ハイパープロジェクション演劇 「ハイキュー!!」〝ゴミ捨て場の決戦〞 飛ぶ、飛べ!負ければゲームオーバー!

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝ゴミ捨て場の決戦〞、10月31日〜11月3日の東京公演はじめ、大阪、宮城、福岡の4都市で上演!公演に先駆けて公開舞台稽古が行われた。
原作は集英社の「週刊少年ジャンプ」にて8年半にわたり連載を続け、本誌33/34合併号(7月20日発売)にて惜しまれ つつも最終回を迎えた古舘春一による大人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」。
「ハイキュー!!」の魅力である人間ドラマを熱い演劇で、そしてもう一つの魅力であるバレーボール描写を、最新映像テクノロジーを駆使して表現。2015年の初演より、シリーズ作品を上演し続けている。2017年4月には約1ヶ月におよぶ単独の展示会、2018年8月には演劇「ハイキュー!!」初の応援上映。今回は春高3日目・3回戦、烏野高校vs音駒高校が描かれる。約束の地、全国大会での試合。因縁があり、永遠の宿敵(ライバル)である両校のギリギリの状態での戦い、勝敗のその先に待つのは何か・・・。
原作のベストゲーム人気投票で1位に選ばれた〝ゴミ捨て場の決戦〟、シリーズ10作目の新作公演にてついに! 単行本では33から37巻にあたる。
セット、奥が八百屋になっており、舞台には盆が2つ。最初に登場するのは猫又育史(大高洋夫)、音駒高校バレー部監督。年齢はゆうに60を超えている。それからもう一人、烏養一繋(木村靖司)、この二人、中学のときに知り合い、以来、ライバルとしてしのぎを削っていた仲だ。それから選手たちが登場する。日向翔陽(醍醐虎汰朗)と孤爪研磨(永田崇人)、ライバル同士であるが、同時に友達でもある。先に登場した”シニア”2人とどこかシンクロする。そしていよいよ宿命の対決へ!もちろん、勝ちたい。負ければ、そこで終わり、3年生は次がない。和太鼓が鳴り響き、オープニング、和太鼓を谷地仁花(山本樹里)が鳴らすが、これがさまになっていてかっこいい。

オープニング、いつものあの、スピード感溢れるシーン、今回は和太鼓が加わって”お祭り”のような賑やかさが加わる。原作のベストゲーム人気投票で1位に選ばれた〝ゴミ捨て場の決戦〟らしい。第1幕は「因縁」というタイトル。最初は烏野高校がリード、しかし!音駒がこのまま引き下がるとは思えない。都内屈指のミドルブロッカーである黒尾鉄朗(近藤頌利)、孤爪研磨(永田崇人)とは引越しを機に知り合い、バレーやゲームをした仲、バレーには黒尾が誘った形。そんな彼らの関係性も丁寧に描く。舞台機構を縦横無尽に使い、映像、マンパワーの三つ巴で試合を見せる演出は初演と基本は変わっていないが、フォーメーションが複雑になり、より立体感を増している。また、音楽、ノリの良いラテン系のリズムに和太鼓の”和”なリズムが融合し、カーニバルとお祭りが一緒にやってきたかのような楽曲、これが気分を、試合を盛り上げる。そして皆、走る!飛ぶ!また走る!飛ぶ!ここはハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」の真骨頂。ボールが飛ぶ、選手も飛ぶ、躍動感、疾走感、「バレーボールって面白い!」というセリフがあるが、正直、面白い!と思ってしまう。さらにバレーボールの奥義もわかり、これを観た後でテレビで普通に放映される試合を観ると、様々なことが見えてきそうだ。

そして第二幕、出だしが面白い!何かのゲームのような(笑)、それと子供の頃の思い出が重なる。孤爪と黒尾、ゲームで遊んだ仲。二幕のタイトルは「約束の場所」。「上げなければおしまいなんだ」、落とせば、そこで終わってしまう。二幕では和太鼓は登場しない、全く異なるタイプの楽曲、これがコントラストを与える。原作を読めば、結果は先刻承知であるが、それでも見入ってしまうのは作品の力、そしてクリエイターの創意工夫とキャストの頑張り。舞台機構、大勢でのフォーメーション、段取りも多く、稽古は大変だったに相違ない。ダンスの動き、バレーボールの動き、様々な、考えられる限りの”動き”を考え、動く速度も緩急つける。唯一無二の舞台、単なる2.5次元を超えた、舞台芸術という点でも目をみはるものがある。原作を知らなくても十分楽しめるし、知っていれば、原作との比較も面白い。休憩も含めて約2時間35分の上演時間。数字だけ見ると『長い』と思うが、実際の感覚は『あっという間』。観たことがなければ『百聞は一見に如かず』、なんども観たなら、もはやあなたは『中毒』。「ハイキュー!!」、配信もあるので!

<コメント>
[演出・脚本:ウオーリー木下]
このシリーズを通して目指していたある意味“頂上決戦”。すべてのドラマがここに集約されるように今まで作ってきたので僕としてもとても感慨深いものになりました。演出面でも今までの集大成ができたのではないでしょうか。同時に“演劇を創り上演する”ことの難しい時代に、ドンピシャ重なったのも、また別の意味で感慨深いものでした。ともあれ、観客の皆さまには純粋に「ハイキュー!!」の面白さを感じてもらえれば幸いです。バレーは楽しい。演劇は楽しい。それだけです。

[醍醐虎汰朗]
音駒高校の方々と今回初めて共演しましたが、稽古の段階で空気感や熱量を芝居上でビリビリと伝えてくれるので、それに刺激されて相乗効果になり、素敵なシーンがたくさん生まれたと思います。音駒高校のメンバーとご一緒できて本当に良かったなと思います。ここからキャスト・スタッフの方々と一緒により素敵な作品にできるよう、日々考えて公演に臨みたいと思います。そして、舞台に足を運んでくださる皆さま、本当にありがとうございます。この時期だからこそ、この熱量を会場全体を通して、必ず心にお届けします。楽しみにしていてください!!

[赤名竜之輔]
演劇「ハイキュー!!」は作品自体の熱さもそうですが、熱量と躍動感、キャストの熱さもかじられるところが魅力です。原作のベストゲーム1位の“ゴミ捨て場の決戦”ですので、演劇「ハイキュー!!」でも面白い作品にしたいと思っています。観に来てくださった方が実際に試合を観戦しているように感じたり、物語に入り込んでいただけるよう、精一杯演じたいと思います。そして音駒の皆さんに今の鳥野と“ゴミ捨て場の決戦”ができてよかったと言ってもらえると嬉しいです。最後まで走りきりますので、宜しくお願いします。

[永田崇人]
今回の演劇「ハイキュー!!」は僕にとって集大成ということもあり、日々稽古しながら、たくさんの想いがこみ上げてきます。今まで積み重ねてきたもの、そして新しいものを融合させて、最高の作品をお届けできたらと思います。このような時期だからこそ、観にきてくださった方の背中を押せる、きっと、そんな作品になっていると思うので、沢山の方々に劇場まで足を運んでいただきたいです。最後まで応援宜しくお願いします!!

[近藤頌利]
黒尾鉄朗役の劇団Patch近藤頌利です。今作で6作品めの出演となります。恥ずかしながら、演劇「ハイキュー!!」歴でいえばベテランになってしまいました。ですが初心を忘れずに、精一杯声を出し、走り回って汗をかきたいと思います。”鳥野、復活!”から今作まで、約8ヶ月間の物語を4年かけて演じてきました。稽古を経て改めて音駒高校が好きになりました。集大成の勝負、最後のご褒美タイムを楽しみたいと思います。楽しんでもらえる作品になっています。応援宜しくお願いします!


<ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」とは>

集英社「週刊少年ジャンプ」にて2020年7月まで連載していた古舘春一による大人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」を舞台化した作品。 2015年11月の初演から 2020年3月の”最強の挑戦者(チャレンジャー)″まで、新たな演劇としての挑戦を次々と行い、熱狂を巻き起こしてきた。
ステイホーム期間中には演劇「ハイキュー!!」シリーズ初となる、過去作品から最新作までの動画配信を行い、さらに6月には歴代キャスト98人による劇団「ハイキュー!!」〝未来へつなげ 〟スペシャル動画を配信。
16万回以上の再生数を記録し、全国の人々を励ましてきた。
<物語>
幼い頃に見た”小さな巨人”に魅せられ、バレーボールを始めた少年・日向翔陽。
しかし憧れの烏野高校排球部に入部した彼を待ち受けていたのは、中学最初で最後の試合で惨敗した天才プレイヤー・影山飛雄の姿だった。最初は反目し合っていた二人だったが、日向の抜群の運動能力と影山の正確なトスは、奇跡のような”変人速攻″を生み、烏野復活の力となる。

烏野高校排球部は、激戦の末に白鳥沢学園高校を倒し、春の高校バレー全国大会・宮城県代表の座を掴んだ。
春高2回戦・稲荷崎高校戦。マッチポイントを奪い合う激しい攻防の末、宮 侑・治が繰り出したバックアタックを日向と影山が止め、優勝候補・稲荷崎を下す!

そして春高3回戦、因縁のライバル・音駒高校との烏対猫”ゴミ捨て場の決戦″がいよいよ始まる!!

バレーボール 排球
コート中央のネットを挟んで 2チームでボールを打ち合う
ボールを落としてはいけない 持ってもいけない
3度のボレーで攻撃へと”繋ぐ”球技である

負けたら即ゲームオーバーの試合。やろう、もう一回がない試合

<キャスト>
■烏野高校
日向翔陽:醍醐虎汰朗/
影山飛雄:赤名竜之輔/
月島 蛍:山本涼介
山口 忠:織部典成
田中龍之介:鐘ヶ江 洸
西谷 夕:北澤優駿
縁下 力:中谷優心
木下久志:森本将太
澤村大地:滝川広大
菅原孝支:一ノ瀬 竜
東峰 旭:福田侑哉/

■音駒高校
孤爪研磨:永田崇人
黒尾鉄朗:近藤頌利
海 信行:武子直輝
夜久衛輔:後藤健流
山本猛虎:川隅美慎
福永招平:石上龍成
犬岡 走:中村太郎
灰羽リエーフ:タホリ玲央
芝山優生:木村風太/
猫又育史:大高洋夫/

山本あかね:重石邑菜
灰羽アリサ:楓/

■戸美学園高校
大将 優:福澤 侑/

■烏野高校 OB・OG
嶋田 誠:染川 翔
田中冴子:安川里奈/
烏養一繋:木村靖司/

■烏野高校 マネージャー
清水潔子:大久保聡美
谷地仁花:山本樹里/

■烏野高校 顧問・コーチ
武田一鉄:鎌苅健太
烏養繋心:小笠原 健

<演劇「ハイキュー!!」”ゴミ捨て場の決戦”PIA LIVE STREAMにて生配信決定!>
「週刊少年ジャンプ」47号にて、演劇「ハイキュー!!」”ゴミ捨て場の決戦”公演の生配信詳細が発表!
東京公演10/31・11/1の4公演と東京凱旋公演12/13の大千秋楽をPIA LIVE STREAMにて生配信。
ご自宅でぜひ烏野対音駒の熱い戦いを!
◆配信公演
【東京公演】
・2020年10月31日(土)13時00分
・2020年10月31日(土)18時00分
・2020年11月1日(日)13時00分
・2020年11月1日(日)18時00分

【東京凱旋公演(千秋楽)】
・2020年12月13日(日)18時00分

◆視聴券料金
・東京公演:2,750円(税込)
・東京凱旋公演(千秋楽):4,070円(税込)
上記公演の視聴券購入URL:https://w.pia.jp/t/engeki-haikyu-pls/
◆販売期間
・東京公演:2020年10月26日(月)10時00分~
・東京凱旋公演(千秋楽):2020年12月4日(金)19時00分~
◆配信サイト
PIA LIVE STREAM
URL:https://t.pia.jp/pia/events/pialivestream/

<Blu-ray&DVD情報>
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」ツインパック
“ゴミ捨て場の決戦”/”最強の挑戦者(チャレンジャー)”(ゲネプロ版)Blu-ray&DVDが
2021年4月14日(水)に同時発売決定!!
春高3日目・3回戦、待望の烏野高校vs音駒高校を描いた”ゴミ捨て場の決戦”本編と、惜しくも東京公演のみで終了となってしまった2020年春公演、”最強の挑戦者(チャレンジャー)”の本編ゲネプロ映像を同梱したツインパックを発売!
<公演概要>
日程・会場:
[東京]
2020年10月31日(土)~ 11月3日(火・祝)TOKYO DOME CITY HALL
[大阪]
2020年11月7日(土)~ 11月15日(日)大阪メルパルクホール
[宮城]
2020年11月21日(土)~ 11月22日(日)多賀城市民会館 大ホール
[福岡]
2020年11月28日(土)~ 11月29日(日)北九州ソレイユホール
[東京凱旋]
2020年12月4日(金)~ 12月13日(日)TOKYO DOME CITY HALL
<スタッフ>
原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社 ジャンプ コミックス刊)
演出・脚本:ウォーリー木下
音楽:和田俊輔
振付:梨本威温(EMPTY INC)
共同脚本:入江おろぱ
美術:柴田隆弘
照明:佐藤公穂
音響:門田圭介
映像:大鹿奈穂
衣裳:小林菜摘
ヘアメイク:松下よし子(アトリエレオパード)
演出補:吉田一樹(HIDALI/Team Black Starz)
演出助手:友佳
振付助手:田野邉拓哉
舞台監督:小林広道(DDR)
デザイン:江口伸二郎/告原小百合(SENRIN)
宣伝写真:三宅祐介
票券協力:サンライズプロモーション東京
制作:ネルケプランニング
監修:集英社(「週刊少年ジャンプ」編集部)
協賛:ファミリーマート
協力:一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会/モルテン/ミカサ
主催:ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会
(TBS/ネルケプランニング/東宝/集英社/キューブ)
公式HP:https://engeki-haikyu.com
公式ツイッター:https://twitter.com/engeki_haikyu

Ⓒ古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会