東京文化会館 リラックス・パフォーマンス ~世代、障害を越えて楽しめるオーケストラ・コンサート~

ーー年齢、障害のあるなしや社会的背景に関わらず、あらゆる方が気軽にクラシック音楽を楽しめる、それがリラックス・パフォーマンスーー

リラックス・パフォーマンスとは、通常の公演と異なり、完全な静寂でなくても鑑賞を楽しめる環境の公演。
クラシック音楽のコンサートが初めての方も、発達障害や自閉症などで劇場やホールでの音楽鑑賞に不安がある方、年齢、障害のあるなしや社会的背景に関わらず、あらゆる人が気軽にクラシック音楽を楽しめるコンサートである。みんなで一緒に音楽を楽しめる工夫がいっぱい。例えば、客席の照明を完全に暗くしないなどで、ご家族・介助者と安心してご鑑賞いただける工夫をしている。
また、上演中に休憩が必要になった場合は、客席外に出ることも可能。公演の約3週間前に、プログラムやご家族・介助者のためのガイドも公開する。「クラシック音楽公演は鑑賞マナーが厳しくて行きにくい」と思われる方や、4歳以上のお子様にもお楽しみいただけるナビゲート付きの初心者プログラムになっており、子供の情操教育の点でも貴重な体験となるであろう。

<体感音響システム「ボディソニック」(約20席)>
振動装置が組み込まれたポーチとザブトンクッションで、これらのシステムを使用すると、振動が身体に伝わり、聴覚に障害をお持ちの方(補聴器を使っている難聴、または途中失聴の方)も、ヘッドフォンやヒアリングループ(磁気ループ)からの音と一緒に全身で音楽を楽しむ事ができる。よって生まれつき耳の聞こえないろうの方は、振動によってのみ音楽を楽しむことができる!という画期的なものだ。

<抱っこスピーカー「ハグミ―」(約40席)>
枕程度の大きさと重さの体感振動スピーカーです。楽器の音色だけでなく、演奏家が感じている楽器の振動がそのまま感じられるので、聴覚の不自由な方も音や旋律を体感できます。

指揮:三ツ橋敬子 ©︎大杉隼平
テノール:村上敏明

 

 

 

 

 

 

 

ナビゲーター:磯野恵美(東京文化会館ワークショップ・リーダー) ©︎ヒダキトモコ
ナビゲーター:野口綾子(東京文化会館ワークショップ・リーダー) ©︎ヒダキトモコ

<概要>
日程:2020年7月24日(金)
14:00開演(13:00開場)公演時間約60分/休憩無し
会場:東京文化会館 大ホール

対象年齢:4歳以上
出演:
指揮:三ツ橋敬子
テノール:村上敏明 *第3回東京音楽コンクール声楽部門第3位
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ナビゲーター:磯野恵美、野口綾子(東京文化会館ワークショップ・リーダー)

[曲目]
J.ウィリアムズ:オリンピック・ファンファーレ(1984年版)
プロコフィエフ:バレエ『ロミオとジュリエット』より
プッチーニ:オペラ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
外山雄三:管弦楽のためのラプソディーより      他

料金:
全席1,100円(1階席のみ)
一般(指定席)
鑑賞サポート席(指定席)
車椅子席・車椅子移乗席(指定席)
※自由席公演でしたが、お客様同士の間隔を確保するため指定席に変更します。
チケット販売:7月4日(土)販売再開

お問い合わせ:東京文化会館 事業係 03-3828-2111(代表)

主催:東京都/公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館・アーツカウンシル東京
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会、一般財団法人地域創造

公式HP:https://www.t-bunka.jp/stage/4766/