加藤健一&山崎銀之丞コメント到着!加藤健一事務所vol.108『プレッシャー~ノルマンディーの空~』

原題は「プレッシャー(Pressure)」、俳優のデイヴィッド・ヘイグ(David Haig)が自ら書いて、本人自らが主人公のジェームズ・スタッグを演じている。2014年5月、スコットランドのロイヤル・ライシアム・シアターにて初演。 2018年、英国上演ツアーを行っている。題名は、「プレッシャーを感じる」という意味でのプレッシャーと共に、お天気用語での気圧の意味でもある。つまり二重の意味をもたせているのである。有名な“ノルマンディー上陸作戦”、有名な映画映画「史上最大の作戦」(1962年 原題:The Longest Day、一番長い日)、『プライベート・ライアン』(原題:Saving Private Ryan)でよく知られている。

加藤健一&山崎銀之丞コメント到着!
<加藤健一>
[この作品を選んだ理由]
映画『風と共に去りぬ』の“アトランタ”という地名と、映画『史上最大の作戦』の“ノルマンディー”という地名は、作品の内容と共 に、まだ少年だった僕の脳裏に焼き付いていました。しかし『風と共に去りぬ』の炎上シーンの撮影にも、実際に行われた“ノルマンディー上陸作戦”にも、気象予報士の存在が欠かせなかったという事は、この戯曲を読んで初めて知りました。最近、人気と注 目を集めるお天気お兄さん・お姉さんですが、その気象予報士と上陸作戦を中心に作品を書いた作者のデイヴィッド・ヘイグの目の付け所は「さすがだな」と感心し、戯曲を読んですぐに上演を決定しました。

[お客様へのメッセージ]
5月の『サンシャイン・ボーイズ』は開幕を目前にして公演延期となり、皆様には多大なご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありませ んでした。今回の『プレッシャー』は、コロナ騒ぎも落ち着く気配を見せ、劇場の入場者数制限も緩和される事となり、カトケン事務所もなんとか生き残っていられそうです。劇場での感染防止には万全を期しております。本多劇場は、天井の高さ、換気の良さ、どの点から見てもとても安全な空間です。そして何よりも『プレッシャー』は、とても良く出来た、非常に興味深いお芝居です。

<山崎銀之丞>
[カトケン事務所公演に初出演の意気込み]
「加藤健一事務所からお話をいただいちゃった!」まず、そんな 驚きと喜びの感想でした。何故ならば僕が今、ここで役者ヅラさせていただいているのは、つかこうへい事務所の芝居を観てしまった(笑)からです。それも、加藤さんが出演の「熱海殺人事件」ですし、「蒲田行進曲」だからです。つかこうへい事務所は解散となり、加藤さんは加藤健一事務所として、活動を続けられている事も常に憧れの思いで拝見していました。その加藤さんからお声を掛けていただき、興奮しない訳がありません。ところが、いただいた準備稿を読ませていただき、今はとんでもなく難しい作品をお引き受けしてしまったと、後悔しております(冷汗)

[お客様へのメッセージ]
このコロナ禍、僕たち役者は一体何をどうすればいいのか、唖然としました。そして今、少しずつ、本当に少しずつではありますが、 ニューノーマルのガイドラインに沿った活動が始まっています。舞 台に立って気付きました。お客様も待ち侘びていてくださったの だ、と。まだまだご理解ご協力をいただきながら上演させていただ く事になると思いますが、全て初めてのスタッフ、キャストの皆さん と共に、一人でも多くのお客様に楽しんでいただけるように、僕自身も楽しんで臨みたいと思っています。どうぞ、よろしくお願い致します。

<物語>
1944年、史上最大の作戦といわれた“ノルマンディー上陸作戦”の決行予定3日前。 イングランドの連合国遠征本部に、この作戦を成功に導く大事な要因として、天才と呼ばれるイギリス人・気象学者のスタッグ博士 (加藤健一)が招かれた。 作戦の最高責任者であるドワイト・D・アイゼンハワー大将(原康義)の要求は“決行予定日の天気の予測”のただひとつ。予定日 の天候が晴れでなければ、この作戦は失敗に終わるのだ。 しかしスタッグ博士の予測は、まさかの大荒れ。だが、アメリカ人・気象予報士で、過去のデータを元に脅威の的中率を誇るクリック 大佐(山崎銀之丞)は、決行日は晴れると主張する。
真っ向から割れる二人の意見。皮肉にも、穏やかな太陽の光が スタッグ博士を嘲笑うかのように照らす…。 嵐のなか決行すれば多くの犠牲者を出し失敗に終わる、作戦を中止させれば長年の準備が水の泡、そしてもし、予測がはずれて 晴れたら…。

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<公演概要>
加藤健一事務所vol.108『プレッシャー~ノルマンディーの空~』
日程・場所:2020年11月11日〜23日 下北沢・本多劇場
地方公演:京都公演 12/5(土)、兵庫公演 12/6(日)
※ホームページに日程詳細を掲載。
作:デイヴィッド・ヘイグ
訳:小田島恒志 小田島則子
演出:鵜山 仁
出演:
加藤健一、山崎銀之丞、原 康義(文学座)、加藤 忍、西尾友樹(劇団チョコレートケーキ)、 加藤義宗、鈴木幸二 ・ 新井康弘、林 次樹(Pカンパニー)、深貝大輔
チケット(全席指定、税込):
前売 5,500 円、当日 6,050 円、高校生以下 2,750 円(学生証提示、当日のみ)
公式HP:http://katoken.la.coocan.jp/