武楽「神曲 修羅六道」11月9日公演決定

武楽・武楽座15周年記念、ダンテ没後700年記念公演、「神曲 修羅六道」が11月に観世能楽堂(GINZA SIX 地下3階)にて上演される。

源 光士郎が「武楽」15年の集大成として送る一大サムライ・スペクタクル。
演出に、VR能『攻殻機動隊』や映画作品監督として活躍する奥 秀太郎、ダンテ役に俳優の南圭介、ベアトリーチェ役に元宝塚歌劇団花組トップ娘役の女優、蘭乃はなを迎え、源光士郎はシテ六役に挑戦する。チケットは7/17発売予定。

■ 武道×能 「武楽」(ぶがく) とは
「武楽」は、「武の美」をテーマに、武士が研鑽した武道と、武士がたしなみとした能などの武士文化を組合せた総合藝術。創始家元 源光士郎。2020-2021年に誕生15周年を迎える。
GUCCI創業家4代目グッチオ・グッチ氏より「芸術だ」と賞賛される。2019年ミラノ公演・武楽 『信長供養』 で参加した国際演劇賞にて、年間を通してオーディエンスが選ぶ最高位賞 「1st Premio Del Pubblico」 を受賞。
世界各国で公演すると共に、織田信長公役ソリストとしても活躍の場を広げ、演武・講演・展示や稽古を通して、武道/サムライ/日本伝統文化/現代アート等多彩な視点で、日本の美と「和を貴ぶ心」を世界に発信している。
武道を含む武士の思想・哲学、教養、装具などの武士文化の芸術的昇華と文化的価値の再評価を目指す【サムライ・ルネサンス】という芸術運動(アート・ムーブメント)でもある。

雅楽は公家、歌舞伎は民衆を中心に愛されたが、室町時代に足利将軍家に庇護され大成した能は、武士の美意識を強く反映しており、武術にその能の要素を融合して美しさという観点から武士文化の芸術性を再構築したものである。

<概要>
■ 公演名
武楽「神曲 修羅六道」
武楽・武楽座15周年記念
ダンテ没後700年記念公演
源 光士郎 製作総指揮・作・脚本
■ 会場
二十五世観世左近記念 観世能楽堂
(GINZA SIX 地下3階)
■ 公演日
令和3年(2021年)11月9日 (火)
18:15 開場 / 19:00 開演 (予定)

■ 演目内容
ダンテ没後700年(没1321年9月14日)記念作品。
ダンテ「神曲」と能の共通点に着目し、キリスト教的な死後の世界を、武士の死生観に置き換えて、ダンテが活躍したイタリア・ルネサンスと、武楽の活動の「サムライ・ルネサンス」とを重ね合わせ、能楽堂で公演することの意義に重きを置きながら、「サムライ」を軸に、武芸と能などの武士文化を融合した「武楽」ならではの、世界初の視点で発表する演目である。

「美は魂を目覚めさせ、行動に導く」
ー ダンテ・アリキエーリ

修羅道を旅する詩人ダンテを通して、武楽が主題とする「武の美」の「美しい生き方」や、武士の名誉を重んじる生き方、武士の死生観、武士の美学や行動原理などを共に体験し、目撃者となる。

<ストーリー>
ダンテは、終生理想とした女性ベアトリーチェが若くして他界し、絶望に打ちひしがれ気が付くと暗い森に迷い込んでいた。大蛇に襲われおびえるダンテを素戔嗚尊が救い、武の真髄と和歌の功徳を語り、神船を授け、ベアトリーチェに会いたくば死後の世界を通り抜けるよう命ずる。ダンテは生きたまま彼岸を目指し、神功皇后から宝剣を授かり修羅道に入る。源義経、平経正、平知盛と相見え、武士の生き方に感じるものがあり変化していく。そして、ついに修羅道の中心部にて、修羅王と対峙する。

■ 公演公式サイト
11/9 武楽「神曲 修羅六道」公演
https://bugaku.net/shinkyoku2021/
■ Facebook
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