和歌山県『紀南』を舞台にした芸術祭 「紀南アートウィーク2021」初開催に向け、クラウドファンディング開始!

コロナ禍の今こそ「『籠りの文化』と『港の文化』」をテーマに!!

本芸術祭の総合プロデューサーは、紀南地域出身で、世界18ヶ国で法律事務所を展開しながら東南アジアメコン地域のアートに特化したアウラ現代美術振興財団を運営するが務め、アーティスティック・ ディレクターはアートコレクターであり、横浜美術大学学長・森美術館理事の宮津大輔。

藪本雄登
宮津大輔

紀伊半島は、高野山や熊野古道で知られるとおり、豊かな自然と古くからの信仰が息づく場であり、南方熊楠や長沢芦雪といった奇想天外な人物を輩出。特に「紀南」エリアとほぼ同義である「牟婁」の 地名には「籠もる」「隠る」「神々の室」という由来があり、豊かな山林資源の中に籠り、内面的な世界を探求することに秀でた歴史的な特色を有し、紀南地域は「開放性」を特色として、黒潮とともに移民文化を醸成。このような場の特性から、「『籠りの文化』と『港の文化』」をテーマに掲げ、コロナ禍により世界が閉じている今、「閉じながらひらく」ことの重要性に着目し、地域の歴史的価値を再発見し、世界に発信していく。

会場は、観光都市としての白浜、城下町である紀南の商業中心地田辺の歴史が積層する特別な場所8箇所で、現代アート作品16作品を展示。美術館のように作品展示を前提としない場所における「場」と「作品」が起こす化学反応が、訪れた方々に得難い鑑賞体験を提供。

参加アーティストは、カンヌ映画祭最高賞受賞のアピチャッポン・ウィーラセタクン (タイ)、2022年開催の「ドクメンタ15」アーティスティック・ディレクターを務める「ルアンルパ」のアデ・ダルマワン(インドネシア)、ホー・ ツーニェン(シンガポール)といった世界的に注目を集めるアジアのトップアーティストや、日本を代表する現代音楽家の一柳慧、「バイオアート」などを手掛ける長谷川愛、さらには紀南出身の新進気鋭アーティスト、前田耕平など、様々な作品の展示が決定。

アピチャッポン・ウィーラセタクン
アデ・ダルマワン
ホー・ ツーニェン

クラウドファンディングのリターンには、参加アーティスト・岸裕真デザインのエコバッグ、前田耕平、 河野愛のサイン入り作品写真をはじめ、最上級梅酒と紀南アートウィークオンラインカクテルパーティー、特選醤油と「堀河屋野村」18代野村圭佑氏によるバーチャルアトリエツアー(蔵見学)といった名産品を体験する参加企画を用意。また、長谷川愛氏とアドベンチャーワールド飼育員との対話会、特別対談×ツアー「空港は 美術館になれるのか?」参加権などを用意。

公式ページ:https://motion-gallery.net/projects/kinan_artweek2021

<紀南アートウィークの特徴>
1.グローバルな現代アーティストの作品の展示
各会場の歴史・文化などの背景を深く掘り下げ、その文脈から導かれるイメージを基にキュレーション、展示を行う。世界的なアートコレクターとしても有名な、アーティスティック・ディレクターの宮津氏のコレク ション作品を中心に、特に初年度は 映像作品を中心に展示。

2.地元ゆかりの現代アーティストの招聘
紀南地方出身、もしくはゆかりのある新進気鋭の作家を2組招聘し、制作(コミッションワーク)を行う。

3.行政予算・補助金に頼らない運営
初年度は実行委員長の自己資金を中心に、ご協賛やご寄付なども受付し、行政の予算や補助金に頼らない開催 を行う。 中~長期的には事業展開で収益を上げ、持続可能な体制作りを目指す。

4.シンポジウム、地域との対談、ワークショップ実施などの地域との活動
・紀南とアートのみならず文化、風俗に関する様々なシンポジウムやオンラインでのトークセッション。 ・農業や観光業などの産業従事者、その他様々なな魅力あふれる方々との対談を通して紀南の未来を考える対 談企画 ・教育機関や博物館等との共同ワークショップ など

5.世界とつながる情報発信
HPやSNSなどは全て日英2言語で発信。活動全体を通して紀南の魅力を全世界へ伝えていく。

<概要>
日程:2021年11月18日〜11月28日 11日間
会場:和歌山県紀南地域 田辺市・白浜町内各所 ※複数個所
入場料:入場無料
※会場によって別途入場料が必要な場合あり。
主催:紀南アートウィーク実行委員会
総合プロデューサー:藪本 雄登
アーティスティック・ディレクター:宮津 大輔
公式ページ:https://motion-gallery.net/projects/kinan_artweek2021