新元号最初の明治座公演「細雪」、浅野ゆう子、一路真輝、瀬奈じゅん、水夏希、初参加四姉妹の華麗なる競演!

昭和41年1月に芸術座で初演以来、キャストを変えつつ再演を重ね、2017年3月の明治座公演 の初日をもって通算上演回数1500回を達成した「細雪」。物語で描かれるのは昭和10年の秋 から16年の春まで。やがて訪れる時代の変化を感じながらも、四者四様の生き方を選ぶ四姉妹の姿は、昭和から平成、そして新元号を迎える今こそ、たくさんの方に見て頂きたい不朽の名作。
今回の公演では、長女鶴子役をドラマ・舞台問わず活躍する浅野ゆう子、そして、元宝塚 トップスターからは次女幸子役を一路真輝、三女雪子役に瀬奈じゅん、四女妙子役に水夏 希の3名を迎え、全員「細雪」初参加の四姉妹。また着物オーディションを実施、一般応募いただいた方の中から、オーディションで選ばれた約100名の方に舞台へご出演、第二幕で、ご自身のお着物を着て演じていただくという趣向。

<あらすじ>
時代は昭和十年代、場所は大阪・船場。 徳川の時代から続く木綿問屋・蒔岡商店。 先代の父から譲り受けた家業の暖簾を守り、格式を重んじる 本家の長女・鶴子(浅野ゆう子)。 分家して神戸・芦屋に住まいを構え、妹たちを優しく見守る 次女・幸子(一路真輝)。 数多の縁談を断り続け、婚期が遠のいていく三女・雪子(瀬奈じゅん)。 ハイカラで活発、手に職をつけて自立の道を切り開いていく 四女・妙子(水 夏希)。
時代は戦争に向けて大きく動き出している中でも、優雅さを忘れない 美しき四姉妹。それぞれの想い、それぞれの人生を歩んでゆく。 そしてついに日中戦争勃発。本家の蒔岡商店は倒産。 姉妹たちは自分たちの世界が古き良き時代、すでに過去になりつつ あることを感じ始めている。 それでも彼女たちは美しくあることをやめない。 散るからこそ美しい、満開の紅枝垂の桜のように・・・。

 

【公演概要】
日程・場所:2019年5月4日〜5月27日 明治座
原作:谷崎潤一郎(中公文庫版)
脚本:菊田一夫
潤色:堀越 真
演出:水谷幹夫
製作:東宝
出演:浅野ゆう子 一路真輝 瀬奈じゅん 水夏希
葛山信吾 磯部 勉 川﨑麻世 今 拓哉 太川陽介

明治座HP:https://www.meijiza.co.jp/info/2019/20190504/