が同じ劇空間で競演したり、 人形遣いが人形を使う一方で生身で役を演じたり、 また劇中に「古典」の手法や、 これも江戸時代から伝わる「江戸写し絵」(ガラスの板に絵を描き投射する)等を挿入するなど、 常に結城座独特の舞台空間を創造し続けています。

概要
公益財団法人江戸糸あやつり人形結城座『瞼の母』
日程・会場:2022年9月29日 (木) ~2022年10月5日 (水)  ザムザ阿佐ヶ谷
出演者
十三代目結城孫三郎
結城育子
湯本アキ
小貫泰明
大浦恵実
中村つぐみ
佐次えりな
三代目両川船遊
伊藤弘子(流山児★事務所)

スタッフ
脚本:ラサール石井
演出:流山児祥
音楽:朝比奈尚行
舞台美術:池田ともゆき
音響:島猛
照明:奥田賢太
映像:濱島将裕
舞台監督:大山慎一
擬闘:栗原直樹
演出助手:畝部七歩
宣伝美術:小田善久

企画・制作・主催:
公益財団法人江戸糸あやつり人形結城座(国記録選択無形民族文化財/東京都無形文化財)
助成:
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)/独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛:COFFEE HALL くぐつ草/未来工業株式会社
協力:株式会社コクテール堂/株式会社シモジマ/流山児★事務所/ザムザ阿佐谷/スターロード商店街
公式HP:http://youkiza.jp/archives/8601
Twitter(@youkizaJAPAN)https://twitter.com/youkizaJAPAN