VOICE による光と声のインスタレーション「真夏の夜の夢」上演 コメント到着

朗読に明かりをつけ空間全体を作品とする、ウィリアム・シェイクスピア「真夏の夜の夢」を題材に、空間演出で異世界へと誘う 照らす VOICE による光と声のインスタレーションが12月21日~新宿・雑遊で上演

—— 朗読に明かりをつけ空間全体を作品とする ——
そこに役者は登場しない。目前に広がるのは光と声によって織りなされる物語の空間。 オリジナル童話の世界を光で演出し、世界観にこだわった作品を発表する企画「照らすVOICE」。その「照らす VOICE」による光と声のインスタレーション『真冬の夜の悪夢』 ~真夏の夜の夢~が12月21日(水)~25日(日)にわたり開催される。
これまで照らす VOICE では、「シンデレラ」「銀河鉄道の夜」などを題材にオリジナル童話 54作品を YouTubeで公開してきた。きっかけは 2020年。世界中が新型コロナウイルスによる影響を受け、次々と舞台や表現の場が失われてしまったことに始まる。空間企画代表で舞台照明家でもある中佐真梨香が、完全リモートで出来る表現はないかと立ち上げた企画が、「照らす VOICE」だ。

—— 光の朗読劇 ——
舞台やライブのように、当たり前にいる人物は一切登場しない。あるのは空間と、光と、音楽と役者の声。そこに人は不在だ。訪れたお客様自身が主人公であり、また唯一の登場人物 でもあり、そこには無限の世界が広がっている。各々の想像力を働かせてもらうことを目的 とし、人それぞれの原風景や心情風景と呼応し合うような作品作りを心掛けている。
今回、照らす VOICE がお送りするのはウィリアム・シェイクスピア「真夏の夜の夢」を題 材にしたオリジナル作品。この作品を選んだのには理由がある。
空間企画代表の中佐真梨香は子供の頃繰り返し見る夢があった。当時喘息に苦しんでいた 彼女は、エレベーターが急降下する夢をよくみた。住んでいるマンションがモノクロになり エレベーターが落ち始める。エレベーターの中で階数ボタンを解除キーのごとく冷静に押 す。すると再び浮上し始める・・そこで夢から覚めるのがセットになっていた。しかし一度 だけ、その解除キーが間に合わなかったことがある。エレベーターは地下に降下し、すると そこには、世界をひっくり返したような光景が広がっていた。もしあのまま降り続けていた ら自分は死んでいたのかもしれない、そう思うことがあるという。
誰しもが見る夢。もしそれが悪夢なら、その悪夢からの脱却をおてんばパックに手伝っても らおう、あれは全部夢だったのだと思えるように。そんな想いでこの題材が選ばれた。

本作では、豪華な声優メンバーによる配役が決定している。声優・林りんこが演じる自由気ままなパック役には注目だ。また、動画では味わえない多数の スピーカーによるサラウンド音響には期待が高まる。そして何より、異世界へ迷い込んだか のような空間表現は是非実際に体験いただきたい。照らす VOICE による光と声のインスタ レーション『真冬の夜の悪夢』~真夏の夜の夢~、2022年の締めくくりにいかがだろうか。

コメント
-主催/空間企画代表:中佐真梨香
どうも、照らす VOICE 照らす担当の中佐真梨香です。照らす VOICE も始まって2年半、50本を超える作品が誕生しています。動画をプラットホームに活動する企画ですが、やはり本当に見せたいのは空間です。身体の向きが変われば聞こえてくる音、見える景色が変化 します。思いっきり背伸びしたり屈んだりしてみて、“見る”ではなく“体験する”にお客さん 自身が変化させてみてください。年が明けるころには想像力が豊かになります。2023年も楽しく過ごせることでしょう。年に1回になってしまいますが、会場で作る照らす VOICE ぜひお楽しみにしてください。照明、全力でいかせていただきます!これが本当の劇場版!

-主催/照らす VOICE 担当:小川夏実
こんにちは!照らす VOICE ボイス担当の小川夏実です。照らす VOICE も三度目のクリスマスを迎えることになりますが、それがまさかホラーになるとは思ってもみませんでした。 美味しい七面鳥にデコレーションされたクリスマスケーキ。ツリーのてっぺんには星が輝き、胸にはキラキラの包装紙に包まれたプレゼント……はどこいった?どこだこの森?お ーい!!だれかーー!!あ、あそこに灯りが!人がいるみたいだ!ごめんくださーい!あ れ?なんだこれ……濡れてる?なんか生臭いような……(ギィィィ)ってのは嘘ですが、2022年の最後にお耳とお目目とお魂をわくわくドキドキブルブルしてもらって、そして新しい一年を迎えていただければと思います!他にはないであろう、新しい真夏の夜の夢をお楽しみください!

-主演/パック役:林りんこ
続、コロナ禍。人と人が腹を割り 笑いあって語ることが減って、人間関係がどこか希薄で自己中心的な物に変化したように感じる、今。
他者に思いを馳せず 自らの幸せだけを追い求め思うがままに行動するパックが、まるで 現代の人間関係を映し出す鏡のようで なぜかとても愛おしく、グッと私達に近い存在のよ うに感じるのもまた 幻想なのでしょうか。 光・声・風景・におい・音・影・音楽そして、物語。 創り手各々のこだわりと個性が見事に溶け合い、最高にやさしい物語が出来ました。
この物語が、誰かの心に、そっと優しい影を落としますように。 真冬の劇場に、やさしい悪夢を、ぜひ目劇しにいらしてください。

ストーリー
あなたは悪夢を見ますか?それは妖精の仕業かもしれません。 繰り返し見る悪夢ですか?それは妖精の仕業かもしれません。
いたずらパックは今日も人間を使っていたずら放題。
ニンゲンヲツカッテ・・・
真夏の夜の夢を超えた先にある真冬の夜の悪夢。
この森から抜けた先に見つけるのはきっと真実の愛・・・?

概要
照らす VOICE
光と声のインスタレーション『真冬の夜の悪夢』~真夏の夜の夢~
日程・会場:2022年12月21日(水)~25日(日) 雑遊 (東京都新宿区新宿 3-8-8 新宿 O・T ビル 1 階)
出演:
パック 林りんこ
オーベロン  大浪嘉仁
ハーミア   あきやまかおる
ボトム    四宮豪
ライサンダー    小川夏実
ティターニア   右手ナギ
脚本/演出 藤丸亮(-ヨドミ-)
製作・主催 空間企画
問い合わせ:kuukan_kikaku@yahoo.co.jp
空間企画 SNS

公式サイト:https://www.kuukankikaku.com/terasuvoice