丸美屋食品ミュージカル「アニー」、2020年アニー役は徳山しずくさん、川原菜摘さんに決定!元気いっぱい!喜びいっぱい!2020年4月25日開幕!

ミュージカル「アニー」は1924 年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」をもとに、1977 年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。同年のトニー賞において、作品賞をはじめ 7 部門を受賞し、現在も世界各国で上演され続けている。日本公演は、1986 年、日本テレビ主催でスタートした初演以来、 今までに全国で約180万人もの人たちに深い感動を与え続けている国民的ミュージカルとなっている。この初演から34年間で66名のアニーが誕生!観客動員数は約180万人(2019年公演終了時点)!
そして10 月 20 日(日)17:00~日本テレビ番町スタジオにて、アニー・孤児役 オーディションの最終合格者が発表された。主役のアニー役2名、孤児役12名の合格枠を目指し、課題曲や演技など3日に渡る審査を勝ち進んだ少女たち約50名!動画・書類審査を通過したのは433人であったので、この日に会場にこれるだけでもすごいことなのである。
さて、この発表は今年1月に竣工した日本テレビ番町スタジオにて行われたのだが、17時前、皆、最初は笑ったりしていたが、時間が刻一刻と迫ってきて次第に笑顔は消えて、『お祈り』ポーズの子も。最後の最後、ドッキドキの時間だ。
そして演出の山田和也、振付の広崎うらん、音楽監督の佐橋俊彦、その他関係者が部屋に入り、席についた。まずは丸美屋食品工業株式会社の広報宣伝室の室長を務める杉山典由が挨拶。「これからも夢に向かってチャレンジして欲しい」と語る。合格、不合格関係なく、強く願えば夢はかなう!そして演出の山田和也が「(オーディションは)濃いものだった」と振り返る。そして「(皆)甲乙つけがたい、誰が選ばれてもおかしくない、本当にちょっとしたことでしかない」と語り、後ろに控えているお母さん、お父さん、お祖母さんたちに感謝の言葉を述べた。そして山田和也が合格者氏名を読み上げる。呼ばれた子供達は皆、大きな声で「はい!!!」と立ち上がる。感極まって涙ぐむ子、後ろを振り返る子、思わず声をあげる子、このミュージカル「アニー」に出演できる!夢のよう!そしていよいよアニー役の発表、「徳山しずくさん」「はい!」、「川原菜摘さん」「はい!」、座っていた場所が近かったので、二人抱き合って思わず涙。周りの合格した子も残念ながら合格できなかった子も、思わず、涙。この瞬間はきっと長い年月が経っても、きっと忘れられないだろう。そして全員で名曲「トゥモロー(Tomorrow)」を合唱。”明日は幸せ”と歌う。このオーディションと歌詞がシンクロする。合格しても、できなくても”朝がくればトゥモロー 涙の後も消えていくわ”なのである。

感動のあまり、写真、ブレる!
みんな、おめでとう!
嬉しさ、いっぱい!
ムービーカメラに向かって手を振る!人生初体験!

それからフォトセッション、まずは全員でパチリ、それから後ろに大人(山田和也、広崎うらん、佐橋俊彦)が立ってパチリ。それから丸美屋食品工業株式会社の杉山典由とアニー役2名でパチリ、そして昨年の先輩アニーから花束贈呈!それから山田和也とパチリ、そして2人で、あの『アニーポーズ』で!最初は緊張気味だったのが、だんだんと笑顔がよくなってきているのが手に取るようにわかる。

大人3人とみんなで!ポーズも決まってきた!
ノリノリです!
先輩アニーから花束贈呈。
演出の山田和也先生と!
人生初のアニーポーズ!いい感じ!

撮影が終わったあとは・・・・・・2人にとって人生初の『取材を受ける』が始まった。まずは感想を聞かれて「夢のようです!」(徳山しずく)、「すごく嬉しくって信じられない」(川原菜摘)。どんなアニーになりたいかを聞かれて「いっぱい希望を持ったアニーになりたい」(徳山しずく)、「夢や希望を持った可愛いアニーに」(川原菜摘)と元気よく回答。演出の山田和也は「(選んだ理由について)毎年、聞かれるんだけど、よくわからない(笑)、本当に甲乙つけがたかった。選ぶというよりも何かに導かれているようです」とコメント。まさに出会い、選ぶのではなく『出会った』ということなのであろう。そして2人に向かって「おめでとうございます。これからが大変なんだよ。頑張りましょう」と語りかけた。稽古、そして本番。公演は来年の2020年とは言え、そんなに先のことではない。二人とも小学5年生、実はこの二人は他のミュージカルで共演済みなのだが、Wキャストなので同じ舞台には立てない。それぞれのアニー像をこれから創っていかねばならない。ミュージカルに欠かせないのがレッスン、徳山しずくは「4年生から」といい、川原菜摘は「3年生から」と回答。幼稚園に上がる前からかと思いきや・・・・・。また先輩アニー役の2人から花束をもらって二人とも「すごく嬉しかった」とコメント。
いずれにしても、これから稽古、レッスンの日々が始まる。本当の『夢舞台』に経つのは2020年4月25日から、東京の新国立劇場中ホールにて。

【公演概要】
日程・場所:2020年4月25日〜5月11日 新国立劇場 中ホール
脚本:トーマス・ミーハン
作曲:チャールズ・ストラウス
作詞:マーティン・チャーニン
演出:山田和也
音楽監督:佐橋俊彦
振付・ステージング:広崎うらん 他
<キャスト>
アニー
徳山しずく(トクヤマ シズク) / 川原菜摘(カワハラ ナツミ)
モリー
山﨑もも / 矢山花
ケイト
成瀬綾菜 / 難波夏未
テシー
木内彩音 / 加藤凪紗
ペパー
久野純怜 / 山岡さくら
ジュライ
藪田美怜 / 長曽我部夢
ダフィ
大谷紗蘭 / 宿口詩乃
主催・製作:日本テレビ放送網株式会社
協賛:丸美屋食品工業株式会社
公式HP:http://www.ntv.co.jp/annie/

取材・文:Hiromi Koh