村上春樹原作 舞台『ねじまき鳥クロニクル』PV公開&舞台見学付チケット発売

トップクリエイターたちの手で舞台化された村上春樹の代表作がついに再演!

本作は世界的に評価される村上春樹の傑作長編『ねじまき鳥クロニクル』を、イスラエルの奇才 インバル・ピントが気鋭のアミール・クリガーと共に演出し、日本演劇界の俊英 藤田貴大が脚本を、音楽を大友良英が手掛けた創造性豊かな意欲作。2020年の初演では、芝居、コンテンポラリーダンス、音楽が融合し、既成のジャンルを創造的に超える空間が現れたことに国内外で大きな注目を集めた。

公開されたプロモーションビデオには初演の様々なシーンの舞台映像が収められ、次々変わる舞台上の様子から、唯一無二のラビリンスのような本作の魅力が感じられる。
さらに後半では、初演から引き続き主人公の岡田トオルを演じる成河と渡辺大知、村上ワールドにいざなう不思議な女子高生・笠原メイを演じる門脇 麦が各役の感情を秘めた表情をみせている。

撮影当日は、キャスト同士で初演時を振り返り、舞台『ねじまき鳥クロニクル』の世界観をこのプロモーションビデオでどのように表現できるか、積極的に意見を交わしていた。
また、プロモーションビデオで流れている音楽は、大友良英率いるバンド演奏による劇中曲。本作に欠かせない存在感のある音楽は、再演でも生演奏で堪能できるのが魅力の一つ。

▼舞台『ねじまき鳥クロニクル』(2023)15s PV

▼【※初演映像あり】舞台『ねじまき鳥クロニクル』(2023)PV

あらすじ
岡田トオルは妻のクミコとともに平穏な日々を過ごしていたが、猫の失踪や謎の女からの電話をきっかけに、奇妙な出来事に巻き込まれ、思いもよらない戦いの当事者となっていく――。

物語は、静かな世田谷の住宅街から始まる。主人公のトオルは、姿を消した猫を探しにいった近所の空き家で、女子高生の笠原メイと出会い、トオルを“ねじまき鳥さん”と呼ぶ少女と主人公の間には不思議な絆が生まれる。赤いビニール帽子をかぶった“水の霊媒師”加納マルタが現れ、本田老人と間宮元中尉によって満州外蒙古で起きたノモンハン事件の壮絶な戦争の体験談が語られる。
そしてある日、妻のクミコが忽然と姿を消した。クミコの兄・綿谷(わたや)ノボルから連絡があり、クミコと離婚するよう一方的に告げられる。クミコに戻る意思はないと。だが、クミコ失踪の影には綿谷ノボルが関わっているのではないかという疑念はしだいに確信に変わってゆく。トオルは、得体の知れない大きな流れに巻き込まれていることに気づきはじめる。
何かに導かれるように隣家の枯れた井戸にもぐり、クミコの意識に手をのばそうとする主人公トオル。世田谷の路地から満州モンゴル国境まで、クミコを取り戻す戦いは、いつしか時代や空間を超越して、“悪”と対峙する“ねじまき鳥”たちの戦いとシンクロする。暴力とエロスの予感が世界をつつみこむ……。
はたして、“ねじまき鳥”はねじを巻き、世界のゆがみを正すことができるのか? トオルはクミコを探し出すことができるのか――。笠原メイとふたたび会えるのか。

公演概要
東京公演詳細
スケジュール
期間:2023年11月7日(火)~11月26日(日)
会場:東京芸術劇場プレイハウス
主催・企画制作:ホリプロ
共催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
協力: 新潮社/村上春樹事務所
後援:イスラエル大使館

出演者
■演じる・歌う・踊る
成河/渡辺大知 門脇 麦
大貫勇輔/首藤康之(Wキャスト) 音 くり寿 松岡広大 成田亜佑美 さとうこうじ
吹越 満 銀粉蝶
■特に踊る
加賀谷一肇、川合ロン、東海林靖志、鈴木美奈子、藤村港平、皆川まゆむ、陸、渡辺はるか(五十音順)
■演奏
大友良英、イトケン、江川良子

スタッフ
原作:村上春樹
演出・振付・美術:インバル・ピント
脚本・演出:アミール・クリガー
脚本・作詞:藤田貴大
音楽:大友良英
照明:ヨアン・ティボリ
音響:井上正弘
ヘアメイク:宮内宏明
通訳:鈴木なお、天沼蓉子
美術助手:大島広子
振付助手:皆川まゆむ
演出助手:陶山浩乃
舞台監督:足立充章

公式HP=https://horipro-stage.jp/stage/nejimaki2023/

公式Twitter=https://twitter.com/nejimakistage