山田裕貴,松雪泰子,清水くるみ,伊原六花etc.出演PARCO PRODUCE 2021音楽劇『海王星』ティザー映像公開

寺山修司が「天井棧敷」結成前、1963年に書いた未上演の音楽劇を新生PARCO劇場でついに初演!
豪華キャストの競演、今最も勢いにのる眞鍋卓嗣の演出、志磨遼平(ドレスコーズ)のオリジナル楽曲&生演奏による待望の上演!
キャスト、音楽の志磨遼平(ドレスコーズ)の書き下ろし曲『酔いどれ船』(寺山修司・詞)によるティザー映像と志磨遼平(ドレスコーズ)のオフィシャルコメントが公開された。

◆ティザー動画 URL

<志磨遼平(ドレスコーズ)より>
十九か二十の頃の僕は《寺山修司》という作家を発見したばかりで、その影響を隠そうともしない真似事のようなパフォーマンスに夢中になっていました。こともあろうに上げた名乗りが「毛皮のマリーズ」ですから、若さとは恐ろしいものです。あれから二十年近くが経って、とうとう寺山修司の幻の音楽劇を 任せていただくことになりました。まるで進んだ時間が円環を描いてぴたり、と始点に戻ったような  心地です。今の僕が持ちうる全てのアイデアを今作に捧げます。それは僕の腹心のバンドと素晴らしいキャストの方々、そして眞鍋卓嗣さんの手によって幾倍にも昇華されることでしょう。寺山が遺した  未上演作品、その初演を我々がお目にかけます。どうぞご期待下さい。

音楽劇『海王星』は 出港しない船上ホテルを舞台に繰り広げられる、父と息子と父の婚約者をめぐる、甘く哀しい祝祭劇。
魅力的で怪しい人々の愛と欲望、寺山らしい詩的な音律で彩られる言葉・・・
この初々しさの溢れるテラヤマ・ワールドを演出するのは、今最も勢いにのる演出家、眞鍋卓嗣。作曲を手掛けるのは、志磨遼平(ドレスコーズ)。かつて「毛皮のマリーズ」として活動し、寺山修司からの   影響を大きく受けた志磨が全曲を書下ろし、ドレスコーズとして生演奏でも参加する。
キャスト陣は、父の婚約者を愛してしまう主人公・猛夫にの山田裕貴松雪泰子が父の婚約者・魔子を、そして父・彌平をユースケ・サンタマリアが演じる。さらに悪魔的少女そばかすに清水くるみ、猛夫を慕う那美を伊原六花と若手俳優が名を連ね、実力派の中尾ミエ、大谷亮介らが共演。

<物語>
舞台は、戦艦の船底にある「北海岸ホテル」。
嵐で船出を先延ばしにされた怪しげな人々が集まり、かりそめのパーティーに興じている。
主人公・猛夫は一人落ち込んでいる。父、彌平の乗る船が嵐で難破し死んでしまったのだ。
悲しむ猛夫のもとに、父と再婚し、義母となるはずだった魔子が現れる。
彌平の思い出を語り合う内に惹かれ合う猛夫と魔子、しかし、死んだはずの彌平が、生還したことにより、悲恋へと舵を切る。恋仇となった仲の良い親子、さらに猛夫を慕う那美と悪魔的少女そばかすの存在が、3人の恋慕を悲劇的に加速させる。そして、魔子の心は揺れるまま、彌平との結婚式を迎える。物語は、この5人を軸に、ブルースを唄う老婆や昆虫採集の少女たちなど寺山修司的な登場人物が現れ、様々な心情を唄い踊り、物哀しい祝祭劇を彩っていく。

<公演概要>
公演名:PARCO PRODUCE2021音楽劇『海王星』
日程:2021年12月6日(月)~12月30日(木)
会場:PARCO劇場
スタッフ
作:寺山修司  演出:眞鍋卓嗣  音楽・音楽監督:志磨遼平(ドレスコーズ)
◆キャスト
山田裕貴 松雪泰子 清水くるみ 伊原六花
佐藤誓 冨永竜 山岸門人 澤魁士 眼鏡太郎 野々山貴之
内田慈 坪井木の実 白木原しのぶ
小山雲母 片桐美穂 金井美樹 島ゆいか 吉井乃歌
大谷亮介 中尾ミエ ユースケ・サンタマリア
公式WEBサイト:https://stage.parco.jp/