主演: 安田顕(TEAM NACS )ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~ 2020年夏上演!

ーーTEAM NACS の安田顕が Bunkamura シアターコクーンで初主演! LGBT を正面から扱った伝説の傑作舞台を、新訳と白井晃の新演出で来夏上演ーー

<作品について>
1968年オフ・ブロードウェイで初演され、1000回を超える公演を重ねたワンシチュエーションの傑作会話劇。 70年には舞台版と同じキャストによってウイリアム・フリードキン監督が映画化。ハリウッド作品としては初めて 同性愛者を真正面から描いた作品と言われる。日本国内では故・青井陽治氏の翻訳・演出で83年に初演され、 様々な俳優陣によって上演されている。
初演から50年を経た2018年、オフ・ブロードウエイではなくオン・ブロードウエイで、全員が LGBT であることを 公言しているキャストたちにより4月から8月にかけて期間限定の上演が行われた。出演したのは、人気ハリウッ ド スターやブロードウェイのスターの9人。
主役のマイケルには、『ビッグ・バン・セオリー』のム・パーソンズ、ハロルドには映画『スター・トレック』シリーズの Mr.スポック役でお馴染みのザッカリー・クイント。他にマット・ボマー(『ホワイトカラー』)、アンドルー・レイノルズ (『ガールズ/GIRLS』)、チャーリー・カーバ―(『デスパレートな妻たち』)、ロビン・デ・ジーザス(ミュージカル『ウィ キッド』)、ブライアン・ハッチソン(ミュージカル『マン&ボーイ』)、マイケル・ベンジャミン・ワシントン(『アンブレイカ ブル・キミー・シュミット』)、タック・ワトキンス(『デスパレートな妻たち』)といった錚々たるキャストが結集した。
15週間の限定上演にもかかわらず、連日スーザン・サランドンやジェシカ・ラングなどのハリウッドスターが観劇 に来場、三大ネットワークのトークショー番組ではキャストたちが連日出演するなど、大変な話題となった。
翌19年には、米国の主要な演劇賞である第73回トニー賞において、「ノーマーク」とされながら演劇リバイバ ル作品賞を見事受賞。原作のマート・クローリーがトロフィーを手に、この50余年の LGBT を取り巻く環境の変化 に涙しながらスピーチを行った。

<あらすじ>
真夏のニューヨーク。アッパー・イーストサイドにあるマイケルのアパートでは、ゲイ仲間のハロルドの誕生日を 祝う準備が進められていた。次第に仲間たちが集まりパーティーが始まろうとしている時、マイケルの大学時代 の友人、アランがやってくる。唯一のストレートであるアランの存在はマイケルたちの感情に変化をもたらし、 雰囲気が徐々に険悪になりつつある中、パーティーの主役であるハロルドが現れる。パーティーは更に荒れ、 マイケルは強引に「告白ゲーム」を始める。それは、心から愛している、または愛していたと思う相手に電話を かけ、直接「愛している」と告げると言うものだった。これをきっかけに、それぞれの過去や本音が暴露されていく。
果たして、それぞれは誰に電話をかけ、どんな告白をするのか。そして、マイケルにゲイであることを隠してい ると責められるアランは一体誰に告白の電話をかけるのか。
やがてパーティーの宴が終わったあと、男たちはどこへ向かうのか……。

<演出:白井晃コメント>
1968年に初演されセンセーショナルを巻き起こした『The Boys in the Band』をこれ以上無いキャストのみなさんと日本でリクリエーション出来ることを大変光栄に思っています。トニー賞でリバイバル作品賞を受賞したばかりの作品ですが、 初演から50年が経って社会が性的マイノリティに対して、どれだけ変化したかを考える意味でも重要な作品になると思 います。米国に比べてまだまだ日本においてはこの問題は根が深く、あらゆるマイノリティと社会との関係を考える意味 でも、今まさに必要な作品だと思います。出演者のみなさんと様々な議論をして、この作品を日本で再上演する意味を
考えながら創作したいと思います。
演出 白井晃

<安田顕 :コメント>
いい意味で難しく、やりがいのある作品に挑戦できること。 初めての白井さん演出。初めてご一緒するキャスト。再び共演するキャスト。 そしてシアターコクーンの舞台で主演を演じさせていただくことなど、すべてに感謝申し上げます。 良い本番を迎えられるよう、新鮮に稽古に取り組みます。
是非ご覧ください。

『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』
原作:マート・クローリー
演出:白井晃
出演:安田顕 ほか
日程・会場:
東京公演:シアターコクーン 2020年7月上演予定
ほか 仙台、札幌、大阪にて公演予定
公式サイト:https://www.bib-stage.jp
企画・制作:ミックスゾーン