狂言で今日を元気に!地域とともに創り上げた創作狂言上演- “ウィズコロナ時代”ならではの演出で再演する「里見八犬伝 其ノ零」-

令和2年12月5日(土)に、 千葉県文化会館大ホールにて狂言師と千葉大学の学生らがともに創り上げた創作狂言「里見八犬伝 其ノ零 再演(エピソードゼロ ニューバージョン)」が上演される。
地域文化振興の取り組みとして16年続いてきたプロジェクトの一環である本公演ですが、 今年は、 平成28年に上演した「創作狂言里見八犬伝」シリーズ第1弾「其ノ零(エピソードゼロ)」を “ウィズコロナ時代”ならではの演出で再演。 「勧善懲悪って何だ。 」をテーマに、 現代社会を風刺し、 巧みな言葉遣いやユーモアあふれる動きで笑いを誘う、 見どころ満載の作品となっている。

創作狂言「里見八犬伝」について
本公演は、 千葉にまつわる物語や伝承を狂言にし、 伝統を繋いでいく 「見る、 知る、 伝える千葉~創作狂言~プロジェクト」 ( http://www.cbs.or.jp/zaidan/kyogen/ )の一環です。 平成17年に開始した本プロジェクトは、 和泉流狂言師・小笠原由祠(小笠原匡より改名)を中心に、 千葉大学、 NPO法人フォーエヴァー、 公益財団法人千葉県文化振興財団、 一般参加者の皆様が連携し、 新たな狂言を創り上げてきました。

昨年の公演「里見八犬伝 其ノ参」

千葉大生は、 普遍教育教養展開科目「伝統文化をつくる」において、 狂言の舞台制作について学び、 チラシ・ポスターやパンフレットの作成、 小道具や衣装の制作、 広報活動などを行っています。 今年度は、 新型コロナウィルス感染症防止対策の観点から、 例年行っている学生と県民が参加するワークショップを行わず、 出演者は、 プロの狂言師・俳優が中心となります。 様々な制限がある中でも、 学生たちは例年同様、 精力的に授業に取り組んでおり、 当日は舞台へは上がらないものの、 声〔語り〕で出演します。

本番で使用する語りの録音風景

<公演情報>
12月5日(土) 14時開演
千葉県文化会館 大ホール(アクセス: http://www.cbs.or.jp/chiba/facility/map.html
(※会場は、 例年の小ホールではなく大ホールを使用し、 十分に座席の距離を保ちます)
〔全席自由〕一般 2,100円、 学生 1,000円
千葉県文化振興財団HPよりチケットが予約できる。
http://www.cbs.or.jp/zaidan/perfomance_info/events/201205cs/index.html