スタジオライフ公演『お気に召すまま』上演

シェイクスピアの『お気に召すまま』(おきにめすまま、As You Like It)が7月上演。
イングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピア作の喜劇で、1599年に書かれ、1623年にファースト・フォリオで最初に出版されたそう。
作品の材源はトマス・ロッジ作『ロザリンド』。原作の舞台は現在のフランスとベルギーの国境付近のアルデンヌであるが、それを自分の故郷ウォリックシャー州エイボンの田園をモチーフとしたアーデンの森に設定。この世はすべて舞台」の名言で有名な名作である。ロザリンドは劇団を代表する俳優、関戸博一と松本慎也のWキャスト。それ以外の配役もWキャストだったりシングルキャストだったり、配役の妙でも楽しむことができる。終演後は撮影会やアフタートークショーなどを予定。

倉田淳より
スタジオライフは今回『お気に召すまま』に挑みます。劇団旗揚げ20年を機にシェイクスピアに取り組み、今まで『夏の夜の夢』『ロミオとジュリエット』『十二夜』『じゃじゃ馬慣らし』と上演してきました。5作品目に当たる今回は、登場人物すべての人が最後には幸福な人生へと向かうまで道のりを、エネルギッシュで賑やかに、開放感に満ちた感覚で描きたく思っています。
ここ3年続いた息の詰まるような状況の中で、英国のピーター・ブルックがかつて著した『なにもない空間』に自分も刺激を受けた一人であったことを思い出しました。今回は、この演劇の原点に挑戦しようと考えています。ロンドンのフリンジ(劇場街ウエストエンドを取り巻く縁飾りのように点在する小劇場の意味でフリンジと呼んでいるそうです)で観客として楽しんでいた小劇場ならではの趣向を凝らしたシェイクスピア作品、その憧れのロンドン・フリンジ・シェイクスピアを東京の小劇場に繰り広げたく思います。お客様と至近距離で、素手で勝負!という感じです。無謀にも舞台装置は造り込まず衣装はシャツとジーンズを基本に繰り広げようと思います。シンプルの極みに挑戦することで俳優の技量が露になります。演出の能力が白日の下に晒されてしまいます。が、怖がっていては先へ進めないと思いました。ここ3年、溜めに溜めてしまったエネルギーを爆発させたく思っています。

STORY
家族相続の中で、それぞれ不運を抱えてしまう、ド・ボイス家の末弟オーランドーと公爵の姪であるロザリンド。二人は公爵主催のレスリング大会で出逢い魅かれ合う。が、或る日、公爵から突然の追放を言い渡されたロザリンドは従妹のシーリアとともにアーデンの森へと向かい、そこで男装し羊飼いとして暮らし始める。またオーランドーも今の生活を変えようと家を離れアーデンの森へと向かった。二人はアーデンの森の中で再び出会うことになったが、オーランドーは、男装したロザリンドが本人とはわからない。あげく男装のロザリンドはオーランドーの恋の告白の練習台の役割を担うことになる。やがてシーリアにも恋の予感が訪れ、羊飼いのシルヴィアスの片思いも巻き込んで、アーデンの森を舞台に数組の男女が恋の情熱に振り回されながら間違いと誤解を絡ませて繰り広げる恋愛喜劇。

概要
タイトル:『お気に召すまま』
原作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
上演台本・演出:倉田淳
日程・会場:2023年7月15日(土)~23日(日) ウエストエンドスタジオ ※上演時間100分予定・途中休憩なし。
出演
チームSilverberry
ロザリンド:関戸博一
シーリア:緒方和也
フレデリック公爵(シーリア父):藤原啓児
ル・ボー(宮廷人):伊藤清之
オーランドー:鈴木翔音
オリヴァー(長兄):大村浩司
アダム(従者):松本慎也
チャールズ(レスラー):船戸慎士
前公爵(ロザリンド父):船戸慎士
アミアンズ:山本芳樹
ジェイクイズ(旅人):藤原啓児
フィービー(羊飼い娘):伊藤清之
シルヴァイアス(羊飼い):松本慎也
コリン(羊飼い):藤原啓児

チームMagnolia
ロザリンド:松本慎也
シーリア:緒方和也
フレデリック公爵(シーリア父):藤原啓児
ル・ボー(宮廷人):伊藤清之
オーランドー:山本芳樹
オリヴァー(長兄):大村浩司
アダム(従者):鈴木翔音
チャールズ(レスラー):船戸慎士
前公爵(ロザリンド父):船戸慎士
アミアンズ:関戸博一
ジェイクイズ(旅人):藤原啓児
フィービー(羊飼い娘):伊藤清之
シルヴァイアス(羊飼い):鈴木翔音
コリン(羊飼い):藤原啓児

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