Baobab第13回本公演 Re:born project vol.2 『アンバランス』7月上演

ダンスカンパニーBaobab主宰の北尾亘が、2010年桜美林大学在学中に発表した作品『アンバランス』 を 2012年にトヨタコレオグラフィーアワード2012で発表した『vacuum』という新作に生まれ変わらせ、オーディエンス賞を受賞。
2010年初演から10年を経た今、『アンバランス』に立ち返り、上田市交流文化芸術センターサント ミューゼでのレジデンス製作と神奈川県立スタジオHIKARIでのショーイングを実施。
今回はシアタートラムにて出演者を増員し、さらに作品を深め広げるリクリエイションを経て、Re:bornした長編作品として発表する。

[演出家ノート]
学生時代、社会の先行きに不安を覚え衝動的に創案した当時の感覚を想起し、30代になった今改めて過去、 現在、未来を見つめなおす。社会のバランスが変化するタイミングで、ダンサー、俳優という身体を持っ た人間はどのようなバランス感覚でこの情勢を乗りこなすのか。観客は出演者と自分を重ね合わせ、 どのように自らの足で地を踏み、社会の波を泳いでいくのかを考え、自らに問を投げかける。

<コメント>
[振付・構成・演出・出演]
北尾亘
『アンバランス』は、Baobabにとって大切な作品です。 10年以上の時を経て、ダンスとの距離も、社会との関わ り方も大きく変化しました。この不安定な時代の空気を存 分に吸って生まれる“ほぼ新作”は、身体表現という枠組み を遥かに超えて劇場空間から観客へと侵食していく事と思 います。 今だからこそフィジカルが物語る雄弁さをご体感ください。
[出演]
富岡晃一郎
ダンス公演初体験。いくつになっても初体験はワクワクし ます。とても嬉しく光栄に思っております。力強くしなや かなBaobabのみなさんに100%身を委ねて、大海原に出 たつもりで自由に浮遊したいと思います!
[出演]
佃井皆美
代表の北尾亘くんとは、高校の同級生です。卒業してから 活躍する姿に刺激をもらっていたので、今こうして、また 一緒の舞台に立てるのがとても嬉しいです!今はとにかく、 彼の創り出すBaobabの世界に飛び込むワクワクでいっぱ いで、この作品を終えた私は、何か新しい自分に出逢える ような気がしています。心も身体も空っぽにして、今しかない空気を!みなさんと感じたいと思います!

【Baobabとは??】
主宰:北尾亘が全作品の振付・構成・演出を行う。土着的でリズミカルな独特の躍動感を持つ振付で、 圧倒的な群舞を踊り抜くのが特徴。作品毎に打ち出される明確な世界観を、その都度募ったダンサー や俳優と丁寧に向き合いながら構築。「時に喋り歌い 沢山笑ってたまに泣く」パフォーマンス性の強 い作品で注目を集める。
2010年より4年連続KYOTO EXPERIMENTに参加、2016年にSan Francisco International Arts Festivalに参加するなど、国内外のフェスティバルに多数出演。 また、パフォーマンスと観客のボー ダーレスな関係やコンテンポラリーダンス界の時代を見つめ、2016年より若手アーティストを集め たコンテンポラリーダンスフェスティバル『DANCE×Scrum!!!』を開催。

<公演概要>
第13回本公演Re:born project vol.2『アンバランス』
日程・会場:2021年7月22日(木)~7月25日(日) 全5回 シアタートラム
振付・構成・演出:北尾亘(Baobab)
<出演>
富岡晃一郎 佃井皆美 福原冠 田中美希恵
河内優太郎 シュミッツ茂仁香 伊藤まこと 福島玖宇也 HEIDI 山田茉琳 北尾亘
<スタッフ>
振付・構成・演出:北尾亘(Baobab) 舞台美術:中村友美 舞台監督:熊木進 照明:久津美太地(Baobab) 音響:相川貴 映像・ドラマトゥルク:中瀬俊介(Baobab) 衣裳:臼井梨恵(モモンガコンプレックス) 宣伝美術:阿部太一(TAICHI ABE DESIGN INC.) 撮影:香川賢志 オリジナル楽曲製作:岡田太郎(悪い芝居) 振付助手:米田沙織(Baobab) 演出部:松島千尋、鈴木弥子 制作:白井美優(Baobab) 票券:株式会社レキップ・トロワ 広報:染宮久樹(Baobab) 制作インターン:内堀愛菜 プロデューサー:目澤芙裕子(Baobab)
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 提携:公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター
後援:世田谷区
協力:急な坂スタジオ / Showtitle / プリッシマ
主催:Baobab / ゴーチ・ブラザーズ
公式サイト:http://dd-baobab-bb.boo.jp