劇団身体ゲンゴロウ 第4回公演「ナマリの銅像」3月上演

本作品「ナマリの銅像」は、天草・島原一揆を、天草四郎がパチンコ屋の店員であるという大胆な脚色を加えて描きます。 一揆に加わったのは、決して信仰深い人達だけではなく、明日を夢見る若者、ビクビクと虚勢を張る父親、いたずら好きの子供達が城に揃い、物語は動き出します。「天草四郎を中心に天草・島原一揆が起きたが、すぐに鎮圧された。」という歴史の教科書の一文の裏で起きた等身大の一揆を描いていく。

<「ナマリの銅像」公演の見所>
当劇団の特徴である見立ての鮮やかさに磨きがかかり、パチンコ店、農村、城、空の上まで舞台上に生き生き と再現。また、2万発の実際のパチンコ玉を使用した演出も必見。

<あらすじ>
圧政強まる島原では、もうすぐ一揆だと噂が流れ出す。パチンコバイトの少年益田は、口先達者な意気地な し。「退屈な日々を一変させてやる!」と言う幼馴染に誘われるがまま、一揆軍に加わることになり…
若者は、鉄砲見るまで無鉄砲。母親は足並み揃えて改宗し、親父がビクビクしながら竹槍を持てば、傘連判 の人々の右往左往のお芝居の始まり。益田の口先は、神を人々に信じさせ始め…城は大きく動き出す。

<劇団身体ゲンゴロウとは>
東京芸術大学のメンバーを中心に 2019 年に発足。 主宰・菅井啓汰を中心に、現在では団員は多岐にわたる。歴史や事件のリサーチのなかで、人の普遍的 な感情や営みに焦点を描く演劇が特徴。新しい表現 を探すことと、食べていける劇団になることを目標 に小劇場で活動中。東京都市圏を拠点に、年間を通 してイベントや演劇公演の開催に取り組んでいる。

<概要>
公演タイトル :「ナマリの銅像」
日程・会場:2022年3月9日(水)〜3月13日(日) ひつじ座
脚本・演出:菅井啓汰
劇中曲作曲:武田朋也
《キャスト》
初鹿野海雄、山﨑沙羅、CHERRY、柳町明里、武田朋也、郁弥、菅井啓汰
《スタッフ》
照明:永井あかり 照明操作:永田大空 舞台美術・音響:武田朋也 宣伝美術:井上由視 制作:柳町明里 山﨑沙羅 衣装・メイク:柳町明里 CHERRY
主宰:菅井啓汰(身体ゲンゴロウ)
劇団公式 H P : https://www.shintaigengorou.com/
*新型コロナウィルスの影響を受け、当公演は延期公演として開催
宣材写真・ポートレート=古池安由実