『光より前に~夜明けの走者たち~』開幕!

ーー1964年、東京オリンピックで銅メダルを獲得した円谷幸吉と、その4年後にメキシコオリンピックで銀メダルを獲得した君原健二。ライバルでもあり友人でもあった二人の物語ーー

11月15日より開幕、初日コメントも届いた。

<宮崎秋人>
約一ヶ月間の稽古をしてきまして、いよいよ幕開けです。円谷幸吉さんを知れば知るほど責任も重大と感じ、円谷さんという存在を届けなければいけないという使命感も増してきましたので、自分の与えられた役をしっかり演じ切りたいと思います。君原健二さんも観に来てくださいますし、最後まで精一杯頑張ります。

<木村了>
僕一人だけ御存命の君原健二さんの役を演じますが、この作品ならではの君原さんをお見せする気持ちで臨んでいます。カンパニーの皆で熱さを持って世界観を作り上げており、革新的な映像とともに、谷さんの才覚が存分に発揮されている作品です。言葉一つ一つがすごく大事になっていて、心と心のキャッチボールを大切にした人間ドラマですので、観ていただいた方に何か答えを見つけていただけるのではないかと思います。気負いせずに観にきていただきたいです。

<中村まこと>
いよいよ初日の幕が開きますよ。号砲一発、五人の役者が走りはじめます。舞台裏のスタッフさんも走りますよ。受付嬢も走る。遅れて来たお客さんも走る!完走目指して頑張ります。ご来場お待ちしてます!

<高橋光臣>
円谷幸吉と君原健二という二人の純粋なランナーの生き様、どのように生き、どのような結末を迎えるのか、その人生でどのような人が関わったのか、それによって二人がどのように変わっていったのか、二人の人生の軌跡を一緒にたどっていただけると、それぞれの心に残る作品になるのではないかと思います。じっくりと味わっていただけたら嬉しいです。

<和田正人>

当時を知る人には懐かしく、知らない世代には誇らしさを感じる、そんな空気を纏う舞台が生まれたように思います。偉人たちが積み上げてきた歴史の偉大さを、今まさに皆様と共に体現できることを嬉しく思います。

<谷賢一(作・演出)>

信頼するコーチや恋人との関係など、マラソンランナーの話でありながら人間関係が主体になっている物語です。円谷さんの悲劇は繰り返されてはならないことで、現代に正しく伝えたいと思い作品化しました。何を大事に生きていったら良いのか、作品を通して感じていただけたらと思います。

<青山学院大学 陸上競技部 原晋監督(特別監修)>

スポーツに携わる方はもちろん、サラリーマン、子育てに悩む親御さんなど、様々な方にぜひ観ていただきたい作品です。走るとは何か、生きるとは何か、その答えが見つけられるのではないかと思います。

<あらすじ>
1964 年、東京オリンピック。
きら星のごとく現れた新人ランナー・円谷幸吉はマラソン種目で銅メダルをもぎ取った。
入賞を逃したライバル・君原健二は、絶望の底に落ち引退を決意する。
日本中の期待を背負って、次なるメキシコ五輪へ向けて走り始める円谷だったが、恋人や信頼する
コーチとの別れ、そして故障を抱えながら次第に調子を落としていく。
一方、君原は受け取った一通のファンレターから生まれた交流に励まされ、もう一度走り始める。
走ることに再び生き甲斐を見出した君原の耳に飛び込んできたのは“円谷幸吉・死去”という報せだった…。

【概要】
作・演出:谷賢一
出演:宮崎秋人 木村了  高橋光臣 中村まこと 和田正人
公演期間:2018年11月14日(水)~25日(日)紀伊國屋ホール ※11月14日はプレビュー公演
11月29日(木)~12月2日(日)ABCホール
公演に関するお問い合わせ:03-5410-1885  ワタナベエンターテインメント(平日11:00~18:00)
公式HP:http://hikari.westage.jp/

撮影:神ノ川智早