草彅剛主演「シラの恋文」ビジュアル公開

草彅剛主演『シラの恋文』(作:北村想/演出:寺十吾)。 この度、その撮り下ろし写真による公演チラシビジュアルが完成。
8/26(土)18時より、詳細公演日程表 +前売チケット情報も含めた特設サイトもオープン!いよいよ待望の草彅剛主演舞台が本格的に始動する。

今回、2010年上演の『K2』(堤真一との二人芝居)以来、13年ぶりにシス・カンパニー公演に草彅剛を迎えた『シラの恋文』は、劇作家:北村想と シス・カンパニーが、構想から執筆完成に至るまで多くの 意見を交換し、長い年月をかけて練り上げてきたオリジナル戯曲。
北村想と言えば、演劇史に輝く名作『寿歌 (ほぎうた)』を筆頭に、どこか人を煙に巻くようなユーモアが滲む軽妙な台詞術から一転、不思議な透明感を湛えた叙情豊かな世界観へと導く作風で、現代演劇を代表する劇作家と賞されてきた。
シス・カンパニー公演とのタッグ歴は長く、「日本文学シアター」という人気シリーズでは、太宰治、夏目漱石、江戸川乱歩等々の文豪や名作へのオマージュをオリジナルへと昇華させた作品を全6作発表。シリーズ以外にも、最近では、宮沢賢治とその妹をモチーフにした『ケンジトシ』を創作。
その「大人の童話」とも言えるような瑞々しい感性で、劇場空間を別世界に変容させてきたが、本作『シラの恋文』のインスピレーションは・・・?フランスの劇作家:エドモン・ロスタンの戯曲にも描かれ、17世紀に実在した人物で剣豪でもあった 「 シラノ・ド・ベルジュラック」がその発端。己の容貌に悩むがゆえに、ある女性への恋心をひた隠し、別の若者の恋路の手助けのために恋文を代筆する、というのがロスタンの戯曲での主人公「シラノ」ですが、実在した人物の方は、いくつかの戯曲を残している劇作家、文筆家であり、武勇伝も残してい る剣豪にして哲学者、科学者でもあったとか。。。 どちらの「シラノ」からのインスピレーションが強いのかはさておき、 そこは、荒唐無稽とも言える独創的な発想から既存の作品や 人物にも大胆に切り込み、時空さえも飛び越えて、思いがけない劇世界を生み出してきた稀代の劇作家のこと…。
演出は、「日本文学シアター」シリーズなど、これまでにも多くの北村作品演出を手がけ、俳優とし ても活躍する寺十吾(じつなし・さとる)が、どこかノスタルジーを感じさせる演出アプローチで、北村想の劇世界を彩っていく。近年は、翻訳戯曲から商業演劇まで幅広いジャンルの作品演出を手がけている寺十の手腕と、北村戯曲との融合にも注目が集まる。
主人公・志羅と生活を共にするサナトリウムの住人たちの顔ぶれは、大原櫻子、工藤阿須加、 鈴木浩介、西尾まり、明星真由美、中井千聖、宮下雄也、田山涼成、段田安則という盤石の 布陣!80年代の小劇場ブームを支え、演劇、映像で活躍を続ける段田、田山のベテラン勢から、 本作で初舞台を踏む工藤阿須加まで、さまざまな出自の俳優たちが集い、草彅と共に更なる高みを目指していく。
2023年12月~2024年1月という、1年の節目を飾るに相応しい新作舞台。

~Introduction~
かなたにしら この物語は、ある晴れた日に、草彅剛演じる「鐘谷志羅」という男が、テンガロンハットを手に、古めかしい手提げの旅行鞄を抱えて、坂道を上って来るところから始まります。 坂道を上り切った、海が一番美しく見える場所に建つのは、結核療養施設・サナトリウムで、 志羅はそこにやってきた「新参者」でした。この施設には、さまざまな事情を抱えた住人たちや 職員たちが志羅を待ち受けています。そして、ここで志羅には、ある運命の出会いが・・・。

概要
日程・会場:
京都公演
2023年12月9日(土)~12月17日(日) 京都劇場 お問合せ:京都公演事務局 TEL:0570-055-899(11:00~18:00 日祝休業)
福岡公演
2023年12月22日(金)~12月28日(木) キャナルシティ劇場 お問合せ:福岡公演事務局 TEL:0570-052-050(平日12:00~15:00)
東京公演
2024年1月7日(日)~1月28日(日) 日本青年館ホール お問合せ:シス・カンパニー TEL:03-5423-5906(平日11:00~19:00)
一般前売開始日
2023年10月29日(日)
作:北村想(きたむら・そう)
演出:寺十吾(じつなし・さとる)
出演
草彅剛 大原櫻子 工藤阿須加 鈴木浩介 西尾まり 明星真由美 中井千聖 宮下雄也 田山涼成 段田安則

公式サイト:https://www.siscompany.com/shira/

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