「信長の野望•大志 -冬の陣-~騎虎の白塩編~」初日は11月8日!稽古快調!

歴史シミュレーションゲームのパイオニア『信長の野望』。本年5月 には東京・渋谷のCBGK シブゲキ!!にて初めて舞台化、原作である、コーエーテクモゲームスより2017年に発売された最新タイトル「信長の野望・大志」との完全連動舞台で、本作の特徴であるWサイドストーリーはより作品の深みや面白みを増したと好評であった。そして、前作からの続編 にあたる「信長の野望•大志 -冬の陣-~騎虎の白塩編~」を、<SIDE織田・徳川>、<SIDE武田・上杉 >のWサイドストーリーで11月8日よりシアター1010(北千住)にて上演。稽古も佳境に入った10月29日、稽古場の取材会が行われた。公開されたのは最初の部分と、そこから分かれる部分(<SIDE織田・徳川>、<SIDE武田・上杉 >)。よくあるマルチエンディングのような最後の結末だけが異なる、というものではなく、早々にストーリーが分かれていく。台本は2冊、観劇する方は2つ観ると数倍楽しめるが、演じる方は倍(もしくはそれ以上?)の稽古量となる。

テンションの上がる楽曲、気合の入ったセリフ、殺陣、アクション、かなりいい感じの仕上がり具合、田中れいなが歌うが、ミュージカル的ではない。<SIDE織田・徳川>、織田信長と徳川家康の初めての出会いの部分を少し披露、ここからどうなっていくのか。それから<SIDE武田・上杉 >、武田親子の会話、ここは要の部分だ。

なお、公開稽古後に囲み会見があった。キャストを代表して登壇したのは、織田信長役 :鶏冠井孝介、明智光秀役: 谷 佳樹、お市役: 田中れいな、今井宗久役: 彦摩呂。

鶏冠井孝介は「前回を踏まえての続編です。台本が2つあって難しい・・・・・・2倍頑張っています」と2つのルートの難しさを語る。台本が2冊あり、表紙も『赤』と『青』とわかりやすくなっていたのが印象的。 谷 佳樹は「一つの作品でありながら二つの作品が楽しめる」とPR。さらに「エンディングだけが違うのではない」と強調。つまり、同じ時系列でありながら、『こっちからみるとこうなるが、別の角度から見ると実はこうなっていた』というもの。歴史好きはもちろん、そうでない人にとっては戦国時代が俄然面白くなるはず。彦摩呂は「緊張感が・・・・・・全体のストーリーテラーで、ストーリーを整理する親切な役割です」と解説。田中れいなは「前回は所作とかが難しかった」と時代劇ならではの苦労を吐露し「今回は早く台本入れなきゃ!」と2冊分の苦労をちらり。さらに歌唱部分に関しては「ミュージカルではないので・・・・・主題歌のような感じ。BGM的に歌うところがあるので邪魔にならないように」と歌唱部分について解説。しかし、結構、聴かせてくれるので、ここは要注目。鶏冠井孝介は「前作は苦労したので絆が生まれましたね」とカンパニーの結束の固さを強調。「みんなのびのび」と彦摩呂。さらに「舞台、楽しんでいます、みんなファミリー!」と言い、鶏冠井孝介は「団結力はありますね」とコメント。その良さは随所に!さらに「立ち回りが増えた!」と鶏冠井孝介。そんなこんなで早くも続編の発表を!「本能寺の変にどうつながっていくのか、戦国時代なので胸熱な展開が!」と谷 佳樹。さらに千秋楽には、この続編を『チラ見せ』するそう、しかも生!

一通りのPRが終わったところで報道陣から彦摩呂に痩せたかどうかの質問が・・・・・「前は115キロ、今は114キロ、本番までには110キロに!」とダイエット宣言。またセットが可動式になり「茶室が!」と今井宗久シーンPR。初日はもうすぐ!

<キャスト> ★=新キャスト

[織田家]
織田信長 鶏冠井孝介
お市 田中れいな
明智光秀 谷佳樹
木下秀吉 後藤健流
ねね 大鳥れい
前田利家 八巻貴紀
竹中半兵衛 黒貴
柴田勝家 鵜飼主水
佐久間信盛 岡田隆之介
丹羽長秀 中村ヒロユキ
★森長可 竹内寿
★前野長康 矢野たけし
帰蝶 高宗歩未
★茶々 橋本瑠果

[徳川家]
徳川家康 竹石悟朗
井伊直虎 緒月遠麻
酒井忠次 大海将一郎
石川数正 石渡真修
★本多忠勝 川上将大
★榊原康政 霜月紫
瞼(まぶた) 香音有希

[武田家]
★武田勝頼 友常勇気
★おりゑの方 小嶋菜月
★真田昌幸 菊田大輔
★真田信綱 山本誠大
★山県昌景 神坐慶
★穴山信君 辻畑利紀
★源兵衛 千葉瑞己
★武田信玄 堀川りょう

[上杉家]
★上杉謙信 根本正勝
★浪(なみ) 仙石みなみ
★樋口(直江)兼続 宮澤佑
★直江信綱 高﨑俊吾
★船(せん) 根岸愛

[その他の勢力]
足利義昭 加藤凛太郎

★本願寺顕如 吉田宗洋

今井宗久 彦摩呂
お橋 笹木香利
お焦 荒澤守

 

【公演概要】

『信長の野望・大志 -冬の陣-王道執行 ~騎虎の白塩編~』

日程:
2018年11月8日(木)~11月12日(月)
場所:
シアター1010
公式サイト:http://www.nobunaga-stage.com
公式ツイッター:@nobunagastage

取材・文:Hiromi Koh