「舞台少女ヨルハVer1.1a」12月3日開幕!ヨルハ部隊の真の目的は?

全世界450万本の大ヒットゲーム 「NieR:Automata」 と世界観を共有し、2018年に大好評を博した「舞台 少年ヨルハVer1.0」をベースに新たな解釈と大胆なアレンジを加えた作品。新たに集められた少女型「ヨルハ」達の成長と戦い。これまで語られる事のなかった、ゲームの前日譚が描かれる。
幻想的な音楽、コーラス。そしてヨルハ部隊が登場、教官が部隊の面々に語りかける。ここで物語の世界観や設定がわかる仕組み。地球は荒廃している。そして教官は叫ぶ、「我々は地球を取り戻す!」「人類に栄光あれ!」と。
音楽は生演奏、弦楽器やピアノの音色が美しい。紗幕に映像、荒れ果てた街、よく見ると渋谷。そしてすぐにアクションシーンが始まり、オープニング。この映像演出が作品世界をよりわかりやすく。時代設定は未来、人類はエイリアンらに地上を追われ、月への退避を余儀なくされていた。人類は奪われた地球を取り戻すべく、アンドロイド兵士による抵抗軍を結成。しかし、うまくいかない。そこで、人類は決戦兵器として新型アンドロイド兵士「ヨルハ機体」を開発。それらから成る「YoRHa(ヨルハ)部隊」が編成されたのである。

少女型「ヨルハ」達、見た目は人間の少女だが、アンドロイド。学園で訓練を受ける様子やレジスタンス部隊との交流、敵との戦いが描かれる。主人公は九号(大西桃香)だが、それぞれのキャラクターの見せ場もあり、群像劇のようにもなっている。また、個々の感情や揺れる思い、アンドロイドという設定だが、人間臭く、共感できる。休憩を挟んで2幕目、「破壊せよ」と言葉が響く。敵をどうやって倒すのか、情報を収集する。教官(野口真緒)は皆に「生き残って、みんなで帰るよ」という。

しかし…状況は思わぬ方向に、そして少しずつ様々なことが明らかになっていく。この2幕からのストーリー展開は怒涛のようで片時も目が離せない。疑念、狂気、そして、このヨルハ部隊の真の目的は?キリキリとするシーン、アクション、ラスト近くの九号には感涙。しかし、ところどころにちょっとほのぼのしたシーンもあるので!また、とにかく映像演出が迫力もあり、ここは見所。セットも荒廃した街、ではあるが、後ろに見える月が深々と美しい。マンパワーと最新技術が融合して作る作品世界がファンタジックでクール。
なお、今回の舞台は3日〜5日までニコニコ生放送定点配信と6日のマチネソワレはマルチアングル全世界配信も決定している。劇場に足を運べないファンは配信で観劇できる!

ゲネプロ前にフォトセッションが行われた。またキャストの挨拶、このコロナ禍での公演、「この時期に舞台に立てて嬉しい」「舞台できるのはありがたいです」というコメントが目立った。また、エモーショナルなシーンも多いので「稽古中に泣きそうに」、またゲーム原作なので「ゲーム大好き」「もともと好きな作品」という発言も。主演の九号を演じる大西桃香は「本当に自分でいいのだろうかと不安で泣いた時もあったけど、キャスト・スタッフの方々が励ましてくださいました、いろんな思いがあって苦しんで、もがいて…千秋楽までみんなを守って駆け抜けたい」と挨拶。また特別にプロデューサーからキャストに「これから本番、精一杯、発揮してください、頑張ってください」とエール。
ゲネプロ終了後、大西桃香が「ゲネプロ終了後、誰一人怪我なく」とほっとした様子。ゲネプロであったが、アクションに芝居に全力投球!!

<ストーリー>
自動歩兵人形ヨルハ。
その女性型モデルのテストケースとして創設されたF部隊。
そこは少女達が訓練する学校のような場所だった。物語は主人公九号を含む⼆期生達の入隊から始まる。先輩モデルとの交流を通しながら学園⽣活に慣れてゆく新人達。
しかし、そこには、ヨルハ部隊に対して疑念を抱く者が現れるようになっていった……。

■公演概要
「舞台少女ヨルハVer1.1a」
【公演日程】
12月3日(木) 13:00~/18:30~
12月4日(金) 13:00~/18:30~
12月5日(土) 13:00~/18:30~
12月6日(日) 12:30~/18:00~
【会場】
東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
【原作・脚本】ヨコオタロウ
【演出】松多壱岱
【音楽】岡部啓一(MONACA)
【出演】
九号:大西 桃香
二号:青木 志貴
二十一号:小泉 萌香
二十二号:園田 あいか
六号:谷口 めぐ
三号:松田 彩希
四号:鶴見 萌
教官:野口 真緒
ハオウ:関谷 真由
スイレン:春咲 暖
ツルハナ:二瓶 有加
【お問合せ】info-yorha@ilca.co.jp
【Twitter】@YoRHa_STAGE
【公式サイト】https://yorha.com
【協力】 スクウェア・エニックス
【主催】「舞台 ヨルハ」製作委員会
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