今秋、明治座が贈る魂の恋物語。『恋、燃ゆる。~秋元松代作『おさんの恋』より~』上演!

明治座は今秋、 『恋、 燃ゆる。 ~秋元松代作『おさんの恋』より~』を上演する。
1715年に初演された近松門左衛門作の浄瑠璃『大経師昔暦(だいきょうじむかしごよみ)』は、 実際に起きた事件をもとにしており、 初演から300年余を越えてなおも繰り返し上演。貞淑な「ご寮さま」とまじめな若者が運命のいたずらから不倫関係を疑われ、 誤解から始まった恋はふたりの死によって永遠の愛に昇華する……その悲しくも美しい物語は、 舞台、 映画、 テレビとさまざまに作品化されてきた不朽の名作。
その一つ、 1985年に書かれたテレビドラマシナリオ『おさんの恋』は、 劇作家として数々の賞に輝いた秋元松代の筆によるもので、抑圧された古い時代の女、 弱く受け身の存在として見られることの多かったヒロイン「おさん」を自分の意志を持った人間として描き出し、 深い共感を得るとともに高い評価を受けた。
今回は、 ストレートプレイからミュージカルまで幅広いジャンルで活躍する石丸さち子が上演台本・演出をてがけ、 『おさんの恋』を舞台化、豪華キャストでお贈りする魂の恋物語に乞うご期待。

【あらすじ】
大経師彩玉堂のおさんは「美人で気立てのよいお内儀」と噂に高い。 手代の茂兵衛はおさんに秘かな恋心を抱いてきた。 ある日、 茂兵衛は往来で店の金をすられるが、 主人の永心からは横領を疑われる。 更に茂兵衛の部屋からおさんの櫛が見つかり―。
実際に起きた事件を元とした近松門左衛門作の浄瑠璃『大経師昔暦』を原作とし、 秋元松代が書いたテレビドラマシナリオ 『おさんの恋』を舞台化。 今の世に改めて問う禁断の恋と真実の愛。 おさんと茂兵衛、 許されない二人の物語。

<配役>
おさん(彩玉堂の店主永心の妻)
檀れい

茂兵衛(彩玉堂の手代)
中村橋之助

政之助(永心の異母弟)
東啓介

宗林(誓岸寺の住職)
石倉三郎

永心(大経師彩玉堂の店主)
西村まさ彦

刀根(永心の母)
高畑淳子

<公演に向けて>
秋元松代さんの描く女性は、 いつもその胸のうちに炎を燃やしている。 制度や因習の中で生きるおさんの青白い火は、 茂兵衛の恋心に触れ、 赤い炎となって燃えあがる。 何にも縛られず、 恋を信じた女はなんと強いのだろう。 愛を貫く男と女は、 潔く、 勇敢で、 美しい。 逃避行でも心中でもない、 愛の選び取る結末にご期待ください。
(上演台本・演出:石丸さち子)

【公演情報】
恋、 燃ゆる。 ~秋元松代作『おさんの恋』より~

原作:秋元松代『おさんの恋』
上演台本・演出:石丸さち子

出演:
檀れい
中村橋之助 東 啓介 石倉三郎
西村まさ彦 高畑淳子

公演期間:2020年10月19日(月)~11月15日(日)
会場:明治座(東京都中央区日本橋浜町2-31-1)

開演時間:12:00/17:00(予定)
料金(税込):S席(1・2階席)12,000円 A席(3階席) 6,000円

10名様以上のグループ観劇予約受付中:
group@meijiza.com
明治座営業部 03-3660-3941(お電話での受付は6/1より承ります ※予定)

8月一般販売開始:
明治座チケットセンター 03-3666-6666(10:00~17:00)
インターネット予約「席とりくん」   https://web.meijiza.com/
公演の最新情報は「明治座めーる倶楽部」でご紹介。
※緊急事態宣言に伴い、 営業時間を一部変更しております。 ご了承ください。

主催:明治座・読売新聞社

(明治座HP)
https://www.meijiza.co.jp/