北村諒×西山宏太朗・武内駿輔・逢坂良太ら競演 アクション朗読劇「怪盗探偵山猫~黒羊の挽歌~」

神永学の小説「怪盗探偵山猫 黒羊の挽歌」が、”アクション朗読劇”として2023年1月14日・15日に ニッショーホールにて上演。過去2回に渡り上演し大好評を博した舞台「怪盗探偵山猫 the Stage」・「怪盗探偵山猫 the Stage~船上の狂想曲~」に続き、主役の山猫役を北村諒が演じ、西山宏太朗、武内駿輔、逢坂良太らが日替わりで出演、という豪華布陣で

北村諒による疾走感あふれる芝居とアクション、そして声優陣が回替わりで配役を変え、公演ごとに異なる演技で物語の魅力に更なる彩りを加え、本シリーズ舞台の見どころでもあるアクションと朗読が融合した新感覚 “アクション朗読劇”。初日は西山宏太朗、逢坂良太、中島ヨシキ、伊藤かな恵。

中央は高くなっており、椅子がおいてある。そこに座る声優、基本ナレーションを担う。早速、勝村登場、勝村役は声優。早速”事件”逃げる女性、追う男たち、ここはアクションキャストが担う、そして山猫登場、もちろん北村諒。勢いのあるアクションシーン。舞台中央は花道のように迫り出しており、ここでアクション、ここに近い席の観客は”ど迫力”、朗読劇ではあるのだが、この迫力はよくある朗読劇では味わえない。声優陣は声、それから多少の芝居をする。アクションキャストは激しい動きを担い、山猫役の北村諒はセリフはもちろん、アクション、芝居全てをこなす。

物語は原作小説「怪盗探偵山猫 黒羊の挽歌」を元に全3章で構成。第1章となる「羊の血統」では山猫と行動を共にする雑誌記者の勝村役を逢坂が(逢坂の勝村がちょっと可愛い)、女刑事の霧島さくらと謎の女子高生・みのりを伊藤が、怪しげな取引が横行すると噂されるクラブ”RAM”のオーナー・藤や一味の片山など多様な役柄を西山が、物語を接ぐナレーターを中島がそれぞれ演じた。

とにかく、アクションはもちろん、芝居部分でも、台本を持つ声優陣の周りで時には派手に、時には自然に絡んだり、特に山猫役の北村諒は舞台上でも”神出鬼没”。物語はスピーディーに展開、目が離せないどころか、五感を研ぎ澄まして観劇すると没入感も感じられる。声優陣の声の演技が流石、秀逸。勝村と山猫、だんだんと良いコンビになっていく様は、小説を読んでいる読者なら、ここはハマっていくところ。勝村は雑誌記者、なかなか好奇心旺盛、ちょうどホームズシリーズのワトソンをちょっと思い出す。

また第3章は犬井が登場するが、ちょっとドスの効いた声が犬井らしさを醸し出す、これを中島ヨシキが見事に演じ分ける。西山宏太朗も振り幅の大きい役をきっちり演じ分け。刺さるセリフも多い。「誰も彼を捕らえられない」、どこか飄々としていてミステリアス、山猫役は、間違いなく北村諒の当たり役、そして何役もこなす声優陣、激しいアクションをこなすアクションキャスト、この三つ巴の競演が一つになって世界観を構築する。
15日は声優陣は伊東健人、鈴木崚汰、武内駿輔、そして井上麻里奈。誰がどの役をやるのか、またどう演じ分けるのか、こちらも楽しみだ。

作品について
原作は「心霊探偵八雲」シリーズなどでも絶大な人気を誇る神永学の小説「怪盗探偵山猫」(KADOKAWA/角川文庫刊)。鮮やかに金を盗み、ついでに悪事を暴いて颯爽と消え去る天才怪盗“山猫”の活躍を描く、痛快ピカレスク・アクション・ミステリーとなります。シリーズの累計発行部数は100万部(電子書籍を含む)を記録しており、2016年1月には日本テレビ系列にて「怪盗山猫」のタイトルでTVドラマ化もされ、大きな反響を巻き起こしました。
2021年1月には本シリーズ初の舞台化となる「怪盗探偵山猫 the Stage」を俳優・北村諒主演にて上演。本格的なアクション&ミステリー活劇が話題を呼び、翌年2022年1月には再び北村諒を主演に据えた新作舞台「怪盗探偵山猫 the Stage~船上の狂想曲~」も上演されました。「怪盗探偵山猫 the Stage~船上の狂想曲~」は原作者・神永学が舞台のために新たに書き下ろした完全新作ストーリーを元に脚本が構成され、鈴木勝吾、定本楓馬、安里勇哉ら人気実力派俳優陣が出演。豪華客船を舞台に、お宝を狙う山猫と客船のシージャックを目論むシージャック犯たちが繰り広げるコンゲームアクションを熱演し好評を博しました。

概要
タイトル:アクション朗読劇「怪盗探偵山猫~黒羊の挽歌~」
日程会場:2023年1月14日(土)〜1月15日(日) ニッショーホール
出演:
1月14日(土)
【山猫】北村諒
逢坂良太 中島ヨシキ 西山宏太朗 /伊藤かな恵
<アクションキャスト> 宮川連 久田悠貴 坂本和基
1月15日(日)
【山猫】北村諒
伊東健人 鈴木崚汰 武内駿輔 /井上麻里奈
<アクションキャスト> 宮川連 久田悠貴 坂本和基
スタッフ
原作:神永 学(角川文庫)
演出/脚本:私オム
宣伝美術:五島英一(GEEK)
宣伝イラスト:鈴木康士
制作:Office ENDLESS
主催:エイベックス・ピクチャーズ
主催:エイベックス・ピクチャーズ株式会社
公式サイト:https://yamaneko-read.jp/

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