『舞台プロジェクト 東京ドールズ』全力で!ひたすら戦う、みんなのために!

『プロジェクト東京ドールズ』は、スクウェア・エニックスより配信されているスマートフォン用ゲームアプリで2017年よりサービス開始。アイドル活動の裏で謎の敵・ピグマリオンと戦うアイドルグループ「DOLLS」の活躍を描いている。観劇したGPは二期、コロナ禍で上演できなかった舞台、ようやく幕があく、というわけである。
舞台の出だしはマスター(七木奏音)のモノローグで始まる。ゲームの内容や世界観がわからない観客はここで知ることができる。そしてマスターになった理由もここでわかる。
このマスターの夢のシーン、白いドレスの若い女性(マキナ(佐武宇綺))が出てくる。マスターは目覚める、彼女は???「君は誰?」。

今回の物語の主たる舞台は池袋。ここは人々のエネルギー・フィールが多く集まる街、浄化ライブを行うためにDOLLS達は戦う。この池袋に東口と西口にピグマリオンが出没!バリバリに戦うDOLLS達、しょっぱなからバトルシーン、舞台前に紗幕があり、そこに映像、ゲームと同じ映像でDOLLS達が武器を手に戦うが、ここがゲームさながら!また、映像で見たことのある風景が!かなりリアルだが、看板は…実際のものとはちょっと異なるので、池袋の街をよく知っている観客はクスリと笑える映像。そこへ謎の石像、大暴れ!そんな彼女たちを観ていたのが…デウス(生田輝)、デウスの目的は?ピグマリオンとは敵対しているようであるが、謎めいたキャラクター。「さあ、第2章の始まりだ!」とデウス。

斑目セツナ(南千紗登)は「操られている」と言う。そして新たな敵が!怪しく蠢き、しかも強い。そこへデウスが!協力体制を取ろうと提案するゼウス、目的は?真意は?DOLLS達の新たな戦い、これは一筋縄ではいきそうにもなさそうだ。どうするのかDOLLS、マスターは?というのが大体の流れ。


アナログな演出に映像、ゲーム画面を意識しているが、ここは2.5次元、ライブならではの見せ方と原作にこだわった見せ方との融合、ゲームがわからなくてもゲームの画面をイメージしやすいし、ゲームを知ってるなら「ある、ある」であろう。謎めいたゼウスとマスターの夢に出てくるマキナ。いつになく手強い相手に苦戦するDOLLS、しかし、ハードな場面ばかりではなく、歌って踊ってのシーンもあり、また、微笑ましいシーンも!食べ物にはめっぽう弱い(笑)。

マカロン、たこ焼き、みんな大好きな食べ物が!!そしてラスト、DOLLSたちの死闘、デウスの思惑は?DOLLS達の運命は?マスターはDOLLS達をサポートすることができるのか??そこは劇場または配信で確かめて欲しい。激しいアクション、しかも武器を持ってる。キャラクターによっては武器が大きいので、その扱いがなかなか難しそうだが、そこは稽古の成果で、かっこよく武器を使いこなす。そして走る、走る!また衣裳がキュート。戦う時の衣裳はシックな色合いで、アイドル活動の時はすごくラブリー。その衣裳も見どころ。ラストはかなり胸熱。また、各キャラクター全てに見せ場があり、作り手の”愛”も感じる。そして”本編”終了後はミニライブ!拍手、内輪やペンライトの使用はOK、声援は心の中で!

ゲネプロ前に挨拶。
「みんなのエネルギーとか、たくさん感じられると思います。ゲーム好きな方も初めて出会った方も好きになると思います。素敵な作品、みんな頑張ってるので、最後まで!ちゃんと大切な時間を共有して感動が溢れ出すように、精一杯務めていきます。一公演、一公演、勝ち取っていきます」(七木奏音)
「一期ではドールとピグマリオンの戦いでした。二期からは私たちが物語に介入していきます。そういうところを楽しんでいきます。大きな壁となって!!盛り上げたい!と思います。映像でゲームと同じ場面ありますし、同じセリフもあります。楽しんでいただけるように!素敵なエンターテインメントに!元気を受け取っていただければ!」(生田輝)
「初演から参加しています。新しくきてくれたメンバーもいて、一期があったので、二期、三期はパワーアップしていきたいと気持ちがあります。新しい衣裳も作ってくださってます。誰一人、欠けることなく、千秋楽まで!できなかったメンバーの分も1千秋楽まで大切に、大切に!劇場で、配信で観てくださる方がより笑顔になれるように」(富田麻帆)
そして脚本のなるせゆうせいからも挨拶があった。
「みなさんは見えない敵と戦って奮闘している姿を客席で!楽しみにしています」と締めくくり、挨拶TIMEは終了した。


<公演概要>
日程・会場:2021年2月20日〜2月28日 シアター1010
[スタッフ]
原作:スクウェア・エニックス
脚本:なるせゆうせい
演出:松多壱岱
[キャスト]
マスター:七木奏音
サクラ :天音みほ
ミサキ :富田麻帆
シオリ :舞川みやこ
レイナ :長谷川里桃
ヒヨ :堀越せな
ナナミ :西葉瑞希
アヤ :林鼓子
ユキ :星守紗凪
ヤマダ :雛形羽衣
斑目セツナ:南千紗登
南田カナ :森嶋優花(Wキャスト) 厚木 那奈美(Wキャスト)
デウス :生田輝
マキナ :佐武宇綺
小鳥遊修一:護あさな (三期のみ出演)

[制作]米田 基(style office) 泉 優奈(style office)
牧田 咲也加 あきやま くみこ 伊藤 沙耶
[制作プロデューサー]小林 諸生(スーパーエキセントリックシアター)
[プロデューサー]関谷 マコト(ILCA) 松多 壱岱(ディアステージ)
[エグゼクティブプロデューサー] 岩﨑 拓矢(ディアステージ)
[原作・監修]スクウェア・エニックス 沖田 渉(ILCA) 安藤 彩乃(ILCA)
[製作]株式会社 ILCA
[協力] スクウェア・エニックス
[主催]「舞台 プロジェクト東京ドールズ 」製作委員会

公式HP:https://stagedolls.tokyo
公式ツイッター:https://twitter.com/pj_tokyod_stage

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