劇団岸野組1990プロジェクト 『極悪鬼道』2021年9月上演

転がるように悪の道に落ちていく男の物語。
鬼のごとく非道。
でも何故か人はそんな男を、そんな生き方を
否定しながらも、どこか魅力的に感じてしまう。
弱さ、不安、自己顕示欲、人を悪の道に駆り立てるものは何なのか。
人間と言う生き物は、どうしようもなく愚かで愛おしい。

<主催者より>
私共は俳優岸野幸正を主宰とし、「劇団岸野組」として1990年「幕末太陽傳」公演で旗揚げしました。
スピード感溢れる現代調の台詞廻しに古典芸能のエッセンスを加え、エンターテインメントの要素(歌・ダンス・殺陣など)をふんだんに盛り込んだ和洋折衷、新形式の時代劇を創造し、老若男女問わず楽しんで頂けるコメディ作品を作り続けて来ました。
旗揚げ後は座付き作家・観世桂男と共に、岸野の独特の視点から「清水港異聞〜森の石松1861」「森の石松外伝シリーズ」「ザ・弥次喜多シリーズ」(パートⅢ:NTVにて放映) 「夢盗人・石川五右衛門」(NHK-BSにて放映) などの作品を送出しております。
創立時からの団友、ミュージカル作品では作詞を担当、岸野との共同演出作も手がけた戸田恵子も劇団の歴史には欠かせない存在です。
岸野・戸田恵子の黄金コンビの主演による「お涼・平六捕物絵巻シリーズ」(96年〜) 「からくり」(2009年)は大変に好評を博しました。
また時代劇だけにとどまらず「まだ見ぬ幸せ」(松原敏春 作) 「悪魔の顔も三度まで」等の現代劇の創作や、「覗きからくり遠眼鏡」(劇団音楽座 作) 「朝・江戸の酔醒」(佐藤五月 作) という外部作品などを通して、劇団の幅を広げて参りました。

2019年1作目は娯楽を追求して来た岸野組が「悪」をテーマにした作品にも挑戦致しました。
2020年には劇団創立30周年を迎え、現在の厳しい状況の中上演した「十姉妹は大空を舞う夢を見た」では、お客様の拍手と思いに私達が力を頂き記憶に残る公演となりました。

そして2021年5月公演「世にもおかしな物語」では初のリアルタイム映像配信を行いました。
お客様が舞台に触れる新しい方法を知る事が出来、劇団としても大きな実りを得ました。

これからも皆様の思いに応えられるよう、様々なジャンルに挑戦し新しい作品を創作して参ります。

<概要>
日程・会場:2021年9月22日~26日 俳優座劇場
※8月1日よりチケット前売。
作:龍尺千秋
演出:岸野幸正
音楽:星出尚志
出演:岸野幸正・松野太紀・椎名桂子・新田恵海・川本紗矢・立仙愛理・武田丞
奥戸裕子・中村美緒・宗金英里子・味元康浩・手島祐香
日替りゲスト:横山智佐(22日)・成瀬瑛美(23日)・國府田マリ子(24日) 飯塚 雅弓(25日)・龍尺 千秋(26日)