加藤健一事務所公演 『グッドラック、ハリウッド』上演

加藤健一事務所が初めてアメリカの劇作家、脚本家リー・カルチェイムの作品を上演。
また、新人作家・デニス役には加藤健一事務所初登場の関口アナン、そして演出には同じく初登場の日澤雄介。

時代は流れ、変化する。立ちはだかる世代交代という現実とどう向かい合うのか? 第二の人生をいかに歩むのか?映画の聖地ハリウッドを舞台に、リー・カルチェイムがユーモア溢れる台詞で描いた作品。

作者 リー・カルチェイムについて
劇作家、脚本家。1938 年 6 月 27 日、アメリカ・ペンシルベニア州に生まれる。 代表作は、演劇分野では『Defiled』『Friends』『The Prague Spring』、テレビシリーズでは『The Bridge of Adam Rush』『The Secret of Charles Dickens』など、数多く執筆している。
『All In The Family』ではプライムタイムエミー賞(1973 年)、『The Paper Chase』ではケーブルエース賞(1983 年) を受賞した。
また、ニューヨーク大学やトリニティカレッジ、高校や演劇学校等、多数の教育機関にて教鞭を執った。
著書『Father Knows Less』は、自身に双子の息子が誕生した経験から書いた作品である。
2009年には、東京グローブ座にて『SEMINAR(セミナー)』世界初演が行われた。

STORY
とあるオフィスのスプリンクラーから垂れ下がった、先に輪のついたロープ。そして机の上に立つ男。 偶然入って来た若い作家のデニス(関口アナン)がハリウッドに来て早々に出会った不審なその男は、過去に大成功を収めた憧れ の名監督で脚本家のボビー・ラッセル(加藤健一)だった。 しかし今、ボビーの脚本を映画会社は受け入れてくれない。求めているのは質の良い脚本でも、監督の実力でもない。デニスのよう な「トレンドに乗った人間」なのだ。 この衝撃的な出会いをきっかけに、新旧の二人は詐欺まがいな共同作業をすることになる―誰も傷つかない嘘をつこうじゃないか。 何も知らない助手のメアリー(加藤忍)は、そんな二人の違和感に気付きボビーを心配し始める。 垂れ下がり続けるロープ、そしてクランクアップした映画が三人にもたらした新しい人生、待ち受ける人生とは…。

トピックス
昨年上演の舞台『サンシャイン・ボーイズ』、 あるいは『スカラムーシュ・ジョーンズ or 七つの白い仮面』の演技にて、加藤健一が第 64 回(2022 年度)毎日芸術賞を受賞

<『スカラムーシュ・ジョーンズ or 七つの白い仮面』レポ記事>

https://theatertainment.jp/translated-drama/10681

<『サンシャイン・ボーイズ』レポ記事>

https://theatertainment.jp/translated-drama/98525/
概要
加藤健一事務所3月公演『グッドラック、ハリウッド』
日程・会場:2023年3月29日(水)~4月9日(日)  下北沢・本多劇場
作:リー・カルチェイム
訳:小田島恒志
演出:日澤雄介
出演:加藤健一、関口アナン、加藤 忍
公式サイト:http://katoken.la.coocan.jp/