音楽劇「黒と白 -purgatorium- amoroso」開幕!決してゆずれない愛と想い。

本舞台は2020年2月に日本青年館で上演された音楽劇「黒と白 -purgatorium-」、2020年11月にヒューリックホール東京で上演された音楽劇「黒と白 -purgatorium- ad libitum」に続く、 シリーズ三作目の舞台、6月30日より開幕。
初演では「黒と白 -purgatorium-」と、ラテン語で“煉獄”を意味するタイトル名を使い、ここから続く第2弾では「黒と白 -purgatorium-」にサブタイトルをつけるようになる。「ad libitum」の意味はラテン語で「自由に、アドリブ」、そして今回の第3弾、「amoroso」とはポルトガル語で愛する、音楽用語では愛情に満ちた、愛情を込めた、甘やかな、という意味。
“七つの大罪”をモチーフにした作品、「黒と白」、ラテン語ではseptem peccata mortalia、英語ではseven deadly sins。キリスト教の、おもにカトリック教会における用語。ラテン語や英語での意味は「七つの死に至る罪」だが、罪そのものというより、人間を罪に導く可能性があると見做されてきた欲望や感情のことを指しており、この作品の天使たちの名前を見れば、『なるほど』と思えるはず。

ワイワイと。
おいおい。
若い天使。
マルートとハルート。

クールでスタイリッシュなオープニングのあと、天使たちの会話、天国でもなく、地獄でもないところ、煉獄。例によってワチャワチャとあーでもない、こーでもないという会話が始まる。人間だった頃の話をする天使たち、大往生を遂げた、アイドルだったetc.また、なぜか一発芸を披露する天使も(笑)。愛嬌もある、ちょっと親しみのわく天使たち。コラボメニューのクレープの宣伝も!そして、ハルート(縣 豪紀)の話題が。彼は罪を犯した、という。さらに人間と恋に落ちた、と話すミカエル(平井雄基)。ルシフェル(岩永徹也)は言う「世界中を敵に回しても譲れないものがある」と。
場面変わって、どこかの国、女性が美しい声で歌う、舞う。その様子をハルートとマルート(末原拓馬)が見つめている。綺麗な舞いを見せる若い女性、名前はテルシー(寺澤佑紀)、この国の王女。彼女をじっと見つめるハルート、彼らの姿は人間には見えない。しかし、テルシーは気がついていた、それが誰なのか、なんなのかはわからない。「この場所で踊っていると天に届いているような温かいものに見守られているよう…私を見守ってくれている、優しくて温かな誰か、あなたは誰?」と。見えていない、しかし、感じている、その気配を。驚くハルートとマルート。これが事の発端。マルートはハルートに並々ならぬ感情を抱いていた。「ハルートの全てが好き」とマルート。しかし、ハルートは王女・テルシーに心を奪われていた。もちろん、言葉も交わしたこともなく、会ったこともなく、それでもお互いの心がどこかで呼応する。純粋な気持ち。王女は国家のために政略結婚を受け入れようとしていた、みんなのために。いつもそばにいるメル(澤田真里愛)とエラト(瑠己也)は「一緒に逃げよう」というもテルシーは首を縦に振らない。そうすれば、国にどんな災いが起こるのか、わかっていたから。

切ない王女を見つめる二人。

後戻りはできない、ゆずれない愛。

この2人、ハルートとテルシーの顛末は…もうわかると思うが、その結末は、見方によっては幸せにも不幸にも捉えらえる。貫いた想い、ルシフェルの言葉「世界中を敵に回しても譲れないもの」が観客の脳内に響く。マルートの気持ち、ハルートはつぶやく「マルート、すまない…」。美しく純粋な心、絆、マルートの切ない想いが、心揺さぶり、ハルートのストレートな想いで胸が熱くなる。Aルート「原罪 -晦冥の羽根-」、その様子をルシフェルとミカエルが達観した表情で見守る。

クレープ対決!どっちのプレゼンが上手かったか、観客の拍手で決まる。

場面は一転して変わる、現代の日本、車がクラッシュする音、救急車のサイレン、「とうさん!」「かあさん!」と叫ぶ声。舞台上、警察。事件について話し合う刑事たち。「俺が殺した!」という男、大音量のロックが流れる。犯人は奇妙なことを口走る「私は天使です」と。さらに彼は「人は皆、強欲です」ともいう。世間に対しての反抗的な言葉。そして少しずつ、犯人である彼、そして彼と向き合う刑事の過去や生い立ちが彼らの口から語られる。Bルート「壊れた世界の果てに…」、その顛末も劇場で。

シンプルな舞台セット、音楽、そして俳優陣の演技、最初と最後に登場キャラクターの群舞。シリーズも定着、次回は、どんなテーマで天使たちが紡ぐのだろうか。

<音楽劇『黒と白 -purgatorium- amoroso』メインキャスト陣よりオフィシャルコメント>

【出演者】 ※以下敬称略
傲慢(ルシフェル):岩永徹也、奇跡 (ミカエル):平井雄基、色欲(アスモデウス):塩澤英真、嫉妬(レヴィアタン):須賀京介、強欲(マモン):五十嵐拓人、暴食(ベルゼブブ):石川竜太郎、寛容(ガブリエル):千葉瑞己、破滅(アバドン):吉田知央、幸福/災禍(マルート):末原拓馬(おぼんろ)、罪過(ハルート):縣 豪紀、矜持(カマエル):鷲尾修斗、寵愛(ハニエル):植田慎一郎、叡智(イオフィエル):鈴木翔音、夢想(ラミエル):鈴木遥太

――今作で自身が歌唱された主題歌の印象や魅力に感じた部分をお教えください。

『4tuneGear』(歌唱:岩永徹也×平井雄基×末原拓馬×縣 豪紀)

岩永:サビ前の『Show Time』の部分が、黒と白の世界に『招待』している感じがあって好きです!

平井:『4tuneGear』を歌唱させていただきました! すごくアップテンポな曲調です。僕達らしい歌詞も含まれています。一番好きなフレーズは「罪と罰の覚悟など済ませた
貴方以外欲しいものなどもう何もない」です。ここはAルートの世界観を感じられるからです!

末原:脚本をいただくよりも先に劇中歌に触れたのですが、愛に関する楽曲には違いないけれど、音としても言葉としてもとても強く攻撃的で禍々しくさえあるエネルギーを放っているのが意外で、印象的でした。レコーディングの際に「オペラのように荘厳に」というディレクションを繰り返しいただいたのを覚えています。まだ役のこともわからないタイミングでしたが、とにかく、深く強い感情とともにこの作品に携わることになるのだな、と覚悟を決めて挑みました。深い感情の中で迷子になって、だけれど立ち止まれはしない、そんな4人の天使の心の叫びだと思っています。

縣:僕はAルートのメインメンバーと歌わさせて頂いたのですが、とにかく皆さん声がいい!!! 囁くフレーズも聴いていておぉぉーって声出ました。この曲はタイトルにもあるようにギア、加速していくようなアップテンポな曲なので、聴いていて鼓舞するようなナンバーになってるなと感じました!!!

『Proof of guilt』(歌唱:五十嵐拓人×石川竜太郎×吉田知央×鷲尾修斗×鈴木翔音)

五十嵐:この楽曲は、聴いた時からリズムを刻みたくなるような、そんなアがる曲だと思いましたが、5人の食らいついて歌ってる感じがなおマッチしていて耳や、身体に残る曲だと思います! それぞれの歌い方や表現の個性が、個人的には魅力的な楽曲です。

石川:心を解放して自由に、楽しく歌わせていただきました! Bパートとストーリーがマッチしていて、聴くだけで体がソワソワしてくる、そんな印象です!

吉田:疾走感漂うロックな曲調に、個性豊かなメンバーの声や歌い方、全てのパートにご注目あれ! です。僕が特に好きなのはBメロで、レコーディングの際、とても自由に、楽しく歌わせてもらったのが印象的です。Bメロは特に自分が歌ってる事が多く、サビを際立たせる素敵なパートになっていますので、ぜひ耳を傾けてお聴きいただけると嬉しいです!

鷲尾:今回、Bルートの歌を担当したのですが、仮歌の時点でこんなカッコイイ曲、歌えるかなって心配が勝ちました(笑)。めっちゃカッコイイんですよね! 好きなのは歌始まりの英語の所です。英語ってカッコイイ(笑)。

鈴木翔音:メロディーの疾走感がとにかく痛快で好きです。あとはフレーズではないのですが、絶望や荒廃感のある所から、一筋の希望に向かって歩いていくという歌詞にも注目していただけたらと思います!

『大地と命の賛歌』(歌唱:塩澤英真×須賀京介×千葉瑞己×植田慎一郎×鈴木遥太)

塩澤:サビで繰り返される「Life is beautiful」という言葉がとても印象的で、素敵な言葉だなと思います。どんなときも、いつかはこの言葉のように感じられる日々を歩んでいきたいです。たくさん聴いていただきたいです。

須賀:サビ部分のフレーズのリフレインと伴奏の浮遊感が、この物語が繰り広げられる現実と夢の狭間の景色や空気感であったり、物語のテーマでもある「生きる意味」を思い起こさせてくれると思います。

千葉:穏やかでゆったりとしたメロディーの中に、優しくて力強い歌詞が乗り、Cルートを通して伝えたいメッセージをより強く伝えてくれる素敵な歌だなと思います!! 個人的に好きなところは、歌全体を通して、5人全員でハーモニーを繋いでいくところです!! みんなで紡いだ歌、ぜひたくさん聴いていただきたいです!!

植田:「Life is beautiful」です。誤魔化しのない、シンプルで力強い言葉。ただただ、真っ直ぐにこの歌を観て聴いてほしいです。

鈴木遥太:サビのリフレインがすごく印象に残っています。同じフレーズですが、一つ一つ気持ちを込めて歌ったので、お客様にも伝わっていれば嬉しいです。Cルートは「命」をテーマに扱ったパートなので、この曲が作品をもっと深めてくれる材料になることを願っています。

――舞台への意気込み、そしてファンへメッセージをお願いします。

岩永:今回は愛のお話です。相手のことを想っているからこそのたくさんの人間の感情が出てきます。ぜひ大切な人と観て欲しいです。

平井:日本青年館ホールから始まったこの作品も、今回で3幕目となりました! そして今作も新しい天使達が沢山出てくるので僕自身もう一度初心に帰り、ミカエルの思いや目的をより深く、明確にして皆様に楽しんでいただけるように生きていきます。
改めまして、奇跡、ミカエル役を演じます、平井雄基です。今回は新しく人間界へ共に同行することになった天使たちと織りなす物語になります。そのため、今まで物語をお届けしてきた天使たちとはまた違った雰囲気で、新しい形の天使達の時間を味わっていただけると思います。そして私はAルートを担当しますが、B・Cルート共に、全員で全力で紡いでいきますので、今回の物語が皆様の思い出の1つになれたら幸いです。よろしくお願いします。

塩澤:今回もアスモデウスを演じさせていただけることに、感謝と喜びを感じています。皆さんが作品を応援し、愛を下さっているおかげです。本当にありがとうございます! 今の僕に出せる全ての力で、最後の最後まで挑んでいきたいと思います。そして、観てくださった皆さんに「楽しかった」「観て良かった」と思っていただけたら幸せです。作品の世界観を大切に、今のメンバーで、今だからできる奇跡の瞬間を期待していてほしいです。応援してくださる皆さんへの感謝の気持ちを忘れることなく、『黒と白 -purgatorium- amoroso』でのかけがえのない毎日で得られる経験のすべてを僕の糧に、そして皆さんの日々のチカラとなれるように頑張ります! 応援よろしくお願いします! いつも一緒に夢を見てくださる皆さん、本当にありがとうございます!

須賀:今回でシリーズ3作目になりますが、既存の天使達にも新たな天使達にも、いつまでも新鮮味を忘れずに、皆様に物語をお届けできればと思います。普段はただの人間ではありますが、此処では何度も人生を全うした天使として、今ではない未来を生きる皆様に、どうか生きることの素晴らしさや美しさを感じてもらいたいですね。

五十嵐:強欲・マモンとして、振付師として、欲張ってお客さんの驚く顔や楽しそうな顔、満足感のある顔を獲得できるよう頑張らさせていただきます! 各ルートにそれぞれメインとなる登場人物がおります。登場人物もその分、多いため、きっと深く感情移入できる人物がいると思います。グッと入り込んで、楽しんで、何かを感じていただけますよう一同で奮闘しますので、よろしくお願いします。

石川:ついに3幕まで来ました! でもきっと、これはまだ夢の途中です。愛のある美しき世界をお楽しみに! そして、全ての楽曲の歌詞がストーリーに関わってくる感情や情景だったりするので、これからご観劇いただく方はそんな想像を、観終えた方は、この曲を聴いて、色々なシーンを思い出していただけたら嬉しいです!

千葉:新たな天使が加わり、これまでとはまた違ったプルガトリウムをお見せ出来ると思います!! ますますパワーアップした『黒と白 -purgatorium- amoroso』をどうぞお楽しみに!! 私たち天使一同も、皆さんにお会い出来るのがとっても楽しみです!! この舞台は1幕、2幕と続き、これで3幕目になります!! この作品がここまで続いてこれたのは、ひとえに応援してくださった、そして楽しみにしてくださった皆さんのお陰です!! 本当にありがとうございます!! プルガトリウムでの束の間の一時が、どうか素敵な想い出になりますように!!

吉田:1幕からお馴染みのメンバー、そして新しく登場する天使に負けずに、“期待の大型新人”の名に恥じぬよう、アバドンとして爪痕を残して行きたいなと気合いを入れております。新たなキャストも加わりさらにパワーアップした音楽劇『黒と白 -purgatorium- amoroso』。目が離せないような世界をお届けしたいと思います。よろしくお願いします!

末原:天使という人間ならざるものを通してこそ、より人間のことを語れるのだなあ、と思っています。 自分のバランス感覚も失うほど脇目も振らずに誰かを愛することが、果たして愚かなことかどうか、間違っているのか、神様はそういう者を不幸にしてしまうのかどうか、マルートという役を通して僕自身が知りたいと思ってます。
改めまして、今回から初めて参加させていただきます末原拓馬と申します。劇中のすべての天使がそうであるように、僕らみんな、「果たすべき使命」と、「どうしてもやりたいこと」の狭間で葛藤しながら毎日を生きています。考えても悩んでも、なにをどうすることが正しいのかなんて、結局よくわからないこの世界で、では、どう生きたらいいのだろう、そんなことを考えるきっかけになればな、などと大それたこと考えながらに日々の稽古に挑んでいます。もしもご覧いただけるのでしたら、どうか、この作品があなたの毎日にとって、ほんのすこしでも意味のあるものとなれたらと願ってしまうのです。たくさんのスタッフやキャストに助けられながら、舞台上にあがれるいち俳優に過ぎませんが、自分にできることを精一杯やれたらと思っています。

縣:今回、Aルートでは重要な役割をいただき、ハルートとしては天使の葛藤、愛の形とは……? 僕個人としては、ストーリー全体のなかで、相方であるマルートとの関係性をすごく考えました。稽古場から今回初共演となるマルート役の末原さんとは話し合いを重ね、今ではそばにいる安心感もあり、ステージ上ではマルートにしか見えなくなってきました。Aルートだけでなく、Cルートでも2人の関係性がさらに出せるシーンもあるので、特殊なキャラクターであるハルート、マルートをどのシーンでも目で追っていただけるような、最高な物語をお見せしたいと思います。
改めまして、罪過・ハルート役を演じさせていただく縣豪紀と申します。今回から参加させていただくのですが、ハルートは新参者ではなく、古参な役ですので、昔からいるメンバーとしてそこに立ち、相方のマルートとの関係性を全面的に出したいと思います。全体のビジュアルもとてもすごいですが、「黒と白の深みが増した」と思っていただけるような内容、演出にもなっておりますので、お時間許す限り、その世界観をご堪能いただけたらと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

鷲尾:今回、初めて『黒と白 -purgatorium- amoroso』に参加させていただきました! 天使とか転生は、自分としては好きなジャンルなので、稽古初日から楽しみながらやってました! それがみなさんにちゃんと劇場で見せられればと思います! 新キャストが加わった世界観をぜひぜひお楽しみください! コロナ禍での自分のスローガンである『絶対来てとは言えないけど、来たら絶対後悔はさせない』を胸に頑張ります!!

植田:シリーズ3作品目からの出演、たくさんの方が愛し、たくさんの方に愛されている作品。寵愛という名を担うからには、皆様に負けない程の「愛」をこの作品に捧げます。ちょー愛して下さい。さすれば“寵愛”に愛されるはずです。

鈴木翔音:今回から新しい白天使として参加になりますので、まずは皆様に愛していただけるように。そして、僕達が紡ぐ物語、その想いがたくさんの人に届けば嬉しいです! A、B、C、それぞれ全く違う世界、違う人々の人生の物語。それを見守る天使達。ひとつひとつを味わい深く、エンターテインメントとしても面白い物にしていきたいと思っています! 『黒と白 -purgatorium- amoroso』の世界を存分に堪能してください!

鈴木遥太:今回で3作品目となる音楽劇『黒と白 -purgatorium- amoroso』。多くの方に愛されているこの作品に、新しい白天使ラミエルとして出演できることを本当に嬉しく感じています。新キャストとして新しい風を吹かせられるように頑張ります。座組一同、皆様にこの作品をお届けするために一丸となり、毎日稽古をしてきました。舞台の良さは、劇場で皆様に生の作品をお届けできることだと思っています。一公演一公演を大切に、熱量を持って、観に来てくださった方に、何か一つでも多くのものを持ち帰っていただけるよう頑張って参ります! どうぞよろしくお願いいたします。

<作品について>
あるとき創造主は、不完全な世界(人)を壊して、作り直すことを決める。
その決定に異を唱えた天使たちは、『黒』の烙印を押され、
翼を奪われて不完全な世界(人)に堕とされるのだった。
「世界(人)を見捨て天に帰ろう」と『白』の天使たちは、かつての友や兄弟を誘う。
しかし『黒』の天使たちは、人としての生を何度も繰り返しながら、首を振り続けるのだった。
不完全なものだからこそ、世界(人)はこんなに美しいのだ、と。

これは、ここではないどこかで繰り広げられる、世界(人)と、黒と、白の物語。

黒と白の間で、人の子は今日も踊る。

<「黒と白」について>
創造主に見放された世界(人)は、滅びるべきか、否なのか。
審判を下すために、人として転生しながら生き続ける黒天使たちと、それを見守り続ける白天使たち。
本作は、七つの大罪になぞらえた時代も場所も背景も異なる3つの人生の物語に、
それぞれの劇中歌を添えて、オムニバス形式でお届けする音楽劇。

<2020年2月初演レポ>
https://theatertainment.jp/japanese-play/49977/

<2020年11月レポ>
https://theatertainment.jp/japanese-play/68300/

<概要>
日程・会場:2021年6月30日~7月4日 東京ドームシティ シアターG ロッソ
※A、B、C の三つの物語が存在し、公演ごとに組み合わせが異なるが、全公演で全出演者が登場。
Aルート「原罪 -晦冥の羽根-」…傲慢、奇跡、幸福(災禍)、罪過
Bルート「壊れた世界の果てに…」…強欲、暴食、破滅、矜持、叡智
Cルート「僕が生きる意味」…色欲、嫉妬、寛容、寵愛、夢想

[Aルート「原罪 -晦冥の羽根-」 概略] 傲慢×奇跡×幸福(災禍)×罪過
君といたい。だから僕は、幸せな罪を背負って黒く染まるのだ。 人間との純愛で黒に堕ちた天使。 彼への狂愛で黒を望んだ天使。 原罪とは、愛してならないものを愛したこと。 ――これは、黒と白の天使たちの物語。
※B、Cは人間(に転生した天使たち)の話。
[Bルート「壊れた世界の果てに…」] 強欲×暴食×破滅×矜持×叡智
[Cルート「僕が生きる意味」] 色欲×嫉妬×寛容×寵愛×夢想

【出演】
傲慢(ルシフェル):岩永徹也 奇跡 (ミカエル):平井雄基 色欲(アスモデウス):塩澤英真
嫉妬(レヴィアタン):須賀京介 強欲(マモン):五十嵐拓人 暴食(ベルゼブブ):石川竜太郎 寛容(ガブリエル):千葉瑞己 破滅(アバドン):吉田知央 幸福/災禍(マルート):末原拓馬(おぼんろ) 罪過(ハルート):縣 豪紀 矜持(カマエル):鷲尾修斗 寵愛(ハニエル):植田慎一郎 叡智(イオフィエル):鈴木翔音 夢想(ラミエル):鈴木遥太テルシー:寺澤佑紀 メル:澤田真里愛 エラト:瑠己也
【スタッフ】
脚本・演出:田中彪(T-gene) 企画・原案・脚本:山田一朗 キャラクターイラスト:夏生 楽曲提供:ZIZZ STUDIO 衣装:西田さゆり ヘアメイク:西村裕司(earch)

[音楽劇「黒と白 -purgatorium-」世界観]
あるとき創造主は、不完全な世界(人)を壊して、作り直すことを決める。 その決定に異を唱えた天使たちは、『黒』の烙印を押され、翼を奪われて不完全な世界(人) に堕とされるのだった。 「世界(人)を見捨て天に帰ろう」と『白』の天使たちは、かつての友や兄弟を誘う。 しかし『黒』の天使たちは、人としての生を何度も繰り返しながら、首を振り続けるのだった。 不完全なものだからこそ、世界(人)はこんなに美しいのだ、と。
これは、ここではないどこかで繰り広げられる、世界(人)と、黒と、白の物語。
黒と白の間で、人の子は今日も踊る。

<公式サイト> https://www.kuro-shiro.com/
<公式ツイッター> https://twitter.com/kuroshiro_2020 @kuroshiro_2020

(C) KSPA 製作委員会