喜劇「おそ松さん」キャストが全力で笑いの波状攻撃!ノンストップの約80分!

喜劇「おそ松さん」はTVアニメ「おそ松さん」の舞台化、TVアニメ「おそ松さん」の舞台は、これまで第1弾『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~』(開催:2016年9月29日~10月23日)、第2弾『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME 2~』(開催:2018年3月1日~3月11日)が東京と大阪で上演され、第1弾・第2弾ともに、すべての公演で満員御礼の大ヒットを記録。本作も、全公演でチケットはすでに売り切れ、千秋楽のライブビューイング上映が全国の劇場で実施。
今作は”喜劇”と銘打ち、「おそ松さん」の神髄ともいえる“笑い・コメディ”の要素をさらに追及した内容のステージに。幅の広い笑いを表現するため、6つ子の父・松造、母・松代が初登場することが決定。佐久間祐人とザンヨウコがそれぞれ松造と松代を演じ、松野家が勢揃い!舞台「おそ松さん」でもお馴染みのキャラクターとなった、トト子、イヤミ、チビ太、ハタ坊の4人が脇を固め、総勢12名となったキャストたちがシリーズ史上、最高の笑いをお届け。

セットは初演時と同じ松野家。出だしも朝、という設定だ。おそ松(高崎翔太)が寝ている、奇声を発している(何か夢を見ている模様)。そこへチョロ松(植田圭輔)がやってくる。「おそ松兄さん、起きて!」、松野家のいつもの朝が訪れるはずだった。そう、いつものユルーーーーい日々が始まるはずだった・・・・・・・ところが!そうはいかなかった!

今回初登場の松野家の大黒柱である父・松造松造(佐久間祐人)と母・ 松代(ザンヨウコ)。この2人が物語のキーを担う。この2人以外は前回と同じキャストでしかも6つ子とチビ太とハタ坊は初演と同じ俳優陣だ。期待を裏切らないキャラクターぶり、そしてシュールな展開、喜劇と銘打っているだけあって、ひたすら笑いを取りにいく。

ロクでもない6つ子たちのロクでもない会話にロクでもない思いつき、そしてチビ太(KIMERU)のおでん愛炸裂、まさかのハタ坊(原勇弥)、よからぬことを考えるイヤミ(窪寺昭)に「男はお金!」弾けまくるトト子(出口亜梨沙)。両親のまさかの発言が大きな波紋どころではなく大津波!この発言で「あーでもない、こーでもない」の展開になり、客席に笑いの波状攻撃を「これでもか」のごとく!キャスト全員が全力でしかけてくる。この顛末は????もちろん喜劇なのでバッドエンドではないのでそこはご安心を。展開の面白さにセリフのおかしさ、間合い、そして挙動、すべてが面白すぎ!ゲネプロにもかかわらず、笑いが絶えないおよそ80分の上演時間。最後の最後まで目が離せない。ラストはあの人が!あの人が!

なおゲネプロ前に会見が執り行われた。キャスト全員が登場し、賑やかに。まずはおそ松役の高崎翔太が挨拶「高崎翔太、30歳(笑)、頑張りたいと思います!」といきなり自分の歳を!それから順番に挨拶、カラ松役の柏木佑介は「F6がいないので華の部分は(笑)」、確かに目立とうとしていた! チョロ松役の植田圭輔は「喜劇と銘打ってしまっているので逃げられない(笑)」、一松役の北村諒は「キャスト全員がのびのびと楽しくやっております」とコメント、のびのびしすぎなくらいな(笑)、 十四松役の小澤廉は「喜劇ということなので、まずは僕たちが心の底から楽しんで、その空気を感じてもらって頑張りーぃ!マッスル!マッスル!ハッスル!ハッスル!」と勢いよく。 トド松役の赤澤遼太郎は「笑いの絶えない舞台にできれば!」とコメント。トト子役の出口亜梨沙は「今回もぶっ飛んだ役です!うふふ(この笑いに6つ子たちが突っ込む)」 、イヤミ役の窪寺昭は「世知辛い思いをしている男性女性の方に勇気と力を与えらえるように、シェー!!!!!!」チビ太役のKIMERUは「髪の毛1本でおでんをこよなく愛して頑張りたいと思います」と語るが、常におでん愛、そしてついつい熱くなるチビ太!  ハタ坊役の原勇弥が「めちゃくちゃ面白く!ハタ坊として笑いをお届けできれば」とコメント。時々、美味しい場面をさらっていくので要注目!そして新登場の松造役の佐久間祐人は「F6のいない華の部分を!」と言った途端に息子たちから「無理だよ!!!!」と激しいツッコミ。 松代役のザンヨウコは「おかあさん役をたくさん演じてきまして・・・・・(子供の)延べ人数が一気に増えました(笑)」とコメント。

それから質問タイム「今までのシリーズと違うところは?」の問いに「今回は1本のお話になってまして、それを通して誰も成長しない!」と高崎翔太がコメント。小沢廉は「笑いの戦場みたいで・・・・・そういうところを見てもらえれば」と語るが、『喜劇』と銘打っているので、ここがポイント。場所はほぼずっと松野家、いわゆるシュチュエーション・コメディ。初参加の『両親』、佐久間祐人は「そもそも6つ子たちのチームワークが良いと思います。役者の皆さん同士も仲が良いのが役につながっています」と父親目線の温かいコメント。ザンヨウコも「チームワーク、関係性が良い」とこちらも温かい発言。この両親なら、6つ子たちも安心してニートでいられる??しかし稽古場では切磋琢磨したようで、この母から「大人気なく張り合うつもりで!」と宣言したが、この母・松代の弾けっぷりも見所。それから自分の役以外でやってみたい役という質問「今回は大変な役回りなんで・・・・・一番楽そうなのはハタ坊」(高崎翔太)、「カラ松以外は考えられない」(柏木佑介)、「え〜、振り切り加減はトト子ちゃん。僕の方が可愛いと思うんで(笑)」(植田圭輔)、「圧倒的にチビ太!シンプルにハゲっていうだけ。ハゲをやってみたい」(北村諒)、「僕は松代。僕のお気に入り」(小沢廉)、「十四松がすごいやりたいです」(赤澤遼太郎)、また稽古場でのエピソードは「主にこいつですね」と指差されたのが柏木佑介。「パチンコに勝つとカップラーメンを大量に買ってくる」でもカップラーメンをみんなに買ってくるところはなかなか共演者思いな。最後6つ子以外のキャストに「見所」は?という質問が出た。「とにかく浮かれているので、浮かれ加減を見て欲しい」(出口亜梨沙)と語るがトト子の浮かれっぷりは浮世離れ(笑)、「イヤミも浮かれていますね。ちょっとかっこいいところもあります」(窪寺昭)「チビ太は、屋台は出ませんがおでんを愛していることはすごくわかる感じになっているのと、今まではビブラートで笑いをとっていましたが、それをちょっとだけ残しています」(KIMERU)、ここは舞台で!確認を!「コミカルなところとそうでないところを注目していただけたら」(原勇弥)、「松造は日本の父親像を見ていただけたら(キャスト一同、笑)」(佐久間祐人)、「喜劇というのは今回、初めてで、奥深さと難しさと楽しさっていうのを感じながらやらせていただいて、ファニーなお母さんになっていたらいいなって起伏のアップダウンがあるので、あとは息子たちを溺愛しているところも見所」(ザンヨウコ)とコメント。最後に高崎翔太が「明日から怒涛の、京都までノンストップで切り抜けようと思っています。みっちり稽古できたので、すごく凝り固まらず、何度見ても面白い作品になると思います。肩の力を抜いて劇場に来ていただいて笑顔で帰っていただけたら!楽しみにしていてください」と締めて会見は終了した。

【喜劇「おそ松さん」概要】
日 程・劇場
東京:日本青年館ホール 11月15日(木)~11月20日(火)
京都:京都劇場 11月23日(金・祝)~11月25日(日)
※公演回数・日時は変更の可能性があります ※チケット全公演完売

<京都千秋楽ライブビューイング情報>
2018年11月25日(日)17:00上映
受付方法:WEB予約・購入、店頭直接購入
一般販売受付URL:http://w.pia.jp/t/kigeki-osomatsusan-lv/
出演:
おそ松・高崎翔太 カラ松・柏木佑介 チョロ松・植田圭輔
一松・北村諒 十四松・小澤廉 トド松・赤澤遼太郎
トト子・出口亜梨沙 イヤミ・窪寺昭 チビ太・KIMERU  ハタ坊・原勇弥
松造・佐久間祐人 松代・ザンヨウコ
原作:赤塚不二夫「おそ松くん」
演出:小野真一
脚本:小峯裕之
主 催:喜劇「おそ松さん」製作委員会2018
オフィシャルHP:https://osomatsusan-stage.com/6tsugo/
オフィシャルTwitter:@osomatsu_stage
©赤塚不二夫/喜劇「おそ松さん」製作委員会2018

文:Hiromi Koh