竹下景子×加藤健一 ピューリッツァー賞受賞の名作 「ジン・ゲーム」上演

竹下景子×加藤健一 初の二人芝居に、ピューリッツァー賞受賞の名作を上演!

過去には何度か共演、「川を越えて、森を抜けて」(2009)「喝采」(2017、2019)など。今回も息のあったところを見せてくれるはず。

作者◆D.L.コバーン
劇作家。1938 年、アメリカ・メリーランド州生まれ。当時 30 代で『ジン・ゲーム』を執筆してデビュー。 他の作品には『Bluewater Cottage』『Noble Adjustment』『Return to Bluefin』他多数。 また、テレビ番組の脚本も手掛けている。

作品◆THE GIN GAME
1976 年 9 月、アメリカン・シアターアーツにて初演。1977 年 10 月にブロードウェイデビュー、公演回数は 516 回にのぼる。 その後、イギリス、ロシア、フランス、オーストラリア、中国等、数多くの国で上演された。
日本ではメープルリーフ・シアターが 2000 年に初演。(訳:吉原豊司、演出:貝山武、出演:水谷貞雄、加藤土代子) 1978 年度ピューリッツアー賞受賞作品。

ジン・ゲーム◆遊び方
世界三大トランプゲームのひとつであり、2 名で対戦する。 「ジン・ラミー」または「ジン」と呼ぶのが一般的だが、本作では「ジン・ゲーム」としている。
10 枚ずつ札を配ってゲーム開始。プレイヤーは、未配布の札または最新の捨て札から 1 枚引き、手札から 1 枚捨てる。 これを交互に繰り返し、同じ数字を 3 枚以上、または同じ記号で連続する数字を 3 枚以上集め、揃ったら「ジン!」と言い、 手札を見せて勝利。

◆STORY
入居者や食事や看護師への愚痴で息の合う二人。
ホーム独特の空気感に馴染めない二人は、トランプ遊びを始める。
時間つぶしがてら気軽に始めたゲームだが、初心者のフォンシア相手に全く勝てないウェラーは、対戦を重ねるごとに苛立ってきて…。
単純なトランプゲームが、孤独な老人たちの“単純ではない”過去をあらわにする。
名優二人による重厚な演技で、ピューリッツァー賞受賞の名作に挑戦。
セリフの応酬がおもしろい、チクリと刺さるビターコメディー。

<2019年記事「喝采」公演レポ記事>

加藤健一事務所vol.104「喝采」再起を賭けたかつての名優とその妻、演出家の初日の景色は?

概要
日程・会場:2023.6/29(木)~7/9(日) 下北沢 本多劇場
作:D.L.コバーン
訳:吉原豊司
演出:小笠原響
出演:竹下景子 加藤健一
公式サイト:http://katoken.la.coocan.jp