馬場良馬,高崎翔太,伊藤あさひ,宮下貴浩出演 舞台「五月雨」開幕!4月1日の職員室で何が起こる?!

個性豊かな男性俳優による四人芝居、開幕!

脚本・演出を務めるのは、水野美紀演出作品「されど、」の総合演出や、馬場良馬×鈴木勝大の人気作「無人駅」シリーズの脚本・演出を務め一躍脚光を浴び、2021 年上演の人気小説「怪盗探偵山猫」舞台化の脚本・演出を担う、今注目の新進気鋭の若手実力派作家、私オム。 総合演出として作品を引き立てるのは、テレビドラマ「グッド・バイ」や、映画「私たちのハァハァ」(ゆうばり国際映画祭ファンタジスタ賞)などの脚本を担当し、自身が脚本・演出を務める「劇団ガレキの太 鼓」の主宰である舘そらみ。 さらにスパイスを加えるのは、テレビドラマの演出をはじめ、ミュージックビデオのディレクターとして 数多くの話題のムービーを生んだ映像の奇才、スミスがクリエティブ・アドバイザーとして作品に加わり、豪華演出陣が本作に携わる。出演者には、2020年上演された舞台「ぼくらの七日間戦争」の主演の菊地英治役をはじめ、数多くの舞台・映画・ドラマで主演を務める馬場良馬
社会現象になった「おそ松さん」の舞台化「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~」の主演おそ松役を演じ、絶大な人気を誇る、ドラマ・映画・CM などで活躍する高崎翔太。 連続テレビ小説「エール」では甲子園を目指す野球少年を、配信中の大人気漫画「マイルノビッチ」初実 写化ドラマでは工藤成太朗役を演じ、注目を集める伊藤あさひ。 さらに、多くの演劇に出演する他、自らのプロデュース舞台を精力的に上演する 演劇界に欠かせないバイプレイヤー宮下貴浩が出演する。

学校のチャイムの音で始まる。雨の音、タイトルにもあるように”五月雨”日付は4月1日。新年度が始まる、だが、学校の始業式までには、まだ間がある。しかし、先生たちにとっては春休みではない、出勤している。異動の季節、学校の教員にとってこの時期は異動、昇進などの季節。基本の登場人物は教員4名。藤本(馬場良馬)、学年主任、会社でいえば中間管理職、上田(高崎翔太)、ルックスの良さと柔軟さから生徒に人気があるが、女子生徒と付き合ってる疑惑がある。気賀(宮下貴浩)、ボサボサの髪、のっけからスポーツ紙を読んでいる、どうも借金があるらしい。そして村田(伊藤あさひ)、1年目の新任教師、早速挨拶にやってくる。

実はほんの少しだが中学生役も演じる。ここはお楽しみに。

どこかにいそうな先生方、子供の頃、先生は”手本”、しかし中学生ともなると少し大人になり、小学生のようなわけにはいかない。ここはどこかの中学校の職員室。基本、生徒たちは春休みなので、職員室では先生は等身大、どこかのサラリーマンのようなところもあり、しかし、教職という職業故の立場もある。気賀の借金は、どうもギャンブルが原因らしい。上田は「告白されちゃったんです」と困り顔。村田は教職につきたくてなった、いわば”夢叶えた”系の先生。かつてよく聞いた言葉”でもしか先生(先生でもやるか、先生にしかなれない、の略)”ではない様子。春休みだが、部活などで多少生徒もいる。ありふれた日常、ありがちな4月1日の職員室であるはずが…まさかの出来事が。手作り弁当!?いかにも女子力高そうな!もらってしまった上田、疑惑が深まってしまう…。気賀の携帯が鳴る、あたふたとして頭下げる…きては困る電話!?真面目は村田は言う「教師がそんなことでいいんですか?!」とはっきり言う。

ちょっとドタバタなシュチュエーション・コメディ風で、シニカルな展開。その上田先生の疑惑は生徒たちにも広がっていた模様で、男子生徒がバタバタとやってきてなにやら…物騒なものを貼ったり!4人の先生のそれぞれの立場や性格が次第に観客に明らかになっていく。時折、雨の音。五月雨はビジネスでは、梅雨時に途切れながらも続く長雨のように、物事が断続的に行われることを意味する。タイトルの意味するところ、先生の業務は途切れない、ハプニングも起きる、それが日常。そんなこんなを2時間ほどの上演時間でスケッチする。バッドエンドでもなく、絵に描いたようなハッピーエンドでもなく、しかし、ちょっと心が温かくなる。年度始めの4月1日、そういえば、この公演は4月2日初日。この舞台を見終わったあとは、自分自身の中学校時代を思い出させてくれる。かっこつけてた先生も案外、職員室ではこんな感じだったかもしれないな、と。

公開稽古に先駆けてキャストから挨拶があった。
学年主任・藤本役の馬場良馬は「春休み中、生徒が少ない中、新任の教師が来る。教師になりたかったのに、すごく他の先生に振り回されたり、新任の先生に教えたり…いろいろ、少しずつ掛け違えたボタンが飛んでいっちゃって、ドラマが展開されます」と語る。また学年主任なので、舞台では中間管理職的悲哀も。高崎翔太は「中学の頃、先生に『お前、目立つから』と言われた」とエピソードを。初舞台の伊藤あさひ、役柄は新人教師、実年齢が役柄に近い設定になる。稽古期間が短いことに触れて「不安だった。でも、この4人だからこそ密度の濃いけいこができました」とコメント。馬場良馬は伊藤あさひについて「最初は台本が途中までしかなかったのに全く緊張しているようには見えなかった」と語る。宮下貴浩も「伊藤くん、緊張が顔に出ない」とコメント。また、物語の場所が中学校の職員室、馬場良馬は「中学生は眩しいな(笑)」。
馬場良馬は最後に「(コロナ禍で)この難しい状況で、万全の体制で…観に来てよかったなと思っていただけるようにぜひ!4人の愛すべきキャラクターを観に来ていただけたら」と締めて会見は終了した。また公演パンフレットには4人の学生時代の事件や癒し事が掲載されているが、かなり微笑ましく、観劇の際には購入してそこを開演前に読むとちょっとクスリと笑えるので!

<概要>
舞台「五月雨」
日程・会場:2021年4月2日~4月11日 シアターサンモール
脚本・演出:私オム
総合演出:舘そらみ
クリエティブ・アドバイザー:スミス
出演:馬場良馬 高崎翔太 伊藤あさひ 宮下貴浩
主催:株式会社トキエンタテインメント
公式ツイッター:https://twitter.com/2021Samidare    (@2021Samidare)
公式HP:https://samidare.localinfo.jp