高校演劇リブート企画 第二弾 小沢道成演出『水深ゼロメートルから』 初日開幕

『アルプススタンドのはしの方』に続く【高校演劇 リブート企画】の第二弾、『水深ゼロメートルから』が11月3日下北沢「劇」小劇場にて開幕。

原作は、第44回四国地区高等学校演劇研究大会にて文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞した徳島市立高等学校『水深ゼロメートルから』(脚本:中田夢花)。演出・美術にはEPOCH MAN主宰・小沢道成。
出演は、女子高生役には、雑誌「nicola」専属モデルとしての活躍を経て近年は映画「L♡DK~ひとつ屋根の下「スキ」がふた つ~」や様々なCMに出演の濵尾咲綺、週間少年「サンデー」の表紙・巻頭にも抜擢され、浅野いにお原作の話題映画「うみべの女の子」出演の宮﨑優、第二次世界大戦中の沖縄をテーマにした舞台「清らか な水のように~私たちの1945~」出演の仲吉玲亜、「俺の話は長い」「ハケンの品格」「ボイスII 110 緊急指令室」など話題のドラマに多数出演の花岡すみれ。彼女たちの先生役は、ドラマ「浦安鉄筋家族」 や舞台 別冊「根本宗子」の「墓場、女子高生」など人気の作品に出演し高い評価を集めている椙山さと美。

夏休みに学校のプールに集まった、メイクに余念のない“一軍女子”ココロ(濵尾咲綺)、水泳部の部長 チヅル(宮﨑 優)、阿波踊りの踊り子ミク(仲吉玲亜)、元水泳部の先輩ユイ(花岡すみれ)の女子高生4人と、女性体育教員(椙山さと美)が織りなす群像劇。ジェンダーギャップを爽やかな青春物語として描く。ワンシチュエーションの中で繰り広げられる会話からは日々学校生活で何気ない出来事に笑い、様々なことに悩みもがいて、必死に浮上しようとする彼女たちの姿をビビッドに。

11月6日18時公演には、脚本の中田夢花、演出・美術の小沢道成、原作の徳島市立高等学校演劇部顧問・村端賢志を招きアフタートークを開催。
<キャスト コメント>

[ココロ役・濵尾咲綺]
仲が良くて楽しく、毎日成長できる稽古場でした! 自然と心の中から何か溢れ出して来てしまうような、そんな素敵な戯曲に、小沢さんの演出が加わり、 さらに面白く人間味のある舞台となっています。 舞台に関わっている皆さんが、愛を持って全力で作り上げて下さり、この作品が私の初舞台で本当に幸 せだなと感じています。

[チヅル役・宮﨑 優]
待ちに待った開幕!
この1ヶ月間、本当に色んな事がありました。
自分自身挫けそうにもなりました。
ですが、キャストのみんな、小沢さん。 スタッフの一人、一人に支えてもらい、助けてもらってここまで来る事ができました! 感謝の気持ちで一杯です。 こんなに素敵なメンバーで舞台を作れる事とても嬉しく思います。 本番もみんなを信じて全力で楽しみたいと思います!

[ミク役・仲吉玲亜]
「水深ゼロメートルから」いよいよ始まります!! 小沢さんの演出はほんとにほんとに面白くて演じていてもすごく楽しいです。 自分があまり納得のいかない部分があったり、違和感があると私の立場になってアドバイスや方法を探 してくれるので演技が楽しくなっていきます。 小沢さんらしい少し笑ってしまうようなシーンや、気づいた人だけが笑ってしまうようなシーンもある ので楽しみにしててください!!
そしてほんとにこのメンバーで行えて良かったなと思っています!

[ユイ役・花岡すみれ]
私ってそういえばJKだった!と改めて思い出させてくれる、そんな時間を過ごしました。 稽古前不安だったことが嘘のようです。舞台上で思い切り笑って動いて、みんなで真剣に考えて、また 明日ね!といって別れる。それはこのメンバーだから作れた「当たり前」なのかな、と思います。 初日と今では「ユイ」のイメージがガラリと変わりました。私が演じたことで生まれた「ユイ」になっ ているといいなと思います!

[山本役・椙山さと美]
この作品は、今の時代だから描かれて、実際に今を生きる高校生たちが演じるから心に響く、「今」上 演することに意味がある作品だと思います。稽古中も日々作品と共に成長していく彼女たちの姿を毎日 見てきました。真っ直ぐに作品と向き合う彼女たちにきっと皆さんもたくさんの感情が動かされると思います。ぜひ劇場で体感してください。

<概要>
タイトル「水深ゼロメートルから」
脚本:中田夢花
演出・美術:小沢道成
原作:徳島市立高等学校 演劇部
出演 :
濵尾咲綺 宮﨑 優 仲吉玲亜 花岡すみれ / 椙山さと美
日程・会場:2021年11月3日~7日 「劇」小劇場
公式HP:http://suishin0m.com/
Twitter:@suishin0m
お問合せ:http://suishin0m.com/ 03-6407-8987(平日 11:00~18:00)
企画・製作:SPOTTED PRODUCTIONS momocan AOI Pro.
舞台写真:関 信行