「が~まるちょば LIVE 2021 STORIES “ PLEASE PLEASE MIME “」会見レポ

来年の2021年にが~まるちょばが紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAでライブを行う。パントマイム、路上で見かけた人も多いと思うが、このパントマイム、なかなか奥が深い。そのパントマイムでは間違いなく世界でも注目されているが~まるちょばが来年の公演に向けての会見を都内で行った。モヒカンヘアーにサングラス、スーツというインパクトのあるスタイル。


まず主催者から説明があり、それからが~まるちょば、登壇。挨拶、「ぜひ、本番、観に来てください!」とシンプル。それからここに至るまでの話が出た。ちなみに今回はトランクは使わないそう。「昨年から一人になって」と語る。最初はが~まるちょばはデュオであった、しかも20年。そこからソロ活動、今は「(パントマイムと役者の)二足のわらじ」と本人、パントマイムのパフォーマー、そして役者としての活動。自らのことを「パントマイムの表現者」と言う。世界中を周っているが~まるちょば、「(世間では)パントマイムはマイナーなもの、つまらないものという認識であったけど」と言い続けて「僕はパントマイムの力を信用してまして、みんなが知らないだけ、知ってもらいたい」と言い切る。

ないものをあるように、例えば手で壁を触る動作などは一度は見たことがあるだろう。この“ないものをあるように”ということなので、トランクなどは一切使わない、「パントマイムのアーティストとして舞台に立って(お客様に)認識してほしい」という。根っからのパントマイムのパフォーマー、そしてパントマイムに魅せられて長きにわたって活動している気持ちがよくわかる発言、熱い思いを感じる言葉だ。そして「なんでも作品のヒントになる」と言う。また「舞台あっての僕」と言い、「子供に見せたい」と語る。言葉を発せず、体で表現するので、世代問わず、また言語問わず、通じるものがある。


さらに世界を周ったが~まるちょばらしく「海外は劇場へ舞台を観に足を運ぶ習慣がある」と語る。日本では舞台よりテレビではないか?と考えていたそうであるが、「歌舞伎、落語、人気の舞台、結構、足を運んでいる、日本も習慣がある」と言い「劇場に足を運ぶ人に、大人の人にも(パントマイムを)知ってもらいたい、何を見るか、何を感じるか、は観る人の経験値による、変わってくる」とコメント。例えば、同じパントマイムの動きでも20代で観劇するのと歳をとって40代で観劇したら感じ方や捉え方が変わってくる、ということ、経験の違いで変化がある。言葉を発しないパントマイム、ちょっとの仕草でも、気がつかなかったことがわかる瞬間がある、ということ。そして今回の内容については「基本2時間ぐらい」と言い、「カツラをかぶって衣装を変えて、言葉やセットは使わない」と、そして「まずは観てもらわないと」という。「笑う、泣く、それは心が動いている、体一つで、役を演じてお客様の心が動く、表現として楽しむ」、パントマイムの真髄、と言えるだろう。また、今までやってきた作品の中に『指環』というのがあるそうで「45分ぐらい、これに涙を流してくれる人がいる」という。


そしてパントマイムについての説明、「演じているのは僕一人ですが、見ている人には3人になったり、4人になったりする」と言って実際に演じてくれた。確かにが~まるちょばしかいないのに彼の周りに人が取り囲んでいる様子が繰り広げられ、パントマイムの奥深さを“サクッと”見せてくれた。そして「また、『指環』を!単純に!見てもらいたい!今回、会場も変わるので、認識も変わると思う。知らない人に見てもらいたい」と力説。「昨日と今日は違う」さらに「二人でやっていて一人になった時、『やめる』というのはなかった、20年2人でやってきた、1人になってもやるべきことは変わらない」とぶれない発言。そして「パントマイムを仕事にしている人はほとんどいないと思う、後が続かないのをなんとかしたい」と熱く語る。パントマイムに魅せられ、意志を変えることなくパントマイムに挑戦をし続けるが~まるちょば。パントマイムのパフォーマーだけにとどまらず、パントマイムの“伝道者”でもあるが~まるちょば。ハートで感じるパントマイム、2021年、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて、その世界水準のパフォーマンスが見られる。

●が~まるちょば プロフィール
20代の頃、神の啓示のようにパントマイムを天職と決める。
ソリストとしての活動ののち、1999年にが~まるちょばを結成。 「サイレントコメディー・デュオ」として、パントマイムの固定概念を超えた演劇作品とショーで、世界の35カ国以上から招待され て公演を行う。
2019年、約20年におよぶデュオ活動に終止符を打ち、ソロアーティストとしてが~まるちょばを継続する。 ロック、バイク、革ジャンをこよなく愛し、その造詣は限りなく深い。

<概要>
公演名:「が~まるちょば LIVE 2021 STORIES “ PLEASE PLEASE MIME ”」
作・演出・出演:が~まるちょば
企画・製作:ティアスエンド
主催:サンライズプロモーション東京/MY Promotion
会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
公演日時 ※開場は開演の45分前
1月20日(水) 19:00
1月21日(木) 13:00/19:00
1月22日(金) 19:00
1月23日(土) 13:00/17:30
1月24日(日) 13:00
料金:前売・当日 5,000円(全席指定/税込)
※未就学児入場不可 ※会場内ではマスクの着用を必須とさせていただきます。必ずご持参ください。 ※新型コロナウイルス感染防止対策のため、購入された席位置から隣に移動して頂き、
お席の間隔を確保した上でご観劇頂く場合がございます。
一般発売:2020 年 11 月 21 日(土)AM10:00~
※10月21日(水)12:00 より公式サイト先行販売開始
販売所:チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット
公式サイト: http://www.gamarjobat.com/
お問い合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)