新国立劇場 World Opera Day (10月25日(日)開催)& World Ballet Day(10月29日(木))参加決定

芸術の秋、言語や国境を超えた世界的な舞台芸術イベントがオンラインで開催!

新国立劇場が10月25日(日)に開催のWorld Opera Day及び10月29日(木)に開催のWorld Ballet Dayに参加することが発表された。 どちらも世界各国の歌劇場やバレエ団、 各界からのアーティストがこぞって参加し、 オンライン上での映像配信などが展開される、 国際的な大イベントです。

10月25日のWorld Opera Day当日には、 今年生誕250年を迎えた楽聖 ベートーヴェン作曲「交響曲第九番」第四楽章(抜粋)の、 新国立劇場合唱団と4人のソリストによる演奏が、 記念コンサート第1幕の冒頭 にて特別動画として世界中に公開され、 さらに、 このイベントを記念し、 2019年7月の上演時、 空間を埋め尽くすような巨大な舞台装置と説得力のある大胆な解釈で話題騒然となった『 トゥーランドット』を、 新国立劇場ウェブサイト内で 無料配信! (2020年10月23日(金)17時~1週間限定)

そして、 10月29日のWorld Ballet Dayでは、 劇場内のリハーサル室より 生中継で スタジオ・リハーサルをお届け する他、 7月に世界初演された『竜宮』の公演映像や、 10月23日(金)より上演する『ドン・キホーテ』舞台稽古の様子など新国立劇場バレエ団の魅力を余すところなく紹介する予定となっている。

新国立劇場以外にも、 世界各地で撮影された約40名の歌手による演奏や、 海外のバレエカンパニーのクラスレッスンなどが視聴でき、 オペラファン・バレエファン・舞台芸術ファンにはたまらない、 充実のプログラム。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けた今年は、 日本も含め世界中の劇場やホールが閉鎖され、 文化活動の中止を余儀なくされたが、このような状況の中で、 国境や言語を超えて舞台芸術を通して世界中の人々と交流できることは意義深いもの。 日本からもこの2つの世界的なイベントを皆様と盛り上げ、 お祝い!

<参加概要>

◆World Opera Day 2020年10月25日(日)開催
―記念コンサート(World Opera Day Celebration Concert) 配信

(日本時間表記)
【第1幕】15時開演  ★新国立劇場出演
【第2幕】21時開演
【第3幕】26日(月)深夜0時開演
【第4幕】26日(月)深夜4時開演
※公開後は、 アーカイブとして2021年4月25日20時まで視聴可能です。
[視聴ページ] https://www.nntt.jac.go.jp/opera/news/detail/6_018715.html

ーWorld Opera Day記念 新国立劇場オペラ『トゥーランドット』無料配信

Photo:寺司正彦

[配信期間]2020年10月23日(金)17時~30日(金)17時 (日本語・英語字幕付)
[視聴ページ] https://www.nntt.jac.go.jp/opera/worldoperaday2020_turandot/

◆World Ballet Day 2020年10月29日(木)開催
―新国立劇場バレエ団 ライブ配信 (日本時間表記)

[配信時間]15時~15時55分(55分間)
※生中継のため、 放送時間が多少前後する可能性があります。
[視聴方法]
新国立劇場YouTube ※配信URLは後日ウェブサイトにてお知らせいたします。
新国立劇場バレエ団Facebook: https://www.facebook.com/nnttballet

[各イベント詳細]
◆World Opera Day / World Opera Day Celebration Concert について
[World Opera Dayとは?]

各大陸のオペラハウスが加盟する「オペラ・ヨーロッパ」「オペラ・アメリカ」「オペラ・ラティーノアメリカ」の提唱により始まり、 今年2年目を迎える国際的なオペラ・イベントです。
オペラの素晴らしさを称え、 そして社会におけるオペラの力、 価値を認識する機会として、 2名の偉大な作曲家ジョルジュ・ビゼーと、 ヨハン・シュトラウスII世の誕生日10月25日を記念日としました。

とりわけ今年は、 新型コロナウイルス感染症の影響により、 オペラ団体をはじめとした文化芸術団体が大打撃を受けましたが、 このような国際情勢だからこそ、 人々に希望や活力を与える文化芸術の価値や重要性がより一層高まりました。
世界共通語であるオペラを通じ、 困難な時代においても世界中の人々が、 自由と寛容の精神を共有する一日として、 OperaVisionチャンネル他、 様々なオンラインプラットフォームを通じて各国の歌劇場やオペラ団体がキャンペーンを展開します。

World Opera Day 公式サイト  https://www.worldoperaday.com/
ハッシュタグ #worldoperaday #loveopera

<世界6大陸・約40人のアーティストが参加するWorld Opera Day Celebration Concertは必見>

10月25日の当日には、 イベントの提唱者であるオペラ・ヨーロッパ、 オペラ・アメリカ、 オペラ・ラティーノ・アメリカにより、 オペラ界の国際的な連帯や国際機関との連携、 世界中の次世代のオペラ・スターの発掘や支援を標榜したOpera for Peaceの監修のもと、 World Opera Day記念コンサートがオンライン上で開催されることとなりました。 コンサートの模様は、 世界的なオペラの配信プラットフォームであるOperaVisionの他、 スペイン・テアトロ・レアルのプラットフォームであるMy Opera Playerや、 Medici TV、 メトロポリタン歌劇場のオンラインメディア、 そして新国立劇場のウェブサイト上で公開されます。

記念コンサートでは、 趣旨に賛同した世界6大陸・約40名のアーティストたちや団体からの実演映像や、 このキャンペーンを支える各国のアーティストからのショートメッセージ動画などを、 全4幕構成で丸一日お楽しみいただけます。 世界各国の劇場で収録された映像の数々を観れば、 海外旅行の難しいこの状況下でも、 各地の劇場に来訪したような気分になることでしょう。

コンサートについて: https://www.worldoperaday.com/celebration-concert

[2020年といえば…ベートーヴェンの生誕250周年のメモリアル・イヤー!]
1770年に生まれた「楽聖」は、 本年12月に生誕250周年を迎え、 日本国内のみならず世界中で彼のメモリアル・イヤーを祝すコンサートが催されています。 World Opera Day 2020においても、 ベートーヴェンは共通テーマとなっており、 その音楽の才への賞賛はもちろんのこと、 彼自身が理想とし、 数多の楽曲に注ぎ込んだ普遍的な博愛精神は、 ワールド・オペラ・デーの趣旨とも合致していると言え、 まさにこの日を讃えるにふさわしいテーマです。

このことから、 新国立劇場も彼の言わずと知れた名曲「交響曲第九番」第四楽章を選曲し、 世界中の皆様と音楽の素晴らしさをわかち合うことといたしました。

<演奏者・演奏曲>
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
交響曲第九番 Op.125 第4楽章より抜粋

【指揮】三澤洋史(新国立劇場首席合唱指揮者)
【ピアノ】江上菜々子
【ソリスト】但馬由香(Soprano)/大隅智佳子(Alto)/村上公太(Tenor)/吉川健一(Bariton)
【合唱】新国立劇場合唱団

なお、 ベートーヴェン唯一のオペラである『フィデリオ』は、 10月23日~24日にわたり、 3団体からの映像配信がOperaVision上で予定されております。

~新国立劇場合唱団~
1997年の新国立劇場開場に合わせ、 劇場で行われる数多くのオペラ公演の核を担う合唱団として活動を開始。 公募され、 厳正な審査によって選ばれるメンバーは例年100名を超え、 新国立劇場が上演する多彩なオペラ公演により年々レパートリーを増やしています。 個々のメンバーは高水準の歌唱力と優れた演技力を有しており、 合唱団としての優れたアンサンブル能力と豊かな声量により、 新国立劇場の歴史とともに、 共演する出演者、 指揮者、 演出家・スタッフはもとより、 国内外のメディアからも高い評価を得るようになっています。 外部公演の依頼も多く、 メンバーには幅広い活動の場が与えられています。

◆World Ballet Day について
[World Ballet Dayとは?]

World Ballet Dayとは、 オーストラリア・バレエ(オーストラリア・メルボルン)、 ボリショイ・バレエ(ロシア・モスクワ)、 英国ロイヤル・バレエ(イギリス・ロンドン)の3つのバレエ団が中心となり、 各カンパニーのリハーサルやクラス・レッスンの様子をFacebookやYouTube上で1日限定で生中継するイベントで、 2014年の初開催以来、 今回で7回目の開催となります。

新国立劇場バレエ団は、 2017年よりオーストラリア・バレエのゲスト・カンパニーとして参加をしており、 今回4回目の登場です。
コロナ禍にある今年のテーマは、 「舞台芸術(特にバレエ)が国境や言語を超えて世界中の人々を結びつける究極の手段-特にこのような困難な時代にこそより本質的な意味において-である姿をお見せし、 祝する1日」とされております。

普段はなかなか見ることのできないバレエのレッスン風景がライブで視聴でき、 かつ世界各地のカンパニーのことを知ることができる機会とあって、 例年世界中のバレエファンが大熱狂している様子がSNSで伝わってきます。

日本からも、 #WorldBalletDay のハッシュタグをつけて世界中のバレエ・ファンと共に盛り上げましょう!

World Ballet Day 公式サイト: https://worldballetday.com/
Australian Ballet Facebook: https://www.facebook.com/theaustralianballet
World Ballet Day 2020全編の視聴はこちらから↑

他バレエ団のスケジュールも後日公式サイトにて公開される予定です。

[吉田都新芸術監督のもとシーズン開幕を飾る 新国立劇場バレエ団!リハーサルの様子を生中継でお届け]

新国立劇場バレエ団の配信の目玉は、 生中継でお贈りする『ドン・キホーテ』のスタジオリハーサルの模様。
本作品は、 新国立劇場舞踊部門芸術監督・吉田都の就任後初のシーズン開幕公演として10月23日(金)より上演され、 古典バレエの美しさとバラエティに富んだ踊りの数々が堪能できる、 屈指の人気演目となっている。
また、 舞台稽古の様子も配信するので、 普段の劇場でのご鑑賞とは少し違った観劇体験ができることは間違いありません。
充実した新国立劇場バレエ団のソリスト達と定評ある美しいコール・ド・バレエが、 上演に至るまでどのように鍛錬を積んでいるのか、 是非ご注目を。

[2020年7月世界初演 5ヵ月ぶりのバレエ団公演となった『竜宮』 スペシャルバージョンで公演映像を公開]

今夏新国立劇場では、 大人も子どもも楽しめるダンス作品作りで定評のある森山開次氏の振付で、 日本の御伽草子「浦島太郎」をモチーフにした新作バレエを世界初演いたしました。
その名も、 「『竜宮 りゅうぐう』~亀の姫と季(とき)の庭~」。
豪華絢爛な竜宮城で浦島太郎が遭遇する数々の愉快な海の生き物たちや、 春夏秋冬の美しい四季を具現化したキャラクターなどは、 まさに森山ワールド全開であり、 想像力の掻き立てられる舞台は国内外問わず多くの好評を得ました。

さらに、 2月末の『マノン』公演が新型コロナウイルス感染症拡散防止のため、 途中で中止になって以来初の新国立劇場オペラパレスでのバレエ公演とあって、 注目を集めた公演でもあります。
今回のWorld Ballet Dayのため特別に、 公演記録映像を一部公開し、 ご視聴いただいている世界中の方々に「日本をテーマにしたバレエ・ファンタジー」をご堪能いただければと願っております。

『竜宮』ハイライト映像はこちら: https://youtu.be/vgGXnNOlAKc

【新国立劇場英語サイト・各視聴ページ】
・World Opera Day Celebration Concert: https://www.nntt.jac.go.jp/english/news/opera/world-opera-day-2020.html

・World Opera Day 2020- Special Stream G.Puccini “Turandot”: https://www.nntt.jac.go.jp/english/productions/opera/project/NNTT-WOD2020-Turandot.html

・World Ballet Day 2020 News: https://www.nntt.jac.go.jp/english/news/ballet/NBJ-WorldBalletDay2020.html