70年代青春グラフィティ! 映画『Single8』完成披露上映会。8mm映画作りに情熱を燃やす高校生たちの「ごっこ が 自分の表現 に変わっていく日々」の恋と友情が_

平成ウルトラマンシリーズや人気ドラマ「いいね!光源氏くん」を手掛けてきた小中和哉監督の自伝的青春映画『Single8』が、3月18日よりユーロスペース他で全国順次ロードショーされる。完成披露上映会が催され、上村侑、髙石あかり、福澤希空(WATWING) 、桑山隆太(WATWING)、有森也実、小中和哉監督が舞台挨拶した。

映画には、監督の分身でもある主人公 広志を注目の新鋭、上村侑が体現。共に映画作りに奔走する友人には、男性ダンス&ボーカルグループ WATWINGで活躍する福澤希空が喜男、佐々木を桑山隆太が。ヒロイン夏美には多彩な演技で出演作が相次ぐ髙石あかり。また、小中監督のデビュー作『星空のむこうの国』で映画初主演を飾った有森也実は広志の母親役で出演している。

左から、有森也実、髙石あかり、上村侑、福澤希空(WATWING) 、桑山隆太(WATWING)、小中和哉監督

コメント
上村侑
「当時8ミリを撮ってた年代の方からすると懐かしい思い出がフラッシュバックする内容だと思います。ぼくら世代から見ると、8ミリって、エモいって部分があって、映画作りの楽しさが画面に写ってると思うので、劇中に写ってる8ミリフィルムもそうですけど、小中監督やスタッフの熱で写されていると思えるほどに、8ミリフィルムに写っている監督が撮りたかったものがあるので、一緒に楽しんでもらえらばと思います」

 

髙石あかり
「小中監督の大事な記憶、物語をみなさまに届けられることを本当に嬉しく思っています。クランクアップの日に集合写真を撮ったんですよ。その時、私は今日撮影が終了して監督の物語がみなさんに届くんだと、すごく不思議なフワフワした感じになっていました。今、みなさんが目の前にいて、これから観てくださるという状況が本当に嬉しくて、ワクワクしています。ぜひ映画を楽しんでいただけたらと思います」

 

福澤希空
「僕の役 喜男は、いい意味ですごくバカらしく、好奇心旺盛、僕自身と重なる部分が多くて、自然と演じることができました。今から、観ていただくので、とても緊張しています。撮影時の1年前の自分を一緒に観ていただきたいと思っています」

 

桑山隆太
「『Sigle8』は、映画作りに没頭する物語ですが、青春時代に没頭していたものが皆さんにあると思っています。それを、この映画ではすごく感じられ共感できると思うので、楽しみにしていてください」

有森也実
「今日は青春ど真ん中な方が、ど真ん中ってちょっと古いね(笑)。年を取ってから感じる青春って、ど真ん中だったときよりも、もっと素敵な景色が見えるということを知っていただきたいな、みなさんの中の青春がこの映画と一緒にあってほしいなって感じました。どうぞ永く愛す映画にしていただけたらと思います」

 

小中和哉 監督
「スマホで映像が撮れる時代になりましたけど、映画作りの楽しさって変わらないと思います。ものづくりを夢中でやると、ひとつ世界が広がる。ごっこから自分の表現が生まれる、そんな目覚めを、若い俳優さんたちと一緒に描きたかった。観客の皆さんも作り手の気持ちでご覧いただければと思います」

舞台挨拶中に8ミリフィルムを小中監督が自ら映写して上映。当時17歳の有森也実をヒロインに撮った映画『星空のむこうの国』予告編がスクリーンに。
有森からは「初めて映像を見ました!」

STORY
1978 年夏、高校生の広志は日本で公開されたばかりの『スター・ウォーズ』を観て大興奮!!自分も巨大な宇宙船を撮りたいと8 ミリカメラを手にする。映画作りへの熱い想いはいつしかクラスメイトたちを巻込み、文化祭の出し物で監督作品が上映されることに。 こうして忘れられない夏休みの撮影が始まった――。

 

作品概要
監督・脚本:小中和哉
出演:上村侑 髙石あかり 福澤希空(WATWING) 桑山隆太(WATWING)
川久保拓司 北岡龍貴 佐藤友祐(lol) 有森也実
音楽:宮﨑道
製作:小中明子(Bear Brothers) 山口幸彦(キングレコード) 関顕嗣(ふればり)
撮影監督:藍河兼一
Bカメ・8ミリ協力:今関あきよし
録音:臼井勝、助監督:小原直樹、編集:松木朗、美術:小中和哉
衣装:天野多恵、ヘアメイク:岩橋奈都子、特殊視覚効果:泉谷修
製作:「Single8」製作委員会
配給・宣伝:マジックアワー
2022年/日本/カラー/1.85:1/5.1ch/DCP/113分

公式サイト https://www.single8-movie.com/

©『Single8』製作委員会