創立80年 劇団文化座が不朽の名作に挑む『若草物語~小さな貴婦人たち~』上演

創立80年の文化座が、 あの『若草物語』に挑む!
17日、佐々木愛・西川信廣(演出)、18日、深沢樹 原田琴音 神崎七重 市川千紘(四姉妹)によるアフタートークも開催

劇団文化座公演161『若草物語~小さな貴婦人たち~』が2022年10月14日~2022年10月23日に東京芸術劇場シアターウエストにて上演。

劇団文化座代表 佐々木愛より
優れた作品は、 創造されてから長い年月を経てもなお、 私たちの脳裏に焼きつき、 思い出す度に私たちの胸を暖めてくれます。 「文化座が若草物語?」――と、 不思議に思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、 この作品は長く、 劇団の企画の中にありました。
貧しい家庭の中にあっても親と子供たちが信頼し合い、 助け合って生きる姿。 自分たちに何が出来るかを空想し合い、 競い合って育つ娘たちの成長する姿は、 平凡な一市民の一生こそが、 いかに尊く、 かけがえのないものであるかを教えてくれます。 文化座の俳優たちだったら、 どんな『若草物語』になるだろう……? そんなことを考えて いた時、早逝された文学座の演出家、高瀬久男さんの台本と出逢いました。
高瀬さんとは、 ご一緒に仕事をしたいと考え、 お話しさせていただいた矢先のことでした。 何だかご縁を感じたのです。 高瀬さんにとっては先輩にあたる西川信廣さんの手で、 この『若草物語』が新しく誕生することに心が震えます。 “人は誰でも、 平和で、 幸せに生きる権利がある” と、 この名作の力を借りて、 今、 問うてみたい気持ちです。

あらすじ
南北戦争中のアメリカ、 ニューイングランドで暮らすマーチ家。
マーチ家では父が従軍牧師として戦地へおもむき不在のなか、 優しい母と四姉妹(メグ・ジョー・ベス・エイミー)は手を取り合ってつつましく暮らす。
隣家の裕福な老人ローレンス氏や孫のローリーともあたたかい交流を育む。
四姉妹は、 ときに失敗しながらも奮闘し、 確実に一歩また一歩と、 立派な「リトル・ウィメン」へと成長していく。

概要
劇団文化座公演161『若草物語~小さな貴婦人たち~』
日程・会場:2022年10月14日~2022年10月23日 東京芸術劇場シアターウエスト
出演者
米山実(マーチ氏)
高橋未央(マーチ夫人)
深沢樹(メグ)
原田琴音(ジョー)
神崎七重(ベス)
市川千紘(エイミー)
伊藤勉(ローレンス氏)
早苗翔太郎(ローリー)
桑原泰(ブルック先生)
有賀ひろみ(マーチ伯母さん)
酒井美智子(ハンナ)
佐藤哲也(ベア先生)
筆内政敏(バンクス先生)
中田千尋(エステル)
季山采加(ローレンス家の召使)
為永祐輔(アンサンブル)
山本あこ(アンサンブル)
阿部由奨(アンサンブル)

■スタッフ
脚本:高瀬久男
演出:西川信廣
音楽:池辺晋一郎
美術:横田あつみ
照明:塚本悟
音響:齋藤美佐男
衣装:西原梨恵
ステージング:神崎由布子
歌唱指導:片桐雅子
演出助手:大山美咲
舞台監督:鳴海宏明
制作:原田明子

公式HP:http://www.bunkaza.com/