今年、デビュー45 周年を迎えた俳優・歌手の中村雅俊が、7月1日に 45 周年記念のベスト盤「~yes! on the way~」を発売、7月6日からは明治座で「中村雅俊 45th アニバーサリー公演」を上演。この公演は、第 一部で鴻上尚史氏演出の芝居「勝小吉伝~ああ わが人生最良の日~」を上演し、第二部ではライブでヒット曲の数々 をお届けするというもの。俳優、歌手としての中村雅俊の魅力を存分に堪能できる記念の公演。
そして、ベスト盤の発売日(7/1)に「アニバーサリー公演」の制作発表を兼ねたスペシャルイベントが行われた。会場には多くのファンが詰めかけた。
まずはMCの渡辺真理アナウンサーが登壇し、今回の公演の概略を説明。そして45年前の7月1日、中村雅俊は歌手デビューした記念の日！
そして中村雅俊登場！会場からは大きな拍手と声援が！当時は「23歳」だったそうで「（デビューする）ちょっと前まで貧乏学生でした。全ての出来事が夢のようです。デビュー当時、読売新聞に記事が出て！」と当時の懐かしい話を披露。またデビュー前にファンレターが４通来たことをあかして「思わず、全部、返事書いた！」と笑顔で語る。MCより「お変わりないですね」と言われて照れ気味に「DVD見て『なんじゃこりゃ!!』」とおどけてみせて会場は笑いに包まれた。また「『ふれあい』から奇跡が始まった」と語る中村雅俊。そして「（歌として）難しい、シンプルな歌は」と楽曲の難しさも吐露する。そしてレコードデビューしてからはレコード店に行って並んでいるか確かめに行ったことや有線で自分の歌が流れて「俺の歌だ！」と・・・・だんだん頻繁にかかるようになって「有頂天になった」と若かりし日々のことを語ってくれた。「飛び抜けて歌がうまいわけでもないのにコンサートに皆さんがきてくれるから」とファンに向けて感謝。忘れられないのが「俺たちの旅」だそうで「このドラマで役者をやっていこうと思った」と語る。主題歌は小椋佳であるが、実は中村雅俊が頼んだそう。そこから小椋佳さんとのお付き合いが始まったと語る。一方の小椋佳さんは「この汚い人が主役？」と思ったそうで、会場は大きくも暖かい笑いに。中村雅俊の歌う楽曲は多くの有名クリエイターが手がけていることは周知の通りだが、自分で作曲したものもあるそうで「売れなかったんですよ（笑）」とやや自虐的に。そして！ここでファンお待ちかねの！中村雅俊が生で！歌う！ファンから大きな拍手が起こった。もちろん！「ふれあい」。
そして、次はいよいよ7月6日から始まる明治座の舞台、ここで演出の鴻上尚史、共演の寺脇康文、賀来千香子、東啓介、愛加あゆ、山崎銀之丞、田山涼成が登壇した。
鴻上尚史は「雅俊さん、大好きなんで！言われたらやるしかない！素敵なカンパニーです！」と力強く！寺脇康文も「なんて人なんだ！簡単にいうといい人です！」とコメント。オファーは中村雅俊本人からきたそう。賀来千香子は「30数年前にドラマでご一緒しました。スゴーークいい方で！ご一緒するのは30数年ぶり！」と笑顔。さらに「学生の時、下敷きに雅俊さんが入ってました（笑）」といい、お客様も大きく頷く！
田山涼成は実は文学座出身。「憧れの人でした！45年前、『ふれあい』を聞いて泣きそうになりました、文学座の試験で『ふれあい』を歌って合格しました！」と『ふれあい』効果を披露した。さらに「実は同い年なんです・・・・私毛無し・・・・（中村雅俊に向かって）早くハゲたらどうだ！」といい会場中は大笑い。
東啓介は「明治座自体が初めてです。中村雅俊さんの息子を演じられて誇りに思います。実は母が大ファンで！」とコメント。そして東啓介は現在23歳で奇しくも中村雅俊デビュー年齢と同じだそう。愛加あゆは「テレビで拝見しておりまして、共演と聞いて緊張しました。優しくって！日本ものは宝塚以来で久しぶりです」とコメント。山崎銀之丞も「初めて買ったレコードが中村さんのものでした。どんだけ、憧れていたか！スチール撮りで初めてお会いしました。光栄でありがたいです」と語った。そして座長でもある中村雅俊は「あんまりアニバーサリーって好きじゃなくって、25周年も30周年もやってなくって・・・・今回45周年ということで、こんな素敵なことを！喜びを味わっております。個性豊かな役者たちに囲まれて！皆さんに楽しい時間を！素晴らしい舞台です！」とコメント。そしてまたまた、お楽しみ！今度は「青春貴族」を歌うことに！これは記念すべき「ふれあい」のB面だそう。中村雅俊は「ぜひ、皆さん、ご一緒に！」と呼びかけた。会場中で大きな声で！合唱！
なかなかない機会に集まったお客様は大きく満足！最後に中村雅俊が「楽しい時間を過ごさせていただいて・・・・それ以上に舞台！とってもいいです！手応えをすごく感じております。ぜひ、観に来てください！そしてよかったら誰かに伝えてください！待ってます！ありがとうございました」と締めくくって会見は終了した。
フォトセッションの後に改めて囲み取材が執り行われた。中村雅俊はしみじみと「レコードなんて夢のまた夢と思っていました。役者でデビューし、それまでは貧乏学生で・・・・テレビに出るとかじゃなく、お芝居をやりたいと思って（文学座に）入りました・・・・車に例えると1300CCの大衆車なんで（笑）、よく45年も・・・・今回鴻上さんがやってくれるので嬉しくって」といい寺脇康文が「鴻上さんとは「初めてで、どんな演出かな？と・・・・”愛”がある！」と絶賛し、賀来千香子は「雅俊さんの舞台だったら楽しみ」とコメント。また演出としては「フライングがあります！」と鴻上尚史。それに対して「大丈夫？と聞かれたので『やります！』と返事した、飛んでる自分が楽しい！ただ宙を浮いているだけだけど（笑）」と中村雅俊。見所満載の舞台、最後に「『勝 小吉伝 ~ああ わが人生最良の今日~』、7月6日から始まります！ぜひ、皆さん！足をお運びください！」と締めくくって囲み会見は終了した。
＜第一部＞
芝居『 勝 小吉伝 ~ああ わが人生最良の今日~ 』
≪STORY≫ 江戸もそろそろ終わりを告げそうな頃。一人自由気ままに生きている男がい ました。 その男とは、戊辰戦争で江戸無血開城を果たした男・勝海舟・・・・・・・の父・勝 小吉。
やりたいことはする、思ったことは言う、考えるよりも先に体が動く… その性格が災いして出世の道から外れたが、その潔さに心惹かれて 頼りにしてくる人がたくさん!町を歩けばみんな知り合い!
しかしある時、小吉は街で問題を起こし、兄の彦四郎から「隠居しろ」と詰め寄られ,
「おれはまだじじいじゃねえ!」と言いつつも、小吉、大ピンチ! その頃、街では辻斬りが横行し、小吉の甥・剣豪の想一郎が一肌脱ぎますが、
思いも寄らぬ誤解を招き、こちらも大ピンチ!
こんな勝手な男を小吉の妻・お信は、冴え渡る機転と広く深い博愛すぎる心で 受け止めます。 そして、この父と母の背中を見て育った息子・麟太郎は、強烈なリーダーシップでこの国を変えていく男に成長していくのです。
最後に「俺みたいになるな!」とわざわざ本に書き残して人生を全うした勝小吉を、中村雅俊が熱演します!
[スタッフ]
脚本 鹿目由紀
脚本・演出 鴻上尚史
[出演]
勝小吉 中村雅俊
女房お信 賀来千香子
勝麟太郎 東 啓介
君江 愛加あゆ
片目 山崎銀之丞
男谷彦四郎 田山涼成
男谷想一郎 寺脇康文
＜第二部＞
中村雅俊 LIVE 「 yes!on the way 」
デビュー作のドラマ「われら青春」挿入歌「ふれあい」で歌手デビュー。中村雅俊が贈る代表曲を中心とした45周年アニバーサリーライブをお届け
【公演概要】
日程：2019年7月6日(土)~7月31日(水)
一部 脚本 鹿目由紀 / 脚本・演出 鴻上尚史 「勝小吉伝 ~ああ わが人生 最良の今日~」
二部 中村雅俊 LIVE 「yes! on the way」
開演時間：12:00/17:00
2019年5月26日(日)10:00~ 一般販売開始
劇場HP：https://www.meijiza.co.jp
