崎山つばさ, 立石俊樹, 遠山景織子, 羽場裕一 etc.出演『GReeeeN』の結成秘話を描く 音楽劇「キセキ -あの日のソビト-」開幕!夢を、音楽をあきらめない!

『GReeeeN』の結成秘話、大ヒットを記録した映画「キセキ -あの日のソビト-」の舞台化、満を持して開幕した。生バンドも入り、ライブ感満載の音楽劇、紀伊国屋サザンシアターにて!!

歌から始まる。しみじみとしたメロディ、兄と弟の会話、「にいちゃん、チケット取ってよ」「いいよ」「やったー」。そんな会話を挟み込んで歌、キャストが次々と登場してコーラス、セリフ。白衣を着た医者の父親(羽場裕一)、音楽活動を快く思っていない上に厳格。そんな関係性を最初に提示する。「夢を簡単に諦めるのか?」というセリフが出てくる。音楽を諦めきれない思い、ビートの効いた楽曲。それから次々と登場人物が、踊る母、遠山景織子がノリよく踊る!ここは要チェック(笑)。

全キャラクターが登場し、オープニングシーンとなる。ここから物語が動き出す。「自分の人生、考え直しているか?」「人間は好きなことをやっているとばかになる」「父さんは好きでやってないの?」この根源的な問いかけに父は怒り出す。悶々とする兄弟、兄のJIN(崎山つばさ)はメタルバンドのヴォーカリスト。兄をリスペクトする弟、そんな様子が描かれる。

母は子供たちの心に寄り添おうとする。言ってみればGReeeeNの前前夜、といったところだろうか。ふとした会話「どこかにいい歯医者ないかしら?」と母。成績に自信がないHIDE(立石俊樹)は歯医者を目指そうと決心する。そこから、どう進んでいくのか、映画を見たなら、わかること。ただ、これは舞台、歌、象徴的なダンス、生演奏故のライブ感と熱気が舞台いっぱいに充満する。母は息子に言う「あなたの人生」という。

晴れて合格、授業での教師の言葉「患者さん一人ひとりの人生に寄り添うこと」と説く。兄・JINの場面、反対を押し切って音楽の道に進んだものの、レコード会社の売野(大石敦士)からは辛辣な言葉。弟・HIDEはnabi(太田将熙)と出会い、そして92(岸本勇太)、SOU(里中将道)にも出会う。これが運命、のちのGReeeeNだ。本人たちはただ楽しく歌ったりしているが、端から見ると「自然体でこれだけできるんだ」というのがわかる瞬間。だから、周囲の誰かが気づかなければ、もしかしてそのままだったかもしれない、運命の巡り合わせ。一方の兄は音楽活動が思うようにいかない。そんな折、「曲だけでも聞いてもらえないかな?」と弟から言われる…。4人が歌うシーン、ワチャワチャと喋っているシーン、演劇、生演奏ならでは、ライブさながらで手を振って一緒に盛り上がれるシーンも(客席では声は出さずに、ノリよく!)。「ありがとう〜」ほぼライブ、楽しい場面も。一方の兄は「聞いてください」と頭を下げてレコード担当の売野にデモを渡す。兄・JINは裏方に徹してGReeeeNをGReeeeNたらしめる。

物語は元になっている映画通りである。苦難、喜び、共感できるシーン多数。そして、山あり谷ありのGReeeeN道のり。舞台、生の良さ、映画とは違った味わい。GReeeeNのメンバーはもはや日本中の人が知っているが、アーティストであり、歯医者。歯は万病の元、そして音楽は心のビタミン。改めてそんなことを舞台で想える作品。ベテラン勢は出番は少ないが芝居を引き締める。崎山つばさ始め、5人が生演奏をバックに歌うシーンは贅沢。

なお、ゲネプロ前にフォトセッションと会見が行われた。登壇したのは、崎山つばさ、立石俊樹、太田将熙、岸本勇太、里中将道。

崎山つばさ「GReeeeNの物語ですが、GReeeeNがみなさんの目の前に現れる、演劇とライブとドキュメンタリー、そんな感覚になるとおもいます」
立石俊樹「GReeeeNの物語、知らない方にも知ってもらいたい…作品を通じて昔の青春に!」
太田将熙「映画化もされていてGReeeeNさんはどんな方たちなのか…。生でやる、GReeeeNの名曲をやらせていただく、最大限にリスペクト、僕らなりに」
岸本勇太「魅力はやっぱり生、演劇ならでは!」
里中将道「映画でも深く心情が描かれているので、GReeeeNさんを伝えていきたい」

また好きなシーンは?
里中「5人の関係性、仲の良さを伝えられたら」
岸本「やっぱり歌唱シーン、自分が結構、楽しんでるんで、その姿を」
太田「僕もライブ、『キセキ』を歌唱してる時。音楽に乗って『頑張ろう』と思える」
立石俊樹「曲を聴いてると自分の本心が丸裸になる瞬間、HIDEさんもそういう気持ちだったのかな?」
崎山つばさ「舞台ならではの。   」
また、稽古期間はみんなで一緒に帰ったり、思ったことを言い合ったりしたそう。GReeeeNっぽい結束!
最後にPR。
里中「みんなに元気とか勇気を!そういう感想をいただけたら」
岸「挑戦すること、そしてエールを!」
太田「GReeeeNさん、自分たちのことを伝えたい」
立石「僕自身もGReeeeNさんの曲で支えられました。改めてHIDEさんのことを嘘偽りなく伝えたい」
崎山つばさ「前を向いて夢に向かっていく姿、今、やる意味、演劇で出来る意味を伝えたい」

【イントロダクション】
4人組人気ボーカルグループ『GReeeeN』の話を元に製作され、 大ヒットを記録した映画「キセキ -あの日のソビト-」を初舞台化!
歯医者と歌手という二つの夢を全力で追いかける仲間、兄弟との絆やその家族を描く⻘春ドラマ。
舞台ならではの演出、圧巻の生バンドと生歌でつくり上げる。

【あらすじ】
厳格な父・誠一(羽場裕一)の反対を押し切って音楽の道に進んだJIN(崎山つばさ)。 メジャーデビューするもなかなか思うようにいかない。 あるとき、父の期待に応え歯科医を目指していた弟のHIDE(立石俊樹)とその仲間 navi(太田将熙)、92(岸本勇太) 、SOH(里中将道)らに音楽の才能があることに気付き、彼らに自分の夢を託す。
そして、歯科医を目指しつつ音楽も諦めたくないということを父に言い出せない彼らは、 顔を出さずにCDデビューしようと考えるが…。

<音楽劇「キセキ-あの日のソビト-」概要>
<日程>
東京公演:2021年10月22日(金)~11月7日(日) 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
大阪公演:2021年11月11日(木)~11月12日(金) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
原作:映画『キセキ ―あの日のソビト−』
脚本・演出:吉谷晃太朗
[キャスト]
JIN:崎山つばさ
HIDE:立石俊樹
navi:太田将熙
92:岸本勇太
SOH:里中将道
売野:大石敦士
結衣:朝倉ふゆな
珠美:遠山景織子
誠一:羽場裕一
ダンサー:荒川湧太、宇田川太雅、加藤木風舞、武中隆之介  ※50音順

音楽:tak
振付:伊藤今人(梅棒)
制作:ポリゴンマジック
主催:音楽劇キセキ製作委員会
公式サイト: https://kisekistage.com
公式Twitter: https://twitter.com/kisekistage

©音楽劇キセキ製作委員会