井上小百合(乃木坂46)主演 舞台「フラガール」、元気にお披露目!「『頑張ろう』って思えるような勇気や希望を与えらえる作品に!」(井上小百合)

舞台「フラガール」の稽古お披露目が都内で行われた。この作品は2006年に公開された大ヒット映画「フラガール」の舞台化、映画も見た方も非常に多い作品だ。
元気に稽古の成果を披露、揃いのTシャツも可愛らしく、映画に負けない仕上がりを予感させた。

総合演出の河毛俊作は「僕も好きな映画です。ノスタルジーの物語に感じますが、非常に今日的・・・・・・・今、さらなるテクノロジーの進化の中で、新しい産業変革の時代にきている。これから自分たちはどう生きていくのか、全ての人たちに投げかける。今は世界的な問題として考えられる非常に大きいテーマです。エンターテイメントの力を確信させてくれる。こういう時代に即した今日的な作品です・・・・・・・・フラダンスはジャズダンスとかと全く違う踊り、もっとプリミティブな力強さ、祈りのようなものですから、その感じを掴んでいくのに・・・・・ここを非常に苦労して、そしてどこまでいけるのか、この芝居の成功の一つの鍵になリます。僕は彼女たちの力を信じていて、初日には素晴らしい舞台を皆様にお届けできると確信しています」とコメント。
井上小百合(乃木坂46)は「確か小学校の時に母と見に行った映画で、まさか主演で舞台ができるなんて思っていなかったです。素晴らしいキャストのみなさんとスタッフのみなさんと稽古していけたら。」と喜んだ。
元℃-uteの矢島舞美は「先生役でみんなにフラを教える立場です・・・・舞台上に立って実際にお客様にフラを、それがすごくリアリティを持ってリンクしている。挑戦する姿を見ていただければ」と語った。
福島県いわき市で生まれ育った富田望生は「物心ついて初めて見た映画です。ハワイアンセンターにもたくさん行ってて、『なんて華やかなお姉さんたちなんだ!』と思って、夢でもない、憧れでもない、ドキドキ、ワクワクしてました。この感情、今度は舞台に立って届ける側になるのは不思議な気持ちです」と語った。
AKB48チーム8の太田奈緒は「舞台経験も少ないので・・・・・みなさんに追いつくように頑張ります。℃-uteさんや乃木坂さんとかのファンの方もいらっしゃると思うので、ファンの方を・・・・・ちょっと奪いたいなと思います(笑)」と意気込んだ。
太田とダブルキャストで、秋元康氏がプロデュースする劇団4ドル50セントの福島雪菜は「普段は劇団4ドル50セントという劇団で活動しています。劇団以外の舞台に出るのは初めて。最初『間違ってる?』と思ったのですが、マネージャーさんに確認して『お前が出るんだよ』って。え???フラガール???緊張するかなと思ったのですが、今はワクワクドキドキです!周りのキャストさんがすごすぎて、どうにかして食らいついていこうと思って、じーっと他の人の演技を見て吸収しようと。一生懸命覚悟をもって作品に挑みたい」と元気よく。
伊藤修子は「私だけ40歳ですが(笑)、初めて見た映画が『フラガール』とおっしゃってますが、私が見た初めての映画は『E.T.』です(笑)」と笑いをとった。
稽古も佳境、皆、和気藹々な雰囲気の会見。また稽古に関しては皆、「演出家の河毛さんは優しい」と異口同音に。当人は「僕は罵倒系じゃないので。役者ができない時はそこに何か理由がある。その理由をちゃんと探して解決するのが演出家の役目。舞台は常に出ているから、見られている。一人一人がちゃんと納得して動いてくれないといいものにはならない。人を納得させるのは演出家の大事な仕事」と語る。

それから改めて囲み会見も行われた。
井上は「映画はお母さんと見に行ったのでお母さんに『フラガール、出るよ』って言ったら『なんのフラガール』って(笑)。まさか、あの『フラガール』とは思ってなくって。母か一番喜んでくれました」とお母さんエピソードを披露。また原作がよく知られている作品なので、出演者の周囲の反応は大きかった様子。福島は、最初はあの「フラガール」とか思わなかったそうで、フラガールが出てくる何かの作品と思ったそう。「マネージャーさんが一番喜んでくれました」と顔をほころばせた。そして皆、フラダンスは初心者で、毎日、ダンスだけの時間は1時間はとるそう。腰の動きなどが特徴だが、稽古披露ではかなりの成果を見せてくれた。富田は役作りについて聞かれ、「並行していろんな作品をやっていますが、かなりフラダンスがきついので、だんだんとしぼれてきちゃう(笑)本番では良いボディーを」と笑う。
太田は。劇団4ドル50セントの旗揚げ公演も乃木坂46のステージも見てるそうで、そして今回共演ということで「頑張りたい」とさらに意欲を燃やした。福島「劇団しか知らなかったから・・・・・女の子も周りを気にしないですっぴんで稽古に来てジャージで帰っていくみたいな感じですけど、ここの稽古場は、皆さんちゃんとメイクして私服の可愛いのを着てきてて、新鮮です。女の子って本当はこうあるべきなんだなって(笑)」と話す。しかし井上も「それでいうと、実は乃木坂もみんな近いかもしれないです。すっぴんで来て…。この稽古場にきて、皆さんがすごいきれいでビックリしました」と笑う。
02年にハロプロ入りし、17年の℃-ute解散までアイドルとして活動していた矢島は「私も気づけば27歳で、教える子たちがすごい若い。みんなしっかりしているから、もっと上だと思っていたんですけど。もともと私もアイドル出身ではありますけど、楽屋ではワイワイやってて・・・・・でも1つのものを作るという上では、1つになって、仲間意識で作れていると思うもっともっと、これから関係を深めていきたい」と笑う。
最後に井上が「観に来てくださった方が『頑張ろう』って思えるような勇気や希望を与えらえる作品になると思います。頑張りますのでぜひ、劇場にお越しください」と締めて終了した。

<キャスト>
井上小百合(乃木坂 46)

矢島舞美

富田望生

太田奈緒(AKB48) ※W キャスト
福島雪菜(劇団 4 ドル 50 セント)  ※W キャスト

味方良介

中山優貴(SOLIDEMO)

武田義晴
吉田智則
吉田美佳子
伊藤修子

黒川恭佑
三島 涼(イケ家!)
山田良明
朝倉ふゆな
秋谷百音
三橋観月
尾崎明日香
古田小夏
相吉澤栞音
Mirii
岩上隼也
本橋裕亮

有森也実

山崎銀之丞

【公演概要】
「フラガール- dance for smile ‒」
作:羽原大介 李相日
総合演出:河毛俊作
構成演出:岡村俊一
東京・日本青年館ホール 2019 年 10 月 18 日(金)~ 10 月 27 日(日)
大阪・サンケイホールブリーゼ 2019 年 11 月 2 日(土)~ 11 月 4 日(月・祝)
協力:ジェイ・シネカノン
制作:アール・ユー・ピー
主催:ぴあ/Y&N/サンライズプロモーション大阪(大阪公演)
公式HP: http://www.rup.co.jp/
撮影:川野結李歌

文:Hiromi Koh