坂元裕二書き下ろし戯曲 明後日公演 2018 「またここか」上演決定 演出は豊原功補

「カルテット」「最高の離婚」「それでも生きてゆく」「anone」など 珠玉のドラマ作品を世に送り出してきた脚本家坂元裕二が株式会社明後日の公演のために書き下ろした戯曲の上演が決定した。演出には、2017年紀伊國屋ホールで上演した話題作、芝居噺「名人⻑二」で 初の企画、脚本、演出、主演の四役を果たした俳優、豊原功補。 旧知の仲である二人が初めてタッグを組む。濃密な台詞が紡ぐ奇妙で危うい愛の物語で、ガソリンスタンドを舞台に繰り広げられる男女四人の会話劇。 出演は映画「モリのいる場所」、連続ドラマ「スモーキング」 等、映画・テレビでの活躍がめざましい若手俳優・吉村界人。 城山羊の会など、舞台俳優として独特の存在感を 放つ岡部たかし。映画「あゝ、荒野」で印象的なヒロインを 演じた木下あかり。ナイロン100°Cで活躍中の個性派小園茉奈。どんな景色の作品になるのか、注目したい。

吉村界人

 

岡部たかし

木下あかり

小園茉奈

<STORY>
家族は車だ、血で走る車だ。それが口癖だった父がニロティカス マットのバーキンを残して失踪した。その足跡を辿るうちに、 俺(岡部たかし)は読者モデルの女(木下あかり)から異母弟 (吉村界人)の存在を知らされる。 弟の働くガソリンスタンドは東京サマーランドのそばにあって、 夏になると修羅場と化す。物産展に行くことしか考えてない バイト(小園茉奈)はまるで仕事をせず、弟は自らの妄想に おびえ、夜になると店に火を放つ夢を思い描いていた。
父は一体どこに消えたのか。 夜ごと俺たちは排気ガスと灼けたタイヤの匂いが残る店内で晩餐を繰り返し、弟が持つ秘密に 近づいて行く。俺は知ってしまった。「これは罠か!そもそも、この女、読者モデルには見えない!」ガゾリンタンクの埋まる地下への扉を見つけた俺たち兄弟はゆっくりとその梯子を降り始めた。

【概要】
明後日公演2018「またここか」
脚本:坂元裕二
演出:豊原功補
出演:吉村界人 岡部たかし 木下あかり 小園茉奈
公演日程:2018年9月28日(金)〜10月8日(月・祝)
劇場:DDD⻘山クロスシアター
公式サイト:http://asatte.tokyo/matakokoka/