世界初舞台化!辰巳雄大,川島海荷,平田満etc.出演「ぼくの名前はズッキーニ」

孤児になった少年ズッキーニ。泣いて笑って恋をして。 大丈夫じゃないことばかりだけど、みんながいれば大丈夫。

2002年にフランスで発刊されるや世界中でベストセラーとなった小説「ぼくの名前はズッキーニ」。孤独な少年ズッキーニが、母を亡くしてひきとられた養護施設で仲間や彼を見守る大人たちと出会い、厳しい現実の中でも前を向いて生きようとする姿は、国境や世代をこえて多くの人の心を動かしました。小説を原作に制作された映画アニメーション版は第89回 米アカデミー賞長編アニメーション部門、第74回ゴールデングローブ賞長編アニメーション賞にノミネートされるなど世界中の名だたる映画賞を席捲しました。
2021年、この傑作小説を世界で初めて日本で舞台化することが決定!! 脚本・演出にはノゾエ征爾を迎えます。 大胆な発想と丁寧な人物描写、音楽劇から野外劇ま で手掛ける創作の幅の広さですでに高い評価を受け、今最も熱い視線を集める作・演出家。これまでにも松尾スズキ原作の絵本「気づかいルーシー」を舞台化して上演するなど、巧みな演劇的手腕を発揮し、ユニークな劇場空間を作り上げてきたノゾエ征爾。彼の手による舞台版「ズッキーニ」は、音楽劇として上演されます。音楽を手がけるのは、 SAKEROCKのメンバーとしての活動後、ミュージシャン、作曲家として幅広い活躍をみせる 田中馨。注目のクリエイターにより、この作品がどう舞台で表現されるのか、ぜひご期待ください。
主人公・ズッキーニ役を演じるのはジャニーズの人気グループ「ふぉ~ゆ~」の辰巳雄大。 様々な舞台作品に出演するだけでなく、TVド ラマ「監察医 朝顔」第2シーズン(CX)にも 準レギュラーで出演するなど大活躍中の辰巳が、孤独を抱えた少年役に挑戦します。 そしてズッキーニが養護施設で出会う少女カミーユ役は子役時代から現在まで映画、ドラマで多くの作品に出演し、歌手としても活動している川島海荷が務め、この二人に加え、稲葉友、伊勢佳世、上村海成、本多力(ヨーロッパ企画)、三村朱里、 宍戸美和公(大人計画)、平田満ら実力派のキャストが揃った。

<キャスト>
[脚本・演出/デゴー役 ノゾエ征爾]
<コメント>
クレイアニメの映画がとても素晴らしくて、そこから原作 小説も読み、この作品に惚れました。子どもを扱っていて 子どもも触れやすくしてあるのに、子どもじみた描写をしすぎることなく、光と影がちゃんと描かれている、そこが好きでした。演劇版では生身の大人がそれらを演じること になります。嘘つくことなく、しっかりとこの人間たちの 1日1日、瞬間瞬間を謳歌できたらと思います。 彩り豊かなキャストが集まってくれました。 人々の素敵なノイズで溢れた作品になることでしょう。

[イカール(ズッキーニ)役/辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)]
【役柄】
ある事故で母を亡くし、警察官のレイモンに連れられて児 童養護施設「みんなのいえ」にやってくる。シモンや施設 の仲間と友情を育み、カミーユに初恋を覚える。
<コメント>
この作品に携われる事がとても嬉しいです。そして今回 日本でノゾエ征爾さん演出のもと、演劇にできるというこ とにものすごくワクワクしています。この物語は養護施設にいる子どもたちが大人に対して考えている本気の意見、 大人たちが気が付かない想いがいっぱい詰まっている作品です。僕たち大人が舞台上で誠心誠意子どもになって演じ ます。時に笑いあり、時に心をぎゅっと掴まれる、そんな ストーリーです。ぜひ劇場でお待ちしております。サン キュー!サンキューですっ!

[カミーユ役/川島海荷]
【役柄】
両親を亡くして引き取られた叔母の家で虐待をうけ、「みんなのいえ」にひきとられる。聡明で芯が強く、施設の仲 間ともすぐに打ち解ける。
<コメント>
孤児院へ入ることになった子供たちのお話ですが、台本を読ませていただいたとき驚いたのは、子供たちの考えていることなどが全く子供っぽくなく、むしろ自立しようと冷静に状況把握しようとしている部分でした。そう感じたからこそ、大人の年齢でもこの役をやらせていただくことに 意味があるのかもしれません。 共演者の方たちと良いコミニケーションを取りながら、この作品の孤独と温かさを共存させた雰囲気を作り出せればと思います。

[シモン役/稲葉友]
【役柄】
養護施設の子供たちのボス的存在で、情報通。 ズッキーニと最初は反発するも、良き友人となる。

[アメッド役/上村海成]
【役柄】
母親が失踪後、父親が逮捕されて施設に引き取られ、警察官を嫌っている。無線が好き。

[ジュジュブ役/本多力]
【役柄】
食いしん坊。両親は失踪している。いつも 病気やけがのふりをする。

[ベアトリス役/三村朱里]
【役柄】
迎えに来ない母を待ち続けている。鼻をずっとほじっている。

[ロージー役/伊勢佳世]
【役柄】
子供たちの姉的存在。人生の多くの時間を 「みんなのいえ」にやってくる子供たちと共に過ごす。ズッキーニにも優しくよりそう。

[パピノー園長役/宍戸美和公]
【役柄】
厳しくも、大きな愛情で子供たちを育てる。問題を抱えた家族と話し合いながら子供たちの社会復帰を援助している。

[レイモン役/平田満]
【役柄】
警察官。母を亡くした現場のズッキーニを保護し、「みんなのいえ」に連れていく。そ の後もズッキーニに会いに行き、何かと気にかける。息子ヴィクトルと二人暮らし。

<物語>
いつも屋根裏部屋でひとりで遊んでいる少年イカールは、ママと二人暮らし。パパが“若い メンドリ”のもとに去ってから、ママはビールを飲んで、イカールの事を“ズッキーニ”(=
日本語で言うヘチマ)と呼び、怒ってばかり。 ある日、ママは突然の「事故」で帰らぬ人になってしまう。
警察官のレイモンは、ズッキーニを不憫に思いながら、養護施設「みんなのいえ」に連れ て行った。クラスメイトは、リーダー格のシモンをはじめ、アメッド、ジュジュブ、ベア トリスとちょっと変わった子供たち。
ある日「みんなのいえ」にやってきたカミーユに一目で惹かれるズッキーニ。カミーユも また、辛い過去を背負っていた。 どれだけ明るくふるまっても、強がっても、「みんなの いえ」にやってくる子供たちは幼いながらに厳しい現実にさらされ、それぞれに心の痛み を抱えていた。お互いの複雑な事情を知るうちに、ズ ッキーニは、心の痛みを共有するク ラスメイト、厳しくもあたたかいロージーやパピノー園長、そしてずっと気にかけてくれ るレイモンたちと打ち解けていく。
「みんなのいえ」では毎日のように何かが起きた。 その度に、ズッキーニ自身も心の底にしまいこんだ記憶と向き合うようになる。
晴れの日も曇りの日も、人生を自分の足で歩いていくために、みんなとの別れの時が、だ んだんと近づいてきた―――
<公演概要>
タイトル:「ぼくの名前はズッキーニ」
原作:ジル・パリス 脚本・演出:ノゾエ征爾 音楽:田中馨
出演:辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、川島海荷、稲葉友、上村海成、三村朱里、本多力/ 伊勢佳世、宍戸美和公、ノゾエ征爾、平田満
<東京公演>
日程:2021年2月28日(日)~3月14日(日) 全19公演
会場:よみうり大手町ホール
チケット代:¥10,000(税込・全席指定)
発売日:2021年1月30日(土)AM10:00
お問い合わせ:チケットスペース 03-3234-9999(平日10:00~12:00/13:00~15:00)
<大阪公演>
日程:2021年3月19日(金)~3月21日(日) 全4公演
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
チケット代:¥10,500(税込・全席指定) 発売日:後日公式HPで発表
お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(月~土11:00~16:00)
D’après AUTOBIOGRAPHIE D’UNE COURGETTE de Gilles Paris© Gilles Paris 2002 「ぼくの名前はズッキーニ」日本語版 DU BOOKS 2018年、安田昌弘訳
仲介:(株)フランス著作権事務所- Bureau des Copyrights Français
公式サイト:https://www.ktv.jp/zucchini/
企画・制作・主催:ニッポン放送/関西テレビ放送